オールドラント簡易年表(過去)

「BD」は創世暦の略。

出来事 年齢 備考
BD2550
  • 記憶粒子セルパーティクルが発見される。


BD2618
  • セフィロト戦争勃発。
    記憶粒子が強く吹き出す十箇所のフォンスロット(セフィロト)を巡って各国が争奪戦開始。

この頃、世界には六つの大国と、その属国である複数の小国があった。
主な国はイスパニア国、フランク国、ケテル国、ホド国等。
BD2624
  • セフィロト戦争終結。十箇所のセフィロトを十の強国が一つずつ所有することになった。

セフィロト戦争は六年間続いた。
BD2677
  • サザンクロス博士が、プラネットストーム構想を打ち立てる


BD2682
  • 各国同意のもと、プラネットストームの発生が実現化された。
    アブソーブゲートを所有するケテル国の協力により、ホド国が作業を行った。

プラネットストーム構想から五年後。
BD2693
  • ユリア・ジュエ誕生
ユリア0歳 ユリアは都市国家ホドに産まれた。
稀代の天才譜術士であり、サザンクロス博士に師事して、譜業にも優れた才能を示した。
未来視の能力のため異端視されて孤独な少女時代を過ごし、実験動物だったチーグルをペットとして愛した。
BD2695
  • サザンクロス博士が、音譜帯の外側を流れている第七音素セブンスフォニムを発見。
ユリア2歳 プラネットストーム開通から十三年後。

ゲーム中、ティアの家にある本によれば、第七音素は譜術研究の際に極点近くの「ある一国」で発見されたという。
推測するにそれがケテル国で、今のケテルブルクの位置に存在していたのではないだろうか。
BD2699
  • 譜術戦争フォニック・ウォー勃発。
    第七音素の観測に適した「極点」を巡って各国が争った。
    開戦一ヵ月後に人類の半数が死滅し、ケテル国とホド国も滅亡した。
    また、障気が発生して地表を覆い始めた。
    人々は絶望し、未来視派と否定派に分かれて局地戦を繰り返した。
ユリア6歳 第七音素が発見されてから四年後。

譜術戦争で使用された譜業兵器により大規模な地殻変動が起こった。このためプラネットストームの機構に異常が起こり、地核が震動したことから障気が発生したのだという。
…何故地核が震動すると障気が湧くのかは不明。

譜術戦争は十年間続いた。

各国が奪い合ったという「極点」とは、ケテル国所有のアブソーブゲートのことだろうか?
BD2707
  • ユリア、第七音素の意識集合体ローレライと契約。ローレライの鍵を作製し、それにローレライの力を宿す。
    譜歌でホド国を復興させた後に、ローレライの鍵でゲートに譜陣を描き、プラネットストームを再構築した。
    再構築後、ユリアはローレライの鍵を地核に流した。
ユリア14歳 『ファミ通PS2 vol.211』のシナリオライターインタビューによれば、BD2707時のユリアは16歳だったことになっていて、ずれている。どちらが正しいのか、他に判断材料がないため不明。
BD2709
  • 譜術戦争終結。
    ユリアが惑星預言プラネットスコアを詠み、二千年先までの人類の未来を預言して、このままでは地表は障気に覆われると訴えた。そのため、各国は武器を引いた。
ユリア16歳 ナムコの公式攻略本には、ユリアが二千年後までの未来を詠んだのは譜術戦争終結後だと書かれてあり、微妙なずれがある。(左の記述はファミ通攻略本を基にした。)
BD2710
  • ユリアの惑星預言に基づき、ユリアと十人の弟子がフロート計画を提唱。
    外殻をセフィロトで浮上させて障気から逃れるという大計画だった。
ユリア17歳
BD2712
  • イスパニア国とフランク国は、民衆に神格化されるユリアに危機感を抱き、ユリアの七番弟子のフランシス・ダアトを買収。「ユリアは地表を魔界クリフォト化させようとしている」という罪を捏造し、ユリアを捕らえて投獄した。
  • フランシス・ダアトがローレライ教団を設立。
    イスパニア国とフランク国の支援による。
  • フロート戦争勃発。
    イスパニア国とフランク国が、ユリアのフロート計画に賛同した各国に戦争を仕掛けた。
ユリア19歳 フランシス・ダアトは亡命の際にユリアの第一〜第六譜石と譜歌を盗み、それを基にして教団を運営した。
しかし盗み出した譜石に刻まれていた預言のあまりの的中ぶりに次第に畏怖を感じるようになり、後悔し始める。
ユリアの譜石には、フランシス・ダアトの不幸な未来が詠まれていたようだ。
BD2713
  • フロート戦争終結。
    イスパニア国とフランク国の圧倒的勝利。
    両国はユリアを名ばかりの国際裁判にかけた後、処刑宣告を下した。
ユリア20歳
ND0001
(BD2715)
  • イスパニア国とフランク国は秘密裏にフロート計画を進めて外殻大地を形成、敵対国を魔界クリフォトに置き去りにして新暦(新創世暦)を開始させた。
  • フランシス・ダアトは後悔し、またユリアの力を恐れて、ユリアを救出した。
    ユリアに謝罪して受け入れてもらえたが、結局は自責の念に耐えかねて自害した。
  • これ以降、ユリアは魔界に取り残された人々の救出に邁進。
ユリア22歳 ユリアはフランシス・ダアトの死を悼み、ローレライ教団の街を「ダアト」と名付けた。

歴史上、教団が今の本拠地(パダミヤ大陸)を入手するのは八百年近く後である。この当時のダアトは今とは違う場所の街だったのか。それとも、ずっと同じ場所にいたが八百年後にやっと自治権を獲得したということなのか。

ユリアには十人の弟子がいたが、戦いの中で二人が死に、八人になった。
後世の人々は、その中から裏切り者のフランシス・ダアトを外し、フレイル・アルバートやヴァルター・シグムントを含む七人を、特に「七賢者」と呼んだ。

ゲーム中、ティアの家で読めるユリアシティの歴史書には、かなり違うことが書かれている。
その歴史書にはイスパニア国とフランク国の陰謀は全く記されていない。ユリアシティは「ユリアの残した預言」に従って建造されたことになっている。
取り残された人々が作った都市の歴史書に、それらの歴史があえて書き残されていないのは不可解ではある。イスパニアやフランクを庇う必要は全くないからだ。


イスパニア国とフランク国が魔界に敵対国を取り残したまま外殻大地を完成させたと言うのが、どうも不思議。ゲーム開始時、ホド崩落跡以外に外殻に空いた穴は存在していなかったはずだが……。
ND0006
  • ユリアの一番弟子であるフレイル・アルバート、ユリアの指示によりローレライ教団の導師となる。
ユリア27歳 ファミ通攻略本の、新暦開始から五年後という記述に依った。

これ以降、ユリアの消息は歴史上では語られなくなる。一説によれば、放浪の果てにホド島で没したと言う。

シナリオライターによれば、ユリアはフレイル・アルバートと結婚し、フェンデ家の始祖となった。
フレイルの剣の弟子であり腹違いの弟でもあるヴァルター・シグムントは二人を守り続け、ガルディオス家の始祖となった。
ND0007
  • 魔界に取り残されユリアに救われた人々により、ユリアシティの前身が建造される。
ユリア28歳 ファミ通版攻略本の記述では、ユリアは前年に歴史から姿を消している。しかし『公式シナリオブック』の記述だと、この年にユリア自身がユリアシティを建造したようにも読める。
もし、ND2007にユリア自身がシティを建造したなら、ファミ通攻略本の「五年後」という記述が「六年後」の間違いだったということになるのだろうか?
ND0213
  • フランク国の属国とイスパニア国の間に局地戦が起き始め、両国が敵対し始める。


ND0294
  • フランク国とイスパニア国が、属国も含めて完全に対立する。


ND0447
  • イスパニア国が、属国だったキムラスカ王国に裏切られ、滅ぼされる。
  • キムラスカ王国の台頭。
  • フランク国が衰退する。

この時のキムラスカの王の名は、ユリウス。
ND0468
  • キムラスカ王国の属国だったマルクト公国が半ば強引に独立を宣言。
    マルクト帝国の誕生。

ファミ通攻略本ではマルクト公国はキムラスカ領内の国だったことになっているが、『ファミ通PS2 vol.211』のシナリオライターインタビューでは、マルクトはフランク国を前身とすると書いてある。
衰退したフランク国がマルクト公国となってキムラスカに吸収され、それがまた分離した…ということなのだろうか??
ND0510
  • ローレライ教団がマルクト帝国領内に自治区を獲得。
    以降、教団はマルクト帝国の後ろ盾となる。


ND0516
  • マルクト帝国の領土は増え続け、ついに外殻大地の北半球ほぼ全域を掌握。


ND0657
  • 光の戦争勃発。
    キムラスカがマルクトの領土を一部奪ったらしいが、詳細不明。


ND0658
  • 光の戦争終結。
    キムラスカの勝利。
    この時、預言スコアが勝利に大きく働いたため、キムラスカは教団を重視するようになる。


ND0674
  • 南北戦争勃発。
    キムラスカ王国が、マルクトの領土であるルグニカ大陸に侵攻した。

この戦争は百三年間も続いた。
ND0777
  • 南北戦争終結。


ND0783
  • キムラスカ王国、ローレライ教団にパダミヤ大陸を与える。
    以降、パダミヤ大陸は神聖不可侵の教団自治区になった。


ND0831
  • ローテルロー戦争勃発。
    詳細不明。

この戦争は三十三年間続いた。
ND0864
  • ローテルロー戦争終結。


ND0966
  • ローレライ教団の仲裁により、キムラスカ王国とマルクト帝国が平和協定を締結。


ND1401
  • 第一次国境戦争勃発。
    譜石帯よりユリアの譜石が落下。「これを回収した国をユリアの認めた正当な権力国家とする」とローレライ教団が発表したため、キムラスカとマルクトの間に大規模な国境戦争が起こった。

この戦乱は六十二年間続いた。

ユリアの譜石が譜石帯として天空に浮かんでいるのは、ローレライ教団が譜石を砕いてプラネットストームで打ち上げたからだという。
ND1463
  • 第一次国境戦争終結。
    この戦乱の為に、キムラスカとマルクト以外の小国は全て滅亡してしまった。


ND1498
  • 第二次国境戦争勃発。
    ユリアの預言の真偽を巡って起こったとのことだが、詳細は不明。

この戦乱は五年間続いた。
ND1503
  • 第二次国境戦争終結。



主な参考資料:
PS2『テイルズ オブ ジ アビス』(ナムコ)、『ファミ通 テイルズ オブ ジ アビス パーフェクトガイド』(エンターブレイン)、『テイルズ オブ ジ アビス 公式コンプリートガイド』(ナムコ)、『電撃PlayStation Vol.341』(メディアワークス)、『ファミ通PS2 vol.210』(エンターブレイン)、『ファミ通PS2 vol.211』(エンターブレイン)、『テイルズ オブ ジ アビス 公式シナリオブック』(実弥島巧/バンダイナムコゲームス)



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