注意!

 

テイルズ オブ ジ アビス 真白しろ未来あした[上]

エンターブレイン/ファミ通文庫/矢島さら

 ファミ通文庫小説版の外伝。上下巻予定の上巻。

 

 本編ノベライズのあとがきで予告されていたところでは、外伝は「ジェイドとネビリム」の話、「イオンレプリカたち」の話、「ナタリアとラルゴ」の話、あと一つは意外な人物の話ということでしたが、それはどうやら「ガイと、セシル将軍」の話だったみたいですね。……意外かな?

 ジェイドの話は更に二つ、子供時代と現代とに分かれているようで、この上巻には子供時代のジェイドの話と、そしてガイの話が収録されています。

 要は、本編ノベライズに収まりきれなかったゲームのサブイベントのノベライズで、ラストダンジョンたるエルドラントで、仲間たちそれぞれが自分の過去を回想していくという形になっているみたいです。

 

 とりあえず、最初の感想。

 ……ガイ兄さんっ……!(震笑)

 いや。ファミ通文庫小説版のガイは、なんか挿絵運が悪くて、本編ノベライズの方ではカースロット発動時のホラー(と言うか、ギャグと言うか)な顔でしか挿絵に出られなかったのですが。

 今回はカバーイラストに普通の顔で描かれてて良かったね、と思いきや。本文挿絵では、やっぱ、青ざめ斜線が入って目が死んでるぽい微妙な顔でしか出演できてませんでした…。

 ぶはははは!

 ガイ兄さんの薄幸伝説はこれからも続いていくに違いありません。温かく見守っていきたいと思います。

 

 今回は、中嶋さんのキラキラしい絵にあまり違和感を感じなかったです。

 ガイやジェイドは、私の中では耽美化されてても問題ないキャラクターなんだなーと思いました。




内容の感想。

『ジェイド・バルフォア』

 オリジナル話で面白く、興味深かったです。ジェイドとサフィールの関係ってもっと痛々しいものかと思ってたんですが、デコボコではありつつも、ちゃんと「トモダチ」してるじゃん。厄介ごと全てをサフィールに押し付けるジェイドはひどいですが、なんだかんだでそれを乗り越える能力とバイタリティのあるサフィール。いいコンビだ。

 しかし、いくらジェイドが好きだからって、妹のネフリー(五歳)の世話をジェイドが見ようとすると、嫉妬してさり気に妨害するのはキモかった(笑)。もう塾に行く時に迎えに来なくていいと断ったら、「わ、わかったぞ! 今度からジェイドが僕を迎えに来てくれるんだ。うれしいなあ」と笑い出すし。ひぃい。(^^;)

 不思議だ、と思ったのは、初対面でピオニーがジェイドに抜け道の地下道を掘れと脅すこと。……普通、どんなに脅しても子供一人にそんなこと出来ません。ジェイドがそれを短期間でホントにやっちゃう異常さは置いといて、それを命じる(発想する)ピオニーが一番謎だと思いました。

 また、成人をとうに過ぎてもまだケテルブルクに軟禁されてたことになってましたが、ピオニー皇帝は「子供の頃」ケテルブルクの屋敷に軟禁されていたとゲームでは語られてたので、ちょっと違和感を感じました。(成人する前にケテルブルクを出て行ったんだと思ってました。)…即位する直前まで軟禁されてたのだろーか。もしそうなら、三十路過ぎるまで軟禁されていて、しかし短時間であれだけの善政を布いてカリスマ的人気を得た訳で、凄すぎる人です。

追記。これに関しては、後に発売された漫画版外伝3で情報が明かされました。ピオニーは二十代前半頃までケテルブルクに軟禁されており、兄姉たちが全員死んだ後でグランコクマに呼び戻され、皇帝になるための勉強をしながら皇太子として数年を過ごしたようです。

 

 気になったこと。ネビリムのレプリカを作ったら、ジェイドたちと一言も交わさず、(原作のようにイキナリ人を殺すこともなく、)生まれた直後に逃げてっちゃいました。

 しかしゲーム通りなら、後に再会した時にレプリカネビリムはジェイドとサフィールのことを知っているはず。…つまり、レプリカネビリムにはオリジナルの記憶が継承されてるってこと??

 

 この小説版では、ルークがエルドラントで地核に消えた時点で、ジェイドはまだレプリカネビリムと再会していないことになっています。ということは、下巻に収録されるのだろうレプリカネビリムとの戦いは、エルドラント後〜エンディングくらいの時期になるのでしょうか。どんなパーティ編成で戦うのか。もしかして戦わないのか。色々気になります。

 

 あと、ジェイドが地核に消えるルークに付いて

(これが最後か――)
 ノエルの待つアルビオールへと戻り始めながら、しかしジェイドは微かに首を振る。
(いや、そうではない……は……)

と独白していたので、おや、と思いました。

 本編ノベライズの方は、アッシュ死亡ルーク帰還の前提で物語を語っていたっぽく感じましたが…。これは、やはり「ルークは帰ってくる」という意味で書かれた文なのか。それとも……?

 もしかして、本編ノベライズでは全く取り扱わなかった大爆発ビッグ・バン設定を外伝(下巻収録予定のジェイド編)で扱うということなのでしょうか。もしもそうなら、作者さんにどんな心境の変化があったんだろう…。

追記。この小説から八ヶ月ほど後に発売されたゲーム『テイルズ オブ ファンダム2』に収録されたジェイドの外伝にて、ジェイド・サフィール・ピオニーの幼少時代のエピソードが、台詞回しまでほぼそのままで使われていました。(シナリオは、原作ゲームのメインシナリオライターの実弥島女史)

元々、この小説に実弥島さんの協力があることは小説のあとがきに書かれていましたが、あくまであとがきに私信として載っているに過ぎず、「メインシナリオライター監修」などと公式に宣伝されたり、カバーに監修者として名前が出たりはしていなかったのですが。

ともあれ、この外伝小説が、公式に限りなく近いことは間違いなくなったようです。



『ガイラルディア・ガラン・ガルディオス』

 サブイベント「セシルとフリングス」に戦争イベントを足したノベライズ。

 視点が、ガイとジョゼットでサンドイッチ式に切り替わっていて、フラフラしている印象があり、今ひとつまとまりが悪い感じがしました。

 ぶっちゃけ、ガイ視点いらない。エルドラントで屋敷のレプリカを見るシーンとか、いらんと思いました。話が逸れるよぅ〜。

 …んー。例えば、ガイがジョゼットから彼女の想いの綴られた手紙をもらって読むとか、(この案はベタですが)なんかそーゆー、視点の核になるものが欲しかったです。読んでて落ち着かなかった。

 

 その他、細かいこと。

「惑星譜術」に「プラネットスコア」のルビが振られていたのは、流石にオイオイと思っちゃいました。(^_^;) 作者さんが疲れてらしたんだろーなぁ。んで、造語だから校正さんには間違ってても分からない、と。

 ガイの父上の名前が「シグムント」になってましたが、「ジグムント」だった気が。一度しか名前が出ないので、気になりました。

 クリムゾン・ヘアツォーク・フォン・ファブレ公爵と書いてあると、なんだか「クリムゾン・フォン・ファブレ公爵公爵」と書かれているよーな気がして気になります(苦笑)。

*「ヘアツォーク」が、公爵を表すドイツ語「ヘルツォーク」を思わせるから。

 

 ジョゼット・セシルの母(ガイの叔母)の名前はジャクリーヌと言うんですね。ジョゼットの父はファブレ公爵の部下で婿養子だったとか、色々分かって面白かったです。

 



 

テイルズ オブ ジ アビス 真白しろ未来あした[下]

エンターブレイン/ファミ通文庫/矢島さら

 ファミ通文庫小説版の外伝。上下巻予定の下巻です。

 とりあえず、本文を読む前にあとがきを読む。……ん?

今回入らなかったジェイドのお話も機会があればまた書きたいと思っています。

 えええ!? 慌てて本文を見ると、ラストに「エピローグ ジェイド・カーティス」という章があるものの、四ページ分くらいしかない…。

 ……落ちた? はっ。そういえば、十二月発売の文庫なのに、あとがきの日付が十二月だ…。

 がーんがーんがーん…。ジェイドの話楽しみにしてたのにぃ。

 とりあえず数ページのみのエピローグからでも、ぼんやり話が見えはするのですが。…レプリカネビリムと戦ったのは、ラスボス戦前、ルークが生きてた時なんですね。そんで大爆発ビッグ・バン設定は……扱う気だったのかどうか微妙、というか、扱うつもりが無かったっぽい。

「帰りましょう。夜の渓谷は危険です」
 ふたたび声をかけると、ようやく仲間たちは踵を返し始めた。
 が姿を現したのはそのときだった。
 セレニアの群生の中を歩いて来た人影シルエットをひと目見るなり、ジェイドはその場に立ち尽くす。
 ティアが、そして仲間たちが遅い帰還を果たした人影に寄り添ってゆく。
(……背中を押しに来てくれた訳ですね――)
 これでようやく動き出すことができる。
 もう二度と恐ろしい後悔の種を播いてはならないのだ。
 ジェイドは、の行く末を見守る責任からだけは逃げまいと自分に固く誓った。

 ……どうも、この作家さん的には、ラストで帰ってきた『彼』は、ルーク…か、むしろルーク寄り人格の赤毛融合体、とでも考えているっぽい。だって「の行く末を見守る責任からだけは逃げまい」ってことは、文脈的に、帰ってきた『彼』がレプリカかレプリカの進化体ってことになりますから。「アッシュ」という可能性は全く匂わせていない書き方です。

 

 まあそれはともかく。今巻は、個人的に前巻よりも面白かったです。オリジナル要素がとても強かったですし。



『ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア』

 外伝二冊に収められた四つの話の中で一番好きな話。バダック(ラルゴ)が好きになりました! オリジナルキャラのキーリー医師もいい感じでしたね。

 ただ、バダックと(キーリーの患者の)シルヴィアの交際・結婚を、キーリー医師が積極的に、かなり強く押しておきながら、押されてついにバダックがシルヴィアと結婚したら、その祝宴の直後に路地に引きこんで

「医者として忠告するぞ。子供は無理だ――出産はシルヴィアにとって命と引き換えになるだろう。わかったな?」

って言うのは…。なにそれ。何かのハメか。キーリーは鬼かと思いました。そんなこと結婚前に忠告するべきでしょう。なんだか陥れられてるよバダック。

 そして、忠告を受け入れて子供は作らないと誓いながら、殆ど間を置かずにまんまと「当たってしまった」バダック。避妊して下さい(笑)。

 

 気になった点が二つ。

 ひとつ。譜業写真機(カメラ)が少なくとも数十年前から一般に普及していて、現在は写真はデータ化して音譜盤フォンディスクに収めるのが普通ってことになってます。…現代日本の水準と同じくらいな感じ。

 …じゃあ、ゲーム中でパーティーメンバーの誰も写真撮らないし見せないし、珍しいものであるかのように「写真」と言うものが殆ど物語中に出てこなかったのは、単にパーティーメンバー全員がたまたま写真に興味のない連中だったからなのか。

 もう一つ。

 ナタリアと王女のすり替えは、実は組織的に行われていた。これは原作のメインシナリオライターさんに聞いた設定……。

 そうなのか…。

 どこまでシナリオライターさんが語った設定に沿っているかは分かりませんが、小説では、王女すり替えは「秘預言クローズドスコアで定められていた」ことで、「ダアトから公式に派遣された男二人が、乳母を脅して実行した」ことになってました。

 実を言えば個人的に、ナタリアはオールドラントの歴史にとって非常に重要な人物ではないかと考えていました。つまり、ユリアの預言で語られていた、マルクト衰退後のキムラスカの数十年間の未曾有の大繁栄。これをもたらしたのは女王となったナタリアなんじゃないかと思ってたのです。時期的に丁度合いますし、ゲーム中で、ナタリアが王女になることは預言で定められていて、バダックとシルヴィアの夫婦に預言士スコアラーが、あなたたちに必ず子は授かる、いや、必ず産まねばならぬと言ったとも語られていましたので。ナタリアは「王女にならなければならない」存在だったんじゃないかなぁ、と。

 ユリアが詠んだ本来の歴史では、愛する婚約者の『聖なる焔の光』を失った後、ナタリアが頑張ってキムラスカを大繁栄させて、けれど数十年後に彼女が死ぬと同時に崩壊が始まり、ついには世界が障気で滅亡…ってことだったのではないかなーとか勝手に妄想してみたり。ナタリアこそ真の英雄だったのです。なんちて。

 

 なので、この小説でナタリアがすり替えられることが秘預言に詠まれていて、その為にダアトが暗躍してそれを実行したことになってたのは納得できる感じではあったんですが、一方で「変だ」とも思いました。

 何故って、それでは大詠師モースがナタリアが偽姫だと告発して処刑しようとしたゲーム本編の流れに繋がらなくなってしまうと思うからです。

 

 小説では、王女すり替えの指示をしたのはモースってことになってます。モース旗下の神託の盾オラクル騎士団情報部に所属する二人の男、イエール謡長とカブスが実行犯として選ばれた。モースは最初から天涯孤独な情報員を探していて、その後、「不幸なことに」カブスの一族郎党が強盗に殺されて天涯孤独に。彼自身も任務実行後に殺害されたらしい。イエールは、口封じに大金もらったらしい。

 ゲーム本編でモースが「私はかねてより、敬虔な信者から悲痛な懺悔を受けていた。曰く、その男は、王妃のお側役と自分の間に生まれた女児を、恐れ多くも王女殿下と摩り替えたというのだ」と言いますが、あとがきも含めて読み取るに、その「懺悔した男」ってのがイエールで、姫すり替えの証人であるイエールは、それを実行した時点で、いつかモースに使われる「切り札」になったのだ、ということらしい…ですが…。

 ???

 教団がモースの指示で組織的にキムラスカの王女をすり替えていた。その生き証人であるイエールが、どうしてモースにとっての切り札になりえるのか?

 変だと私は思うんですが…。

 かえってマズイじゃないですか。教団がそんな罪を犯したことがキムラスカにバレちゃったら。預言に詠まれてたんだから知られたところで怖くないというなら、切り札にもなりません。このことを知っている乳母も生かして放置してましたし、だったらカブスをわざわざ天涯孤独にした上で殺す必要もないと思うのですが。なにこの半端な対応。

 と言いますか、将来ナタリアがモースの敵になるなんて預言にも詠まれてないはずなのに、どうして、いわばナタリアの弱点を掴むことが切り札なのか。…将来的にモースはこのネタで女王になったナタリアを脅して、言いなりに動かすつもりだったんでしょうか?

 

 そもそも、ナタリアのすり替えがモースの指示で行われたことなら、モースが自らそれをバラしてナタリアを処刑しようとしたのは何だったのか? 預言には入れ替えのことしか詠まれていなかったから、すり替えた後はもう殺しても問題ないってことだったのか?

 

 ゲームでモースが言う、すり替えを懺悔した男って言うのは、単純にラルゴのことだと私は思ってたのですが…。だって「王妃のお側役と自分の間に生まれた女児を、恐れ多くも王女殿下と摩り替えた」って言ってるじゃん。ラルゴ自身がすり替えたんじゃないけど、娘をすり替えられた苦しみを口にしたことがあって、それを適当に誤魔化してそう言ったんだと思ってました。…いやうんゲームと小説は設定が違うってだけですね。

 

 あと、死産だった王女の死体を埋めたのはカブス一人で、どこに埋めたか少なくとも乳母は知らないのに、原作ゲームでは「乳母が言った場所を掘り起こしたら骨が出た」と語られてるので、ゲームから見ると辻褄合ってないっす。

 

 それから。原作で語られてた、娘がすりかえられたことを知ったバダックが城に押しかけ、衛兵と揉み合いになって殺してしまい、バチカルを離れざるを得なくなったというくだりが、丸々語られてないのが不思議でしたし、ガッカリでした。

 子供が出来てバダックが大はしゃぎして、家を増築するだのなんだの騒いでたというくだりなんかも。余さず小説に入れてくれてたら嬉しかったです。ページ足りなかったのかなぁ…。

 

 この小説では乳母にマギーという名がつけられ、シルヴィアは心臓に疾患がある女官ってことになっていますが、これは原作で細かく定められていなかったため、作家さんが独自に作った設定だそうです。



『イオン』

 イオンレプリカたちの話。中心になっているのはシンクとレプリカの導師イオンのエピソードで、それをフローリアンのエピソードが挟み、アニスとアリエッタが彩りを添えています。

 フローリアンの内面というのは、原作ではほぼ分からないのですが、それが色々語られていて面白かった。

 ……ちょっと怖かったです。火山に廃棄されて消滅した三人のイオンレプリカを指して、(あれはみんな名前がなかったな。だから消えたのかな……)と思うところとか。

 でも、アニスに名付けてもらって名前を呼ばれて、(なんでだろう。名前を呼ばれると、僕は僕になる――)と思うところは、感動的でした。

 

 シンクは、レプリカ編で秘奥義を使うとカットインで上着が破れて、露になった胸に緑の紋様が描かれているのが見えます。この紋様に関して、多分公式には何も設定は出てないと思うのですが(出てるのなら済みません)、プレイヤーの間では、あれは能力強化のために描かれた譜陣なんだ、という説がありました。

 この小説ではその説の通り、あの紋様は譜力を高めるための譜陣で、描いたのはヴァンだということになってました。おお。

 それはそうと、シンクの服の両肩にある丸い留め金のようなものが、例の上着が破れるカットインでは肩の位置から動かずそのままあるので、あれは肉体に埋め込まれた音機関で、肉体強化のためのものだ、という説もあるんですが。こっちはどうなんでしょう?(笑)

 

 オリジナルイオンはダアト式譜術(魔法格闘技)の使い手だったので、てっきり病気になるまでは譜術も体技も得意だったんだと思ってたんですが、この小説では「もともとご病気がち」だと語られていて、オリジナルイオンはシンクのように敏捷ではないと語られていたので、意外でした。

 

 イオンの内面も色々と語られていました。つくづく聖人だ…。

 それはそうと、ファミ通攻略本に書かれている通り、イオンはアニスがスパイだということをずっと知ってて黙ってた…というのは、もう確定の公式設定なんですかね…。ゲーム中にはそれと分かる描写はないのになぁ。現実に大きな被害を出しているアニスのスパイ活動を知りながら放置し、平気で重要な話に参加させて連れ回していたなんて…イオンがそんな大馬鹿者だったなんて、思いたくなかったのに。

追記。数ヵ月後に発売された『キャラクターエピソードバイブル』にて、どうしてイオンはアニスがスパイだと知りながら黙っていたかの心境が明かされていました。

 ティアを自分の意志で救ったことを誇りに思い、それが自分の生まれた意味だと思って、幸せを感じながら死んでいった、か…。イオンの見つけた答えはルークと近いようでいて、やっぱ違う感じがしました。

 

 それはそうと、シンクの最後の戦いのシーン。仮面を被って戦って、彼が消えた後には仮面だけが残ってたと語られますが、ゲームだとレプリカ編ではシンクは仮面着けてないよね。

 

 なにはともあれ、面白かったです。フローリアンは幸せになるといいですね。

 



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