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『ぷよぷよフィーバー』系 キャラクター設定

アミティ/ラフィーナ/シグ/クルーク/リデル/タルタル/アコール先生/ポポイ/フェーリ/レムレス/バルトアンデルス/アルル/カーバンクル/おしゃれコウベ/さかな王子/オトモ/ほほうどり/ユウちゃん/レイくん/ゴゴット/どんぐりガエル/おにおん/おに子/こづれフランケン/あくま/あやしいクルーク/ナスグレイブ/すけとうだら/ぞう大魔王/シェゾ・ウィグィィ/ルルー/サタン/世界設定

あんどう りんご/ささき まぐろ/りすくま せんぱい/スケルトンT/ドラコケンタウロス/ダークアルル/エコロ/世界設定

アミティ Amitie

<設定>

 5/5生まれ、おうし座、血液型O。特技はぷよを頭に積むこと、好きなものは赤ぷよ帽、苦手なものはキノコ。(『2』からの追加設定)

 トータル主人公。ステキな魔導師を夢見て魔導学校に通う、ぷよっと☆弾けた元気印の女の子。年齢は不詳だが、ローティーンとのこと。他の生徒に関しても、恐らくはアミティとほぼ同じくらいの年齢だと思われる。

 生まれつき明るい性格で、少々の失敗にはめげず、楽しく前向きに生きている頑張り屋。実行力が高く、思い立ったらすぐ行動するが、早合点で失敗することも多い。

 設定上、魔法の成績は中くらい。ストーリー上では、あまり頭がよくない感じに扱われることが多い。ただ、魔法の潜在能力は高く、危急の際には爆発的な力を発揮することがある。

『1』のAC版稼動後にゲーム誌(『アルカディア』2004年3月号)で発表された設定によれば、前世は女神なのだが、その力はパラレルワールドに分散しているので、本来の力は出せないという。パラレルワールドで力を分かち合っていた存在、という者がいるらしいが、詳細は不明。

 

AC版『ぷよぷよフィーバー』稼働当時の設定

ローティーンの普通の女の子。生まれつき明るい性格で、少々の失敗にはめげず前向きに元気に生きている。思い立ったらすぐに行動するタイプ。それゆえ早合点して失敗することも多い。魔法の成績は中ぐらいだが、たまに火事場のバカ魔力でとんでもない力を出すことも。

開発よりひとこと
「普通の女の子」と書いてありますが、実はアミティの前世は「女神」なんですね。しかし、その力はパラレルワールドに分散しているので、本来の力は出せないんです。そのパラレルワールドで力を分かちあっていたのが、実は……。

『アルカディア』2004年3月号(エンターブレイン)より引用

<雑記>

 一人称は「あたし」。相手のことは「キミ」と呼ぶ。『1』では、普通の女の子口調だが時にはやや中性的な喋り方もする…という、アルルとイメージを重ねつつ差異もつけようとしているあやふやな感じだったが、『2』ではもう開き直ったのか、一人称以外は完璧にアルルと同じ口調になった。

 アミティと発音の同じ amity は、ラテン語で「友情」の意味。

 彼女のキメ連鎖ボイスは一般RPGの魔法的なもので、アルルのそれに対応・類似している。「フレイム=ファイヤー」「ブリザード=アイスストーム」「ライトニング(ライトニングボルト)=サンダー」「エクリクシス=ジュゲム」「フェアリーフェア=ヘブンレイ」だ。

 年齢について。個人的印象としては、『1』では中学生くらいかと思っていたが、『2』以降は更に幼い、年齢が低い印象になった。ローティーンとのことなので、ギリギリ11、12歳の小学校高学年くらいか? それともやはり13、14歳の中学生なのか。なお『ぷよ7』では中学校の制服を着て登場するが、16歳のアルルも同じ制服を着ているので、年齢を探る根拠にはなり難い。

 

『2』によれば、アミティは ぷよ(赤ぷよ帽?)の守護を受けているらしい。彼女の前世だという女神は、アルカ遺跡の人々(魔導世界から来た人々?)に信仰されていた月の女神なんだろうか? 妄想だけれども、旧ぷよシリーズでぷよを時空の彼方に運んでいた時の女神が、三日月型の杖を持っていたことを連想する。

 これに関連する設定ではないかと想像するが、『ぷよ!』でルルーに赤ぷよ帽をどこで手に入れたかと訊かれて「ずっといっしょだけど おぼえてない〜」と答え、シェゾには赤ぷよ帽には凄い力があるがアミティはそれを使いこなしていないと指摘されていた。赤ぷよ帽はアミティの前世から引き継がれた力を調整し、守護しているのかも? もしかしたら幼い彼女にこの帽子を与えた何者かがいるのかもしれない。

 

『ぷよ7』では異世界《チキュウ》に飛ばされたショックからか記憶を失っていたが、ぷよ勝負一回で回復した。また、《チキュウ》においては、何故か赤ぷよ帽がニット帽に変わっていた。

 アミティの服をりんごの学校の制服に変えたのは、エコロだろうか? だとすれば、エコロによって赤ぷよ帽を奪われた、もしくは封印されていて、その影響で記憶を失ったんだったりして。などと妄想。

 もっとも、《だいへんしん》して子供姿になるといつもの赤ぷよ帽姿になるのだからそんな訳はなく、ファッション的に現実的ではない・カッコ悪いというメタ的な理由で、大人しいニット帽にデザイン変更したのが現実なのだろうが。

 もし次回作にもアミティが登場するなら、赤ぷよ帽はどうなるのだろうか? ニット帽が定着した場合、アミティの赤ぷよ帽が特殊な力を持つという設定も無効化されるのだろうか。都合良く続行?

ラフィーナ Raffine

<設定>

 7/25生まれ、しし座、血液型A。特技は格闘、好きなものはエステ、苦手なものは無い(…と自己申告されているが、実は犬(バルトアンデルス)が苦手の模様)。(『2』からの追加設定)

 もう一人の主人公。高飛車なお嬢様。

 魔導学校に通っていて筆記は優秀なのだが、実技は不得手。というのも、生まれつき魔力が極端に低いからだ。

 由緒正しい魔導師の家系の三人姉妹の末として生まれた彼女にとって、この事実は大きなコンプレックスとなっている。腰に着いているポーチは魔導力増幅装置であり、大気や自然物、人間に含まれる微量な魔力を体術によって吸収・増幅している。そのため、ラフィーナは格闘のような動作で魔法を使う。

 ……と、『1』のAC版稼動当初は説明されていたので、格闘の動作は見せ掛けだけで魔法を使っているのかと思っていたが、稼動から一年経った時点の公式サイトの設定で、「なぜか魔法だけは使えない(中略)。どうしても必要なときには体術の力を腰につけたポーチで増幅している。」となり、更に二年後の『2』の公式サイト設定では「腰につけた黄色いポーチで体術の力を変換して魔法のように見せかけて使いこなしている」とされ、ゲームの取説には「体術を魔法のように使う高度な技術を習得しており、実は魔法がまったく使えない。」と書かれた。ポーチで増幅するのは魔導力ではなく身体能力で、魔法的な輝きは見せかけ。完全に格闘技で戦うことになっているらしい。(……じゃあ、魔導学校で勉強しているのは理論だけなのか?)

 ……と、思っていたら『2』のゲーム本編ではポーチに関して「うんどうエネルギーを魔導力に変えてたくわえる」と説明されてますよ。

《格闘のような動作でポーチに周囲の魔導力を集めて魔法を使う》のか、《ポーチで自分の体術の力を変換して魔法っぽく見せて誤魔化している》のか。はたまた《ポーチで自分の体術の力を魔導力に変換して魔法を使う》のか。

 どれなんだよ!!!!

 

 ともあれ、このような事情があるため、魔法の上手さを鼻にかけるクルークのことを嫌っているようだ。(それにしても、『2』で大ピンチに陥っていたクルークをあっさり見捨てて立ち去ったのは いくらなんでも人間的に酷過ぎるとは思ったが。)また、生まれつきの才能で偶然強大な魔法を使うアミティには複雑な感情を抱いていて、一方的に突っかかっているような面がある。

『2』からの追加設定によれば、ぷよフィ世界では誰もが魔法を使えるらしい。ならば、魔法が生まれつき使えないということは、どんなにか絶望的なハンデなのだろうか。

 

AC版『ぷよぷよフィーバー』稼働当時の設定

アミティの同級生かつライバル。魔導師の家系として由緒正しい家柄の娘(三人姉妹の末妹)なのだが、なぜか魔力が極端に低く、勉強しても上手く魔法が使いこなせない。そのことに本人もコンプレックスを持っており、まれに偶然強力な魔法を使うアミティに当たることも多い。

開発よりひとこと
彼女の腰に付いているポーチは、実は「魔導力増幅装置」なんですね。大気や草木、人に含まれる微少な魔導力を体術によって吸収・増幅させる装置なんです。彼女が体を動かしてしか魔法を使えないのは、このためなんですね。

『アルカディア』2004年3月号(エンターブレイン)より引用

 『1』ではアミティのクラスメイトだったが、『2』でクラス替えがあり、隣のクラスになった。

 

<雑記>

 一人称は「わたくし」…だが、『2』では「私」と書いて普通に「わたし」と読んでいた。相手は「アナタ」または「あなた」と呼ぶ。

『1』当時は、アミティのことを本人の前では「アミティさん」と呼ぶが、それ以外の場面では呼び捨てていた……のだが、『ぷよ!』なると、もう全ての場合において「アミティさん」と呼ぶことに統一されたようだ。その他のキャラに関しては、基本的に男性は呼び捨て、女性は「さん」付けで呼ぶ。ただし、おしゃれコウベとあくまも「さん」付け。

「〜ですわ」というようなお嬢様口調で、教師など目上の者にはきちんと敬語を使う。ただし、「くたばりやがれですわ!」のような感じの汚い罵倒もしばしば吐くので、ちょっとばかし品がない。

 raffineにはフランス語で「洗練された」というような意味があるようだ。

 彼女のキメ連鎖ボイスは気象関係のフランス語で統一されている。

 

 ラフィーナについて語っておくべき要素の一つに、「美容へのこだわり」というものがある。『2』では美容効果のある月の石を探し求めていたし、『ぷよ!』でも美しさにこだわっていた。また、金銭や貴金属にも執着する。お嬢様のくせにいやに生臭い少女である。まだローティーンだというのに こんなんでいいのだろうか。ラフィーナはルルーとキャラクター的に似通っているが、ルルーと唯一完全に違うのがこの点だと思っている。(ルルーは金銭や物品には殆どこだわらない。)

 このように浅ましく事物に執着する一方で、『ぷよ!』では実に前向きで力強い持論を主張していた。叶えたい願いがある時はそれを人に言う。そうすれば自分を追い詰めて達成の原動力になる。有言実行がモットーだと言うのだ。誰もが魔法を使えるぷよフィ世界で魔法が使えない――言ってしまえば一種の障害者であるラフィーナが、これまでいかに自分を鼓舞して努力してきたかをうかがわせる。

 

 ところで、「魔法が使えないので、魔導学校の授業は魔法のような格闘術で誤魔化している」というのは、元々は角川版小説のルルーに関するオリジナル設定だったのである。(それを真魔導設定がゲーム本編に導入)

 製作会社が変わってまでこのネタを引っ張りますか……。ノベライズがここまでゲーム本編に影響を与えた例は、他にないのではないだろうか。

シグ Sig

<設定>

 6/16生まれ、ふたご座、血液型B。特技は目を開けて寝ること、好きなものは虫、苦手なものは幽霊。

 三人目の主人公。『2』から登場。

 いつもぽやーっとして眠そうな少年で、虫が大好き。アミティのクラスメイトで、同じクラスになったのは初めて。よって、現時点では特になかよしというわけではなさそう。

 左目と左手が赤く、左手は手の形が変わって爪が鋭く尖り、触ると硬い。元々はこうなのではなく、『2』の直前ほどの時期に突然こうなった。

 なお、時々、体から水色のタマシイがはみ出している。

 

 おにおん、どんぐりガエル、バルトアンデルスなど、人語を話せないキャラクターと普通に会話ができる。(バルトアンデルスに関しては『2』では理解できなかったのに『ぷよ!』では理解できるようになっていた。)

 設定上幽霊が苦手ということになっているが、ユウちゃん&レイくんと遭遇してもあまり怖がらない。(『2』では、ぷよ勝負に勝利してユウちゃんたちが退散した後で「もしかして幽霊?」と怖がるメッセージが出るが、以降は慣れた?)

 

<雑記>

 やや幼い感じの普通の男の子口調だが、非常にそっけなく言葉少なで脱力している。二人称は、よく知らない相手には「お前」や「おじさん」だが、知人になると名前で呼ぶ。一人称は使っていないので不明。

 Sigは古代ノルド語で「戦い」の意味があるらしい。

 彼のキメ連鎖ボイスは英語の青系色の名前で統一されている。連鎖ボイスが進むにつれて赤味の混じった青になっていき、最後のキメボイスとなる「ハイドレンジア」は、赤や青に色の変わる花、紫陽花を意味する。なお、シグの魂の半身となる あやしいクルーク(紅いタマシイ)の連鎖ボイスは赤系の色の名前で統一されており、次第に青味の混じった色となり、最後のボイスはやはり「ハイドレンジア」となる。

 

 おに子に一目ぼれされたり、さかな王子やルルーにしもべ認定されたり、いわゆる巻き込まれ型のキャラクターのようである。本人平然としてるけど。

 頭にぴょこんと突き出た髪の毛は、『2』発売前の公式サイトでは「ただのねぐせ」と説明されていたが、実際に発売されたゲームでは、ポロポロ抜け落ちて生え変わり、自由意志でピコピコ動く、謎の器官になっている。魔導力に作用するそうだ。

 

 左半身が魔物化(?)していることといい、タマシイがはみ出していることといい、曰くありげなのだが…。

 どうも、クルークが持ち歩いていた本に封印されていた「邪悪なタマシイ」の半身(の子孫)らしい。恐らくはアルカ遺跡が栄えていた時代、見た者を恐怖のどん底に落とすような醜い「紅いまもの」がいた。しかし別に悪事を働いたわけではなく、本好きで素直な性格でひっそり城に暮らしていたようだ。封印アイテムを入手した男たちが悪意をもって彼を陥れ、しかし半分(紅いタマシイ)だけが本に封じられた。残った肉体と残り半分の魂(青いタマシイ)は、元の姿とは似ても似つかぬボーッとした少年に変わり、これがシグの先祖になったようだ。

 アルカ遺跡に暮らしていた人々は、どうも魔導世界に関わる、異世界から現われて去った存在だったらしい。つまり、シグは異世界の人間の血を引いており、よって「異世界に通じる」。

 

 赤く変化した左手について。

『2』の時点では「痛くないから」と本人は全く気にしていないことになっていたが、『ぷよ!』では アミティの手が自分と同じように硬くなったのではと心配したり、あくまに「治してあげたい」と言われて、大好きな虫を差し出しさえして「ムシ あげる なおして」と懇願していた。やはり気になってはいるらしい。……もっともその直後に「もう なれたし」「ずっとこのままでも いいかも」とも言っていたが。自分の意志を貫く根気が続かないようだ。

 シグがボーッとしていて根気が続かないのは、紅いタマシイが欠けているかららしい。『ぷよ!』では、サタンがシグを一目見るなり「…おまえ 自分を 半分どこかにおいてきたようだな 」と言っていた。また、シグの赤い目と手を見て、理由が分からないとシグが言うと、「まあ わからないなら そのほうが いい 」とも言った。この状態は命には関わらないがシグにとってはあまりよくない、知らないならその方が幸せといえる、残酷なものであるようだ。

 

 どうも、『2』『ぷよ!』の製作者には(主役であるはずのアミティをさしおいて、)シグというキャラクターに大きな思い入れがあったように感じられる。『ぷよ!』では、サタン、ルルー、シェゾ、あくまといったキャラクターたちが、シグは過酷で不思議な運命を背負っている、シグには強大な潜在能力が眠っている、ついでに将来有望なハンサムだと、よってたかって賞賛・執着・一目置く様子が語られていた。

(しかし、『ぷよ7』では持ち上げられずに普通の扱いになっていた。スタッフが入れ替わったことも一因?)

クルーク Klug

<設定>

 9/29生まれ、てんびん座、血液型A。特技はカードゲーム、好きなものは魔導研究、苦手なものは偉そうなヤツ。(『2』からの追加設定)

 いわゆる、悪の魔導師のタマゴ。

 アミティのクラスメート。魔導学校の優等生で、特に魔法の実技はピカ一。そのことを鼻にかけていて、何かと自慢したがる嫌なやつ。どんな話題でも嫌味たっぷり、憎まれ口を叩くのを忘れない。他方、精神的に打たれ弱く、すぐにキレて怒ったり、傷ついて涙を流す。失敗を他人のせいにしたりもする。十代の少年らしいと言えばらしい。

『1』では、禁断の魔法に手を染め、悪魔に魅入られているという噂があるが詳細は不明、と紹介されていた。カットインなどを参照するに、常に持ち歩いている魔導書の中から赤い一反木綿みたいな悪魔を呼び出しているのは確認できていたが……。

『2』からは、「悪いコトをカッコイイと思っていて、ダークな魔法に憧れて背伸びしがち」という説明になった。

 博物館から借りた魔導書(封印のきろく)を常に持ち歩いていたが、それは憧れの魔導師レムレスにこの本を持つと魔力が高まると教えられたからだ。しかしそれだけでは満足せず、本の力を完全に引き出そうと、太陽のしおり、月の石、星のランタンの三種のアイテムを揃えた。……が、そのために本に呪縛されていた魔物(紅いタマシイ)が甦り、肉体を奪われて、クルークの方が魂になって本に囚われてしまった。

 こんな大危機だったにもかかわらず、普段の行いの悪さのせいか、二人の同級生には「知ったことではない」と見捨てられた。しかし、アミティとレムレスだけはクルークを心配し、助けてくれた。

 なお、危険な魔物の封印された本を、クルークは未だに肌身離さず持ち歩いている。あくま曰く、「コドモが はなさない ぬいぐるみと おなじま 無いと 不安なんだま」とのこと。

 

AC版『ぷよぷよフィーバー』稼働当時の設定

アミティ、ラフィーナと同級生の男の子。見ておわかりのとおり、いわゆる優等生。非常に成績優秀で、魔法の成績も常に上位にランクされている。反面、精神的には未成熟で、耐えられなくなると、すぐ泣いたり怒ったりする。

開発よりひとこと
今回のキャラの中では珍しい、まったく普通の男の子です。等身大の10代、ガラスの10代、といった感じでしょうか。

『アルカディア』2004年3月号(エンターブレイン)より引用

 

<雑記>

 一人称は「ボク」で、相手は「キミ」と呼ぶ。普通の少年口調だが、笑い声が「うひゃひゃひゃ」だの「ひゃっひゃっひゃ」だの。

 被っている帽子は前年度のプリンプ魔導学校最優秀成績者の証として授与されたもの。

 ダーク系の魔導が好きで、それを大人っぽくてカッコイイと思っている。大人向けの月刊魔導雑誌『クロマージュ』を愛読し、学生ながら魔導師として名が知られているレムレスに憧れている。(レムレスはご近所さんで、以前からの知り合いとのこと。)

 クルークとは、ドイツ語で「賢者」の意味だが、「知ったかぷり」の意味もある。

 彼のキメ連鎖ボイスは宇宙・天体系のラテン語で統一されている。

 

 本の虫を自称してはばからないが、実はダンスの腕前にも「このまちで もっとも おどれるボク」と公言するほど自信があるらしい。実際、連鎖カットインではフィーバーポーズを取っていたりする。『ぷよ!』では、すけとうだらに向かって「そのていどのダンスなら ボクのほうがゼッタイに上だね」「心配はいらないよ ダンス界もボクがせおってあげるよ」と言っていた。

 加えて、『ぷよ!』では、クルークの少し奇妙な性癖が披露されていた。ルルーと対戦し、「“格闘女王” と お呼び!」と言われた彼は、それまでの他のキャラへの態度とは打って変わって従順になり、

「は はい “格闘女王様”!! 」
「よろしい! では 私の拳をうけて 足元にひざまずきたい? 」
「は はい よろこんで! できれば オトナのはがいじめを おねがいしますっ!」
「フ… かわいいこと 言うじゃない… でも ダメよ ほしがるものは あたえないわ!」
「じゃあ 何も ほしがりません!」

という、どう見ても「真性」な会話を繰り広げていた。

リデル Rider

<設定>

 1/17生まれ、やぎ座、血液型B。特技は一人あやとり、好きなものはぬいぐるみ、苦手なものは海。(『2』からの追加設定)

 魔導学校の生徒で、亜人の少女。『1』ではアミティのクラスメートだったが、『2』ではラフィーナやタルタルと共に隣のクラスになった。

 魔導学校の生徒は、彼女以外は全員人間である。というのは、亜人たちが人間の学校で学ぶことに価値を感じていないからだ。なのにリデルが魔導学校に通っているのは、彼女が人間に育てられ、人間社会で育ってきたため。

 彼女は幼い頃に人間の老夫婦に拾われ、娘として育てられた。それ以来、様々な苛めに遭ってきたらしい。頭に二本の角が生えているのだが、髪を角に巻いて、それが目立たないような髪型にしている。

 しかし、魔導学校で同級になったアミティやタルタルの分け隔てない態度に触れ、少しずつ心を開きつつある。特に、タルタルと仲がよいようだ。

 長年苛められてきたため、おどおどした大人しい性格。

 

 …というのが『1』での設定だったが、『ぷよ!』ではかなり変化が生じていた。相手から意に染まないことを言われると、気の弱そうな顔をしながらグサリと鋭い言葉で刺し返すという、毒舌少女になっていたのだ。リデルにキツいことを言われて傷ついたシェゾは「やっぱ おまえは オニっ子だな!!」「オレは 見た目だけで言ってるんじゃないぞ!」と言っていたが、リデル本人はケロリとしていたものだ。おしゃれコウベも、リデルにチェックし返されて傷つき、アミティに愚痴をこぼしていた。流石のアミティも苦笑して「それはー ちょっと イタかったかも」と言っていたものである。

 なお、タルタルと仲が良い、という設定は、どうも製作側に消滅を狙われているようである。(『2』でタルタルはラフィーナに片想いしていることにされ、『ぷよ!』ではタルタルは登場せず、リデルが彼のことを口にすることすらない。)その代わりか、タルタルのように体が大きなバルトアンデルスと友達になりたいとこだわり、「バルさんが フェーリさんより わたしのこと好きになってほしいな」とまで言っていた。

 更に、『ぷよ!』では自分の角に関するコンプレックスをある程度克服し、角のあるサタンと出会って「おにいさま」と呼ぶようになった。

 

AC版『ぷよぷよフィーバー』稼働当時の設定

アミティの同級生で、亜人の少女。幼い頃、現在の両親(老夫婦)に拾われて、人間の社会で育った。髪にあるダンゴは、二本のツノを隠すためのもの。亜人であることで人間社会において迫害を受け、コンプレックスを持っているが、種族の差を気にしないアミティやタルタルの存在が、彼女の気持ちに徐々に変化をもたらしている。

開発よりひとこと
彼女は亜人ですが、同級生で同じ亜人の子はいないですね。それは、人間の学校で学ばせることに、亜人が価値を感じていないからです。彼女も、けっこうイジメられて育ってきたようです。

『アルカディア』2004年3月号(エンターブレイン)より引用

 

<雑記>

 一人称は「私」または「わたし」。相手のことは「あなた」と呼ぶ。基本的に《さん》付け呼び。特殊な呼び方として、アミティのことを「アミさん」、バルトアンデルスは「バルさん」と呼ぶ。(ただし、デモによっては「バルトアンデルスさん」と呼ぶ。)

 丁寧な口調で、おどおどして途切れがちな喋り方をする。

 リデルのキメ連鎖ボイスは、竜巻や雷など嵐系統気象を表すイタリア語で統一されている。角から雷を出したり、敗北すると自分に雨が降り注いだりしている様子なので、嵐を操るのは種族的特質なのかもしれない。

 

 角は成長に合わせて抜け落ち、生え変わる模様。ミルキーな匂いがするらしい。

タルタル Tarutaru

<設定>

 7/19生まれ、かに座、血液型O。特技は鳥寄せ、好きなものは生き物、苦手なものは蜘蛛。(『2』からの追加設定)

 魔導学校に通う十代の人間の少年。……外見はとてもそうは見えないが。『1』ではアミティのクラスメートだったが、『2』では隣のクラスになった。

 いつもボーッとしているが、花や小動物を愛し、それらが傷つけられると爆発的な怒りを発することがある。巨躯に相応しい怪力の持ち主。リデルと仲がいい。

 魔法の成績はあまりよくない。

 

AC版『ぷよぷよフィーバー』稼働当時の設定

とても同世代の10代とは思えないほど巨大な男の子。いつもボーッとしていて、気が優しいかどうかはイマイチ不明だが、力持ち。花や小さな動物が好きで、それらを故意に傷つけるような行為に対しては普段目にすることのないような怒りを表すことがある。魔法はイマイチ。

開発よりひとこと
設定作成中、某週刊少年サ○デー連載マンガの「い○じゅう」が頭をよぎったのですが、よぎったままにしておきました。

『アルカディア』2004年3月号(エンターブレイン)より引用

 

<雑記>

 一人称は「オイ」で、語尾に「〜なんだなぁ」と付ける。あまり親しくない相手(シグなど)は「おまえ」と呼ぶ。おっとりした口調。

 彼のキメ連鎖ボイスは激しい勢いや振動、揺れを表す英語で統一されている。ラフィーナは魔法が使えずに体術で誤魔化していると言うが、カットインを見る限り、タルタルの方が体術しか使っていないように見える。

 

『1』で、他の生徒たちの試験中に、彼だけ留守番を命じられていたのは何故なのだろう? 更に、『ぷよ!』ではアコール先生曰く「タルタルくんはお休み」で登場しなかった。彼の「魔法の成績は良くない」という設定と併せて、何か理由があるのだろうかと邪推したくなる。

『ハバネロ』『2』では、ラフィーナに恋している。何故なら、授業中にいつも、後ろの席からラフィーナがじっと見つめてくるから。きっとラフィーナはオイのことが好きなんだなぁ……とタルタルは思っているのだが、実は彼がデカ過ぎて前が見えず、必死で背中越しに黒板を見ているだけなのである。

 ラフィーナに愛されていると思い込んだタルタルは、彼女を執拗に追い回し、強引に連れて行こうとしたり、かなり洒落にならない、怖いキャラクターになっていた。

アコール先生 Ms.Accord

<設定>

 2/12生まれ、みずがめ座、血液型AB。特技はチョーク投げ、好きなものはネコ、苦手なものは黒板ひっかき。(『2』からの追加設定)

 知性と美の香りをそなえている、プリンプ魔導学校の女教師。……しかし、実は生徒の頭をハンマーで殴るような過激な面もある。いつもニコニコ、おっとりしている優しい先生だが、マイペース過ぎるその言動は生徒たちを悩ませる。

 常にポポイという名の黒猫らしきヌイグルミを抱えていて、それと会話し、二人三脚で生徒たちを指導している。大半の生徒はそれを先生の腹話術、一人芝居であると考えており、彼女自身もそれを特に否定しないが…?

 持っている杖は《飛翔の杖》。ポポイいわく「チョーべんり」だが、教師にしか使えない。

 

AC版『ぷよぷよフィーバー』稼働当時の設定

子供たちの担任の先生。いつも生徒たちを温かく見守っている。しかし、その言動は時にシュールで、生徒たちを悩ませることもしばしば。いつも黒猫らしきヌイグルミ(ポポイ)を肩にのせていて、時々話しかけているのだが、そのヌイグルミはちゃんとそれに対応する。生徒とも話ができる。以前ある生徒が、そのヌイグルミを先生から奪って確認したところ、やはりただのヌイグルミだったらしく、それ以来、先生が腹話術でヌイグルミに話をさせている、というのがもっぱらの定説である。しかし主人公だけは、素直にヌイグルミを生きていると信じているらしい……。

開発よりひとこと
実際のところは、アコール先生はポポイの部下なのかもしれない。あるいは同等の存在かもしれないし、あるいは逆にポポイに操られている存在なのかもしれない。いずれにせよ、本来ポポイを従える立場の存在ではない。

『アルカディア』2004年3月号(エンターブレイン)より引用

 

<雑記>

 一人称は「先生」または「わたし」。相手のことは(生徒以外は)「あなた」と呼ぶ。丁寧でおっとりした先生口調で喋り、生徒たちを、当初は女の子は「さん」、男の子は「くん」付けで呼んでいたが、『ぷよ!』では基本的に性別関係なく「さん」付けで呼ぶように変わった。(しかし、たまに「くん」と呼ぶデモも混じる。)

 アコールとは、フランス語で「調和、和音」という意味。

 彼女のキメ連鎖ボイスは、当初は音楽用語で統一されていたが、『2』以降は学校関連のフランス語も混じるようになった。

 

 教師としてアルルに慕われているが、何故かそれを聞いたシェゾは「ゆるせん!!!」とブチキレていた。なお、シェゾによればアコール先生は「白の魔導」の使い手であるらしい。

ポポイ Popoi

<設定>

 2/22生まれ、うお座、血液型なし。特技はねこパンチ、好きなものは飛翔の杖、苦手なものはミント。(『2』からの追加設定)

『1』のラスボス。アコール先生が常に抱えている黒猫らしきヌイグルミだが、動いて喋る。

 生徒たちは先生が腹話術で動かしているのだと思っており(ただし、アミティだけは素直に「生きている」と思っている)、実際、『1』のゲーム本編だけを見るとそうとしか思えないのだが、『1』のAC版稼動後にゲーム誌で発表された設定によれば、実はヌイグルミの体に何者かの意識が宿っている、擬似生命体であるらしい。

 このことはポポイ自身がアコール先生に口止めしているらしく、『2』でインタビューされて このことを喋ろうとしたアコール先生の口をポポイがサッと塞いでいた。また、『ぷよ!』ではぞう大魔王がポポイのことを非常に怪しんでいたが、アコール先生はそらとぼけていたものである。

 ポポイの正体に関しては現時点では不明だが、博識で明晰な頭脳を持ち、アコール先生と共に、まるで校長のように生徒たちを指導している。……ように『1』の時点では見えたが、『ぷよ!』になると学校のことに関してはイマイチ他人事のようにも見える。単なるマスコットキャラか? 『1』の時点で雑誌で発表された設定によれば、立場的にはアコール先生よりもずっと上位であるとのことだったが……。

 なお、『2』からはポポイに近い種族として、数千年前から生きる「あくま」が登場した。

 

AC版『ぷよぷよフィーバー』稼働当時の設定

アコール先生といつもいっしょにいる、ネコ(?)らしきヌイグルミ。体はただのヌイグルミなのだが、何らかの人格が宿っており「生きている」という表現がふさわしい。担任の先生が腹話術をしているわけではないのだが、説明するのがメンドウなのか、特に何も弁明されていないようである。非常に洗練された頭脳を持っており、生徒の質問などには的確なアドバイスを返す。担任の先生も公然と彼(?)にアドバイスを求めることがあるが、生徒たちにとっては先生の一人芝居にしか見えていない。

開発よりひとこと
実は裏設定があり、すごい偉い人(?)という設定があります。ただ、その詳細に関しては、また後日……。

『アルカディア』2004年3月号(エンターブレイン)より引用

 

<雑記>

 一人称は「我輩」で、語尾に「〜にゃ」または「〜ニャ」と付ける。当初は「我輩は〜にゃりよ」という崩れた文語口調だったが、『2』以降は微妙に口調が変わり、「〜だニャ」「〜じゃニャイニャ」などとカタカナ混じりで言うようになった。

 ねこヌイグルミ、魔王、ハンマーと、自在に姿を変化させられるらしい。

 彼のキメ連鎖ボイスは、英語の天文関係用語にちなんでいる。

 

 ポポイは、本来は魔族なのではないかと推測される。『1』では魔王に扮しており、ポポイと種族的によく似た「あくま」が、文字通り悪魔であるからだ。更に、二人は旧知の間柄だと言う。『ぷよ!』では あくまがポポイに向かって「ポポイ いま まんぞくま? ほんとは うずうずしてるま?」 と訊ね、アコール先生と二人で何かを企んでいるのではないかと危ぶんで勝負を挑んでいた。素直に読み取れば、ポポイは昔、世間に害をなしえる危険な存在だったのではないかと思える。

 あくまは、どうもアルカ文明と関連があるらしく示唆されており、アルカ文明は魔導世界と関連があるらしく思われる。そして、あくまの本体は博物館の図書室に眠っているようにも読み取れるので、ポポイもまた、太古から生きる魔導世界関連の存在で、肉体は失われたかどこかで眠っており、魂だけがヌイグルミに宿って活動しているのではないかと想像してみたりする。

 もっとも、『ぷよ!』でサタンと顔を合わせても、お互いに全く無関心だったので、こっち方向に今後話が発展することはなさそうだ。

フェーリ Feli

<設定>

 11/13生まれ、さそり座、血液型B。特技はおまじない、好きなものはレムレス先輩、苦手なものは奇麗事。

 隣町のエリート魔導学校に通う女の子。占いやオカルトが大好きで、常にトランス状態に近く、いわゆる"電波"っぽい。人の話をロクに聞かず、邪魔する者に容赦はしない。

 同じ学校のレムレス先輩が大好き。髪につけたリボンは手縫いで、中にレムレスの髪の毛が入っている。

 

<雑記>

 一人称は「アタシ」。相手のことは「アナタ」と呼ぶ。レムレスのことは、基本的に「レムレス先輩」「レムレスせんぱい」と呼ぶが、本人がいないところや、稀に本人の前でも「レムレス」と呼び捨ててもいる。また、バルトアンデルスを「バル」と呼ぶ。やや仰々しく、周囲を嘲る感じのねっとりした口調で、しばしば、締めの言葉を一音ずつ区切る。例えば、「アナタ、これで… お・し・ま・い・ね」という感じ。ただし、レムレスに対しては比較的普通の喋り方。

 彼女のキメ連鎖ボイスは英語の占星術用語で統一されている。

 手にはダウジングロッドを持っている。魔法を使うときはこのロッドを合わせたり回したりする。他、コックリさんも好きな模様。

 基本的に半眼でニヤリ笑いだが、たまに目をパッチリ開いていることもある。

 ちなみに、『2』のデモで口にしていた呪文は、「その名 レムレス 口にすれば 心満ちる 屋根の上 そっと想うの 巡る星を 追いながら その願い 今日の歌」の反対読み。恋する乙女らしくポエマーだ。

 

 『ぷよ!』では彼女の思想をうかがい知ることができた。彼女は運命絶対主義者らしい。あらゆることに関して「運命だから、こうなって当然」「運命だから、こうなるべき」と結論付ける。いかにも思春期の少女らしく、「運命」「永遠」というものに強く惹かれ憧れているようだ。

 しかし彼女が運命の相手だと認定しているレムレスは、彼女のこの考え方に懐疑的であるようである。「きみはまだわかいし ウンメイも どんどん かえていけるからね」「ミライがわからないから 明日が 楽しみになるんだよ」ということだ。

 フェーリが運命や占いに傾倒するのは、結局のところ、自分自身に自信がないからである。何か大きなものが依存の対象として存在しないと不安なのだろう。クルークが危険な魔導書をそれでも持ち歩くのと心理的に近いと考える。

バルトアンデルス Baldanders

<設定>

 11/23生まれ、いて座、血液型B。特技は お手、好きなものはフェーリ、苦手なものは お留守番。

 フェーリが召喚実習中に失敗したとき出現した、犬のような怪物。見かけとは裏腹に大人しく、人なつこく甘えんぼな性格で、戻し方が分からないこともあり、そのままクラスで飼われることになった。……が、その巨体に飛びつかれるのは一部の生徒にとって恐怖である。

 自分を召喚したフェーリに特になついている。フェーリ自身はバルトアンデルスの世話当番をサボったりしているのだが、何故か彼女を追い回し、忠実に仕えている。

 

<雑記>

 人語は喋らない。犬と同じように、ハフハフ、ハッハッと息を吐くか、ワウ、バウ、ウガーッなどと吠えるのみである。(言葉を人語に翻訳した際の一人称は「ボク」らしい。) 彼の言葉は、(『ぷよ!』の)シグ、あくま、カーバンクル(に、翻訳してもらったアルル)ならば理解できるようだ。

 ちなみに、バルトアンデルスとは、ドイツの伝承に現われる変幻自在の魔物のこと。

 

 バルトアンデルスは異世界から誤召喚されたというが、『ぷよ!』では「異世界からきた」のではなく「違う星から来た」という表現をされていた。彼はぷよフィ世界を気に入っているので、元の星に帰る気はないと言う。

 何故か騎士のマスクをかぶっており、外されるのを嫌がる。『ぷよ!』でリデルがこのマスクを外したようだが、どんな顔をしているのかはプレイヤーには明かされなかった。とりあえず、角はなかったようである。

 ぞう大魔王やミノタウロスと並ぶほどの大きな体とは裏腹に、甘えん坊で人懐こく、遊んでもらいたがる。……が、実は結構 かわいこぶりっこもしているらしい。都合が悪くなったり、相手に拒まれたりすると、態度を一変させて牙をむくことがある。しかし、フェーリに対する愛情は本物で、強い。苦労してぷよ大会に優勝して優勝メダルをもらったのに、フェーリにその権利を奪われても諾々と従ったほど。

 

 なんとなく、ミノタウロスを思い出すキャラクターだ。肌がオレンジだし。同じくオレンジの『ポチにゃ』のパンプキーと合わせて、「お嬢の下僕トリオ」、もしくは「オレンジ隊」と呼ぼう。個人的に。

レムレス Lemres

<設定>

 8/25生まれ、おとめ座、血液型A。特技はお菓子のプレゼント、好きなものはパフェ(または、棒つきのスィートキャンディー)、苦手なものは自分の家。

 隣町の魔導学校に所属する高校生くらいの青年で、フェーリの先輩。学生ながら既に一人前の魔導師として活躍しており、なかなか有名で、大人向け魔導雑誌『クロマージュ』で特集が組まれ、彼のサインつきポスターが掲載されたほど。

 甘いものが大好きで、常にお菓子を持ち歩いており、それを周囲にプレゼントする。『ぷよ!』では、自分が勝ったらお菓子をもらって下さい、と対戦相手に配ってすらいた。ちなみに、まんじゅう等の和菓子は日持ちしないので持ち歩いていないとのこと。

 銀髪で、とんがり帽子にマント、ほうきを持っており、魔法を使うときはほうきを杖代わりにする。ほうきに乗って飛行もする。

 

<雑記>

 一人称は「僕」または「ボク」、相手は目下は「きみ」「キミ」、目上は「あなた」と呼ぶ。僕は〜だけど、〜〜だしね。〜〜でしょ。〜〜さ。〜〜しようね。といった感じの柔らかい口調。

 彼のキメ連鎖ボイスはフランス語の製菓用語で統一されている。

 いつもニコニコしていて物腰は柔らかく、根に持たないタチで、面倒見も良い。けれど、どことなく胡散臭い雰囲気を漂わせており、子供にお菓子を差し出しながら近寄ってくるので、誘拐犯に間違われがちである。

 

『2』で初登場した時、彼のかぶっている濃緑色の帽子の説明に「その色が扱う魔導のしゅるいを象徴し、白系は白魔導、ダークになるほど、黒魔導となる。」と書いてあり、(「黒魔術」をもじった誌名と思われる)雑誌『クロマージュ』で特集記事が組まれ、ダークな魔法に憧れるクルークがレムレスに傾倒していた……ので、てっきりレムレス自身も黒魔導(ダーク)系の魔導師なのだと思っていたら、『ぷよ!』では自ら「光の属性 彗星の魔導師」と名乗っていた。……属性と白魔導・黒魔導は無関係で、「光の属性の黒魔導の使い手」ということなのか。それとも単に設定変更しただけか、複数スタッフで作っている関係で設定が不揃いだっただけ?

『ぷよ7』になると、大人バージョンの彼の衣装は純白になっていた。ダークな魔導師から白魔導師に変わったということなのだろうか。

 

 レムレスやフェーリは服に黄色い流星マークを着けている。アミティらプリンプ魔導学校の生徒たちが校章である白い翼のマークを着けているのと同様に、流星マークも隣町の魔導学校の校章なのだろうと思っていたのだが、レムレス自身が彗星の魔導師ならば、単に彼のマークなのだろうか。フェーリもそれを着けているのは彼とおそろいにしたかったからなのか。

 

『ぷよ!』によれば、運命や永遠にこだわるフェーリの考え方には、否定はしないものの懐疑的。運命に縛られると未来のドキドキが無くなるからつまらないと言う。また、ぞう大魔王との会話で「きみの過去に きょうみは ないな 気になるのは ミライさ」「きみの そのミライに 僕も 出会いにいこう 」「きみのミライのお手伝いを ぜひ させてほしいな」と言っていた。彼曰く、魔導師とは人の未来の夢――希望を叶えるお手伝いをする仕事なのだと言う。

 

 彼の服装を見ると、『ぷよよん』版のウィッチを思い出す。《流星》をイメージとするキャラクターらしく、その点も重なる。

アルル Arle

<設定>

 7/22生まれ、かに座、血液型AB。特技は?、好きなものはカレー、苦手なものは?。(『2』からの追加設定)

 異世界から、時空の壁を越えて飛ばされてきた少女。16歳……の、はず。

 何故飛ばされたのかについては、『1』の時点では、禁断の呪文「オワニモ」の封印を解いたからだとか、思念のみが時空を越えてさまよい、実体化したからなど諸説ある、とゲーム誌掲載の設定には書かれていた。『2』以降は、もう単純に「ぷよと一緒に飛ばされてきた」ということで確定したようである。

 本人はぷよぷよ勝負をしていて魔法に失敗したのが原因ではないかと考えており、アミティの「じゃあ、もう一回失敗すれば元に戻れるかも」という言葉を信じて、会う人ごとにぷよ勝負を仕掛け、ぷよを消し続けるようになった。『ぷよ!』では願いの叶う優勝メダルを手にして「ボクが 自由に (魔導世界とぷよフィ世界を)いったり きたり できるように…」と願ったり、サタンに「サタンがもどるとき ボクもいっしょにかえっていい?」「あっちに いっしょにかえってから ランデブーのことはかんがえようよ」と言ったりしていたので、ここで恐らく一度は魔導世界に帰っていると思われる。

『2』によれば、(魔導世界と思しき)異世界から現われたのはアルルだけではないらしく、カーバンクルについて書かれた謎の石盤が博物館に保管されていたりする。この石盤はアルカ遺跡で発掘されたもの。異世界、そしてぷよと時空の関連はかなり濃く指摘されており、かつて、プリンプを攻めようとタトゥーンダ城に集った兵たちを、大量のぷよを消すことで一夜にして消滅させたことがあるらしい。これは「くまもりの儀」というまじないでなされたのだが、作中には「熊護呪くまもりのじゅ」という守護呪文も登場していて、こちらはアルカ文明で信仰されていた月の女神の呪文、「破邪呪はじゃのじゅ」と関連するらしい。つまり、アルカ遺跡とくまもり(あくま、ポポイ?)と魔導世界には何か関連があると考えられる。また、シグも「異世界に通じる者」とされており、そのルーツはアルカに住んでいた魔物らしい。

 

『1』では単独行動だったが、『2』では一緒に飛ばされてきたカーバンクルといつも一緒。ふれあい広場に住み着いている。さかな王子は「自由に暮らしている」と羨んでいたが、それってホームレス……。

 プリンプ魔導学校へはよく遊びに行っており、アコール先生とも親しいようである。なお、あまりに馴染み深く感じるので、幼い頃に一度ぷよフィ世界に来たことがあるかもしれない、と述懐している。

 

<雑記>

 一人称は「ボク」または「ぼく」で、やや中性的な口調で元気よく喋る。旧シリーズの主人公。

『1』の初期発売群では、アミティと勝負したアルルがその後どうなったかについて一切触れられていなかった。ただし、公式サイトの『1』のキャラ紹介文を読むと、「遠い世界から突然飛ばされてきた、魔導師見習いの明るい女の子。「ぷよを消していればそのうち元の世界にもどれるかも?」と思っている。」とあり、しばらくアミティたちの世界にいるようなニュアンスがあった。ところが、『1』の最初の稼動から一年後のNDS版ではアミティとの勝負後に消えた(帰った?)、と描かれており、よって、あくまで一回限りのゲストということになったのか、と残念に思っていたところ、『2』にはしっかり登場続行。……混乱してるなぁ。

『2』では、もはやぷよフィ世界にだいぶ馴染んで、こっちも面白いからそんなに急いで帰らなくてもいいなどと言っており、旧シリーズファンを複雑な心境にさせた。『ぷよ!』では「ここも… ここのみんなも 好きだから」「いったり きたり できると いいなーって 思ってる」と言い、どうやら実現できたように思われる。このアルルの発言は、旧ぷよシリーズとぷよフィシリーズ双方が好きなプレイヤーの思い、あるいは双方を愛してほしい製作側の思いの代弁かもしれない。

 

 旧シリーズでは"アルル・ナジャ"だったが、今回はあくまで"アルル"らしい。

 彼女のキメ連鎖ボイスは旧ぷよシリーズや魔導シリーズからの引用となっている。

 余談だが、"アルル arle"の名はフランスの都市アルル arles にちなんだ音楽「アルルの女」に由来しているそうだ。アルルの女というと、一般に、気の強いエキゾチックな南国の美女、というイメージが持たれているようである。日本的感覚に当てはめれば、”沖縄美人”といったところ?

 なお、『フィーバー』では使われていない"ナジャ nadja"の名の方は、そういう名のヒロインの出る海外小説からとられた、とのことだが、具体的に何からとられたのかは分からない。ただ、アンドレ・ブルトン作のフランス文学「ナジャ」によれば、この名はロシアの女性名ナディエージダの愛称であり、その意味は「希望」である、という。文中で、ヒロインであるナジャは この名のことを「希望の始まりの言葉。始まりだけだからいいのね」と言っている。

 

 ところで、『2』では各キャラクターの誕生日や血液型、好きなものや特技に関するデータが添えられたのだが、アルルの血液型がどうなるかが一部旧ファンには注目されていた。というのも、旧シリーズにおいてアルルの血液型はABだという設定があり、しかしとてもマイナーで、殆ど知られていないものだったからである。

 なお、コンパイルは自社製作作品である魔導ぷよシリーズの設定を把握していないきらいがあり、晩期には会報誌で各キャラクターの誕生日データをユーザーに訊ねていたが…。

 心配は杞憂に終わり、ちゃんと ぷよフィシリーズでも旧シリーズと同じAB型だと明記された。……それはともかく、特技や苦手なものの欄が「?」となっているのは何故だろう。ヘタな事を書いて旧ファンの怒りを買いたくない、と恐れたのだろうか。

カーバンクル Carbuncle

<設定>

 ?/?生まれ、?座、血液型?。特技は?、好きなものは?、苦手なものは?。(『2』からの追加設定)

『1』の隠しラスボス。アルルのペット兼友達の謎生物。アルルと一緒に異世界から飛ばされてきた。カレー好きは健在で、『2』ではカレーが食べたいと主張し、『ぷよ!』ではレムレスにカレーコーティングのキャンディーを作るようにねだり、『ぷよ7』ではカレーの匂いがするとりんごに言われていた。

『2』に出てくる、異世界から飛ばされてきたとされる謎の石版によれば、額の赤い石に大いなる力を秘めるが、「そのちからは たいせつなひとのためだけに」とのこと。

 ちなみに『2』によれば、アルルはカーバンクルの言葉が分かるつもりでいるが、カーバンクル的には そう言われると「遠い目」をしてしまう感じのようだ。とはいえ、『ぷよ!』のデモを見ている限り、アルルはカーバンクルの通訳で人外キャラと普通に会話を交わしており、ちゃんと言葉が通じているらしく思われる。場合によって分かっていたり分からなかったりするということか。そうならば、カーバンクルとアルルの会話は一種のテレパシーのようなもので、体調や魔導力の増減によって理解度が変化するのかもしれない。

 

『ぷよ7』には、耳と尻尾の尖って眼付きの悪いカーバンクルが、ダークアルルと一緒に登場する。しかしアルルのように操られている訳ではなく、ノリでダークな雰囲気に付き合っていただけだという。

 

<雑記>

「ぐー」としか喋れない。しかし、アルルとは意思の疎通ができる。同じように人語を喋れないバルトアンデルスの言葉も理解できる模様。

『1』では、アルルとは別行動を取っていた。『2』『ぷよ!』はアルルとセットで、『ぷよ7』ではアルルと別に対戦するが、ダークアルルとはセットになっている。

『ぷよ!』でアルルがばたんきゅーすると、その周囲を嬉しそうに(?)跳ね回るカーバンクルの姿を見ることができる。『ぷよ7』でも跳ね回っているが、こちらは《怒りマーク》が浮かんでいるので怒っているらしい。

 カーバンクルの名は、ラテン語の「小さな石炭 Carbunculus」に由来する。燃えているような赤い宝石の意味である。

おしゃれコウベ Oshare bones

<設定>

 12/24生まれ、やぎ座、血液型B(だったらしい)。特技はおしゃれチェック、好きなものはナウな服、苦手なものは酸っぱい思い出。(『2』からの追加設定)

 おしゃれにうるさいオカマのスケルトン。高慢な性格で、自分のセンスに絶対の自信を持ち、行き会った他人の服装にチェックを入れてケチをつけてくる。

 実は、おしゃれだったという恋人が消えてしまったため、恋人を探して、似たような服装の人を呼び止めてしまうという。

 ……ってことは、アミティの服装は彼の恋人のに似てるのか…。

 ……というのが『2』までの設定だったが、『ぷよ!』では出会う誰も彼もの服装をチェックし、「アタシだって みんなにきらわれるようなこと すすんで 言いたいわけじゃないわ アタシはこのまちの みんなのタメに 言ってあげてるのよ みんなに もっともっと ステキになって ステキな恋をしてほしいの」と言っており、恋人に似た服装だからチェックしているわけではなくなっている。なお、『ぷよ!』ではサタンを見て行方不明の恋人にそっくりだと言っている。(はい皆さん、想像して下さい。アミティぽい服装をしたサタン様を。)

『2』以降は ぷよ勝負に有利なアイテムやハイセンスな衣料品を売る「おしゃれなお店」を経営。店を持つことは、消えた恋人の夢だった。この店で、恋人を待ち続けている。

 

<雑記>

 一人称は「アタシ」。相手のことは「アナタ」と呼ぶ。オカマ口調で喋る。語尾を「〜だワ」とカタカナにすることが多い。

 オカマだというわりに、服装は倒錯していない。オカマというよりはゲイという感じ。なお、生前はナチュラルブロンドでロングのカーリーヘアだったとのこと。

 自分自身が恋人を待ち続けているため、猫よりは、主人を待つ性質のある犬の方が好きだという。

 彼の連鎖ボイスは服装のセンスを形容する英語やフランス語になっている。

 

 生前は詩人だったらしい。恋人から贈られたピンクパールを大事にしていたが、ある日突然 恋人が消えてしまい、悲しみのあまり、それをミル海岸から海に捨てた。想い出の写真も全て、見るのが辛いからと海に流したそうだ。その後死んで、スケルトンになったらしい。

 捨てたピンクパールは《チューのおもいで》と呼ばれ、誰もがそれを欲しがっている。このアイテムを見ると、チューに関する経験について語らずにいられず(?)、キスの嵐を受けたようにボーッとなるらしい。 

さかな王子 Prince of ocean

<設定>

 3/5生まれ、うお座、血液型O。特技はシモベづくり、好きなものは おしのび旅行、苦手なものは国の行事。(『2』からの追加設定)

 本名は、アルデ・カナール・シェルブリック3世王子。略してさかな王子か。

 自称(?)、海の世界の王子。お供のオトモを連れて諸国漫遊の旅をしていたが、途中ではぐれてしまった。故郷に帰ればいいものを、自由を愛して、気ままな一人旅を続けている。一説には帰れなくなったのだとか。

 実は本来の姿は別にあり、オトモとはぐれた後に魔法によって現在のサカナ姿にされてしまったのだ。しかし本人は全く動じていない模様。

 ……というのが『1』での設定だったが、『2』では、自由を求めるあまり自らレムレスに頼んでさかなに変身させてもらっている、ということになった。

 気位が高く、ワガママ。高貴な生活をしていたため価値観が普通と異なり、不思議なワガママを言うこともしばしば。

 

 本来の姿は、少女と見まごう程に華奢で幼い少年。でもテンションが変。

 

<雑記>

 一人称は「ヨ(余)」。相手は「オヌシ(お主)」と呼ぶ。お殿様口調で、サカナ姿の時はカタカナでゆったり喋る。人間姿のときは普通にひらがなで、ややチャカチャカした感じ。

 彼のキメ連鎖ボイスは海や海洋生物を連想させるものが多い。

 

 本人は「海の世界の王子」を自称しているが、本当はどこかの地上の国の王子で、魚になって海に逃げているのだろうか?

 自分の本名さえ覚えていない、頭の悪すぎる王子様。自由を求め、魚になってまで逃げ回っているくせに、王子であると公言してはばからず、しもべを募り、周囲が自分のために行動するのは当然だと思っている。王子としての責務から逃げているくせにオトモを平気でコキ使って金銭に不自由していないと豪語し、ダンスパーティーの間だけちょっと城に戻る計画を立てて周囲に放言する。良くも悪くも子供。

『ぷよ!』では願いの叶うメダルを手に入れて「ネガイゴトハ ヨノ タミタチノタメニ ツカオウ」と言ったので、なんだ素晴らしい王子じゃないかと思ったのも束の間。願ったのは「ミンナガ ヨロコブ ヨイコトヲ ネガオウ  スベテノ タミガ サンショク ヒルネツキノ ヨノ シモベニナル!」ことだった。いくら浮世離れした王子様とは言え、こんな暗君に支配されては、海の王国(?)の未来は真っ暗であろう。今後の成長が希求される。

 更に、『ぷよ!』では気に入った者(リデル、フェーリ、ルルー、おにおん)を一方的に使用人認定し、断るとキレて襲い掛かったり、強引に拉致していこうとまでしていた。今はまだ子供なので笑い話ですむが、数年経ったら洒落にならない。しかも、狙った相手の殆どが女性だ。特に、ルルーにメイド服を着せようと目論んで「オヌシ ホントハ メイドフクヲ キテミタイノデハ ナイノカ?」と言っていたのは、変態的性癖の萌芽を感じさせた。将来がかなり不安である。

 

 サカナ姿の時と人間の時で言葉遣いや雰囲気が違う。サカナの時は年寄り臭く、何を考えているのか分からない不気味さがあるのだが、人間の時はテンションが異様に高いお子ちゃまである。

 サカナに変身することで、精神にも多少の変容が起きるらしい。『ぷよ!』ではどんぐりガエルを見るなり「オヌシ ナカナカ ウマソウダナ」と言い、「ムカシハ オヌシナド オイシソウニ ミエナカッタガ コノスガタニナッテカラ ミカクモ ヘンカシテシマッタ」「ミノガシテ ホシイ…ト コンガン スルノカ  イヤ ヨノ キモチハ カワラヌ」と言って襲い掛かった。オトモに「コヤツヲ パンニイレテ ヤイテホシイ」と命じており、生で貪り食うわけではないらしいのがせめてもの救いだが、かなり洒落にならない。

オトモ Otomo

<設定>

 4/17生まれ、おひつじ座、血液型B、特技はあみもの、好きなものは王子のアルバム、苦手なものは王子のワガママ。

 さかな王子の若き教育係。逃げ回る王子を探して東奔西走しており、王子のことを考えるとお腹が痛いらしい。

 対戦キャラとしては使用できない。『ぷよ!』ではさかな王子の対戦時に代わりにダメージを受けたり反撃したりする。

『1』の時点では、雑誌や公式サイトに書かれたさかな王子の設定中、「王子とはぐれたお供」としてだけ存在していた。実際に登場したのは『2』からである。

 

<雑記>

 ですますの丁寧口調。物腰が柔らかい。さかな王子を「王子」と呼ぶ。

 教育係とのことだが、好きなものが「王子のアルバム」になっている辺り、王子の成長を暖かく見守ってきたらしく感じられるので、養育係と言ったほうがいいのかも。

 ラフィーナに王子探しの報酬を求められて、一見つまらなさそうな貝殻を渡すが、実はその中に最重要アイテム《チューのおもいで》が隠されていたのである。こういう渡し方をしたのは、照れ屋だかららしい。

 

『2』で、さかな王子は「シモベタルモノ スクナクトモ ヨヨリ ツヨクナクテハ」と言ってシグをテストしている。つまりオトモはさかな王子より強いのだろう。

ほほうどり Hohow bird

<設定>

 12/5生まれ、いて座、血液型O。特技はホホウダイナミック、好きなものは街の平和、苦手なものは月の無い夜。(『2』からの追加設定)

 ほほうどりは種族名。目が悪い鳥のモンスターで、メガネをかけている。高空から急降下しての攻撃が得意なのだが、大抵はメガネを落として地面に激突する。

 かけているメガネは《ムーングラス》で、月夜にかけていると暗闇を見通せる。(逆に、月が出ていないと見えない。)日中はサングラスとしても使用可能。

 自分をヒーローだと思い込んでおり、特撮ヒーローのようにキメたがるが、いつもキマらない。

『2』では夢をかなえ、自ら「未完の塔」を設計・建築。

 

<雑記>

 一人称は「オレっち」。口癖は「ほほぉう?」。

『2』からは語尾に「〜っス」と付ける体育会系の口調になった。

 公式のキャラ紹介にある、「「ほほうどり」は種族名だが、彼以外を見かけた者はいない」って……絶滅危惧種か!?

 

『2』で未完の塔を建てているが、これはアルカ遺跡に書かれた謎の文字を彼なりに解読した結果、天に届く塔を建てれば太陽の力とみんなの想いが収束して《ホホウパワー》になる、と思ったかららしい。彼は、アルカ遺跡の住民を「古代ホホウ人」だと思っている。

『ぷよ!』『ぷよ7』には未登場。

ユウちゃん Yu

<設定>

 6/9生まれ、ふたご座、血液型AB。特技は親父ギャグ、好きなものはよいツッコミ、苦手なものは おフダ。(『2』からの追加設定)

 幽霊の女の子。親父ギャグが大好きで、無駄に明るい。足がないのに踊り(特にステップ)を見せたがる。連鎖ボイスから察するに、踊りだけではなく、自演の芸を人に見せたがる性質のようだ。

『1』のゲーム中ではオソロ墓地に出現するのだが、公式サイトには「学校の幽霊」と書いてあった。学校に住み着いているのだろうかと思いきや、『2』ではプリンプタウンホールに住みついていた。ただし、常にどこかを飛び回っていて滅多に帰って来ないらしい。

 双子の弟の《レイくん》がおり、姉弟漫才がしばしば行われる。

『2』以降はダジャレクイズにはまっている。

 

<雑記>

 一人称は自分の名前そのままの「ユウちゃん」または「アタシ」。『1』での登場台詞(?)は「呼ばれて 祓われて じゃんじゃっかじゃーん!」 …祓われてないし。ちなみに『2』では「じゃじゃーん!」で、『ぷよ!』では「じゃじゃ〜ん!」もしくは「ジャジャ〜ン!」だった。なお、同じく『ハクション大魔王』の登場セリフを元ネタにすると思われる旧ぷよ魔導シリーズの精霊ジャァーン(ジャーン)の登場セリフは「じゃじゃじゃじゃぁ〜ん」。ちなみに『ぷよ7』の新主人公あんどう りんごの口癖は「じゃんじゃかばばばーーん」。

 彼女とレイくんのキメ連鎖ボイスは英語の霊的関連語でまとめられているが、「レッド・ウィスプカモン」「ブルー・ウィスプカモン」は往年の東京コミックショウのショパン猪狩さんの持ちネタ「レッドスネーク、カモン」に掛けていると思われる。

 生前のことは全く覚えていないそうだ。

レイくん Rei

<設定>

 6/9生まれ、ふたご座、血液型AB。特技は冷たい反応、好きなものは氷、苦手なものは犬。

 ユウちゃんの双子の弟。暴走するユウちゃんに対し、引っ込み思案なレイくんは突っ込み役。

 ……と、『1』の時点では説明されていたが、『2』では「好奇心いっぱ(原文ママ)で活動的なユウちゃんにレイくんはいつもおいてきぼり」となっていた。「ユウちゃんとはいつも一緒」と言いたいけれど、「いつもいない」のが実情らしい。かなり無口。

 

<雑記>

 一人称は「ぼく」。平板で大人しめの感じの普通の男の子口調。『ぷよ!』ではかなり暗く少し不気味な感さえある声になった。

『1』の時点で、名前と性格の設定だけはゲーム誌・公式サイトに書かれてあった。実際に登場したのは『2』からである。

 プラカード(スケッチブック?)に文字を書いて差し出し、読ませることが多い。

 生前は、ユウちゃんとレイくんの性格は反対だったらしい。これを語ったのは『2』のあくまだが、『ぷよ!』でユウちゃんがあくまに「ユウちゃんとレイくんの生前を知ってる人がいるの?」と訊ねると、「知らぬが ホトケま」と言っていた。……何か、相当に過酷なことがあったということか。

ゴゴット Gogotte

<設定>

 10/1生まれ、てんびん座、血液型AB。特技は手料理、好きなものはハチミツ、苦手なものは太陽の光。

『2』の頃、ナーエの森の辺りに現われた。大きな黄色い帽子で顔を半ば隠し、上半身は裸、足も裸足な、野性味あふれる亜人の男。さすらいの料理人にして調剤士である。

 頭から大きな鞄を提げており、中にその辺で採取した草やキノコを放り込んで、大きな鍋で調理(調剤)しては、無理に人に食べさせようとする。シグ曰く、彼の作ったスープはとっても臭くて何か変なものが浮いている。そして、ラフィーナに対しては股間からクスリ入りのフラスコを取り出して飲ませようとしていた。…セクハラだよー。

 実は本来は遠い地方で薬を作って暮らす巨人だったが、調合を間違えた薬のせいで(または、変なキノコを食べて)小さくなってしまい、しかしタダでは転ばず、小さく身軽になった身体を生かして新たな食材を求める旅に出たのだという。

 豊かなナーエの森が気に入り、小屋を建てて住み着いている。珍しい食材だと思って、おにおんを付け狙う。

 

<雑記>

 一人称は不明。相手のことを「キミ」と呼ぶ。ややカタコトっぽく、語尾に「〜ネ」「〜ヨ」などと付ける、中国人なまりのような独特の言葉遣いをする。たとえば「これ おいしいヨ」だとか「どうして嫌がってるネ?」とか。基本的に、語尾の一文字をカタカナにする。彼が元々住んでいた遠い地のなまりだそうだ。

 彼のキメ連鎖ボイスは、漢方の生薬の名前にちなんでいる。

 

『2』のみに登場するキャラクター。アミティとは「変な帽子仲間」かもしれない。

 しかし、帽子や鞄にキノコ型の飾りを付けているほどのキノコ好きで、キノコ料理も得意らしい。キノコ嫌いなアミティの天敵か…。

 苦手なものが「太陽の光」って…。やっぱ、暗い森やジメジメしたキノコの洞窟を好むのだろーか。それとも単に、対戦アイテムの「太陽のしおり」に弱いということ?

どんぐりガエル Dongurigaeru

<設定>

 3/31生まれ、おひつじ座、血液型AB。特技は転がること、好きなものは口笛、苦手なものは蛇。(『2』からの追加設定)

 どんぐりガエルは種族名。学名はQuercus rana、分類はどんぐり科カエル目。

 まん丸で、どんぐりのハカマを履き、いつもやじろべえのようにユラユラしているカエルのモンスター。何故か、決してひっくりカエルことはない。

 転がるのが大好きで、いつも幸せそうにコロコロしている。だが、実はこれは身を守る動作でもあり、イザとなると大変素早く転がるので捕獲は困難だとか。

『1』では、この世界の何処にでもいる普通のカエルだと説明されていたが、『2』からは、生息地域がプリンプタウン周辺の淡水域(主にナーエの森)に限定された。なんでも、ナーエの森に生える直径10cm前後の巨大どんぐりに潜り込む生態を持ったカエルらしい。勝利カットを参照するに、おたまじゃくしの頃からどんぐりに入っている。

 

<雑記>

「ケロケロ」や「ケローン」としか喋れない。『ぷよ!』を参照すると、その言葉は、シグ、さかな王子、あくまならば理解できる模様。

『1』では無数のどんぐりを口から吹いて攻撃していたが、『2』ではしゃぼん玉を吹くようになった。『ぷよ!』では再びどんぐりを吹くように戻っている。

 

 アミティはこのどんぐりガエルに「生き別れの兄」という設定を勝手に付け、「ケロティ兄さん」と呼んだ。

 容姿や歌声が癒し系で可愛いようで、シェゾがやけに気に入り、ペットにしようとした。

 さかな王子はサカナになってから味覚が変わったそうで、どんぐりガエルを食べようと狙っている。

おにおん Onion pixy

<設定>

 9/29生まれ、てんびん座、血液型?。特技はオニごっこ、好きなものはおに子、苦手なものはゴゴット。(『2』からの追加設定)

 おにおんは種族名。学名はsubsp cepa、分類はタマネギ科オニ目。アルカ遺跡の壁画にも描かれており、かなり昔からこの辺りに生息していたらしい。

 タマネギに手足と一本角の生えたような小鬼のモンスター。虎縞の服を着て、手には金棒を持っている。

 森に住んでおり、暗くなってから活動が活発化するらしい。プリンプ魔導学校裏の森(ナーエの森)にも沢山いるとか。

 上位種に「パールおにおん」などがいるとのこと。

 

 ちなみに、ゲーム本編に登場するのはおにおん族の勇敢な青年だという。『1』までは森で平和な生活を送っていたが、『2』からは、おに子のハートを奪った(笑)シグを敵視し、一方で、珍しい食材を探すゴゴットにつけ狙われるようになった。『ぷよ!』では「追うのをやめて自分自身を磨いた」ことでおに子のハートを取り戻すことに成功し、今やラブラブ最高潮。楽しい日々を送っているが、惚れっぽいおに子に執着するあまり、イイ男には誰彼かまわずケンカを売るようになってしまった。

 

<雑記>

「オン」「オーン」としか喋れない。『ぷよ!』を参照すると、彼の言葉はシグ、おしゃれコウベ、さかな王子、アコール先生、ぞう大魔王、サタンならば理解できることになっている。ルルー、ナスグレイブは、二種あるデモのうち一方では理解できているが もう一方では理解できていない。違う人がシナリオを書いたために生じた齟齬か。

 

 ちょこまかとまとわりついてラフィーナのお尻を金棒で突付いたり、自己主張は激しいようだ。

『ぷよ!』ではアミティはこの おにおんに「弟」という設定を付け、「おにてぃー」と呼ぶようになった。

おに子 Oniko

<設定>

 4/29生まれ、おうし座、血液型?。特技はオニぎり作り、好きなものはシグの髪の毛(アンテナ)、苦手なものはスカートめくり。

『2』『ぷよ!』に登場。おにおん族の女の子で、おにおんという恋人がいながら、シグに禁断の一目ぼれをした。『ぷよ!』ではおにおんとヨリを戻し、今が一番幸せな時期。

 

<雑記>

 対戦キャラクターとしては使用できない。

「オン」「オーン」としか喋れないが、求愛するとき「チュ〜〜」とも言う。

『2』の時点では、アイドルの追っかけをするようにシグを追いかけ、影から見つめてはハートを飛ばしていたらしい。

こづれフランケン Frankensteins

<設定>

おやフランケン
 2/11生まれ、みずがめ座、血液型O。特技は工作、好きなものはカミナリ、苦手なものは独りぼっち。(『2』からの追加設定)

こフランケン
 2/1生まれ、みずがめ座、血液型O。特技は電気工作、好きなものはキャンディ、苦手なものは虫歯。(『2』からの追加設定)

 乳母車に乗った子供と、その乳母車を押している親の、親子づれのフランケンシュタイン。

「おやフランケン」はある博士の手で作られ、魔導力によって動いている、あまり頭の良くない人造人間だが、博士がどこかに逃げてしまったため、寂しさのあまり自分で「こフランケン」を工作した。

 偶然落ちた雷で動き出した「こフランケン」はわりと賢いが、意地悪な性格だとか。

 

<雑記>

 父親は肉体派で腕力が大きいが、「フガー」としか喋れない。父親の言葉を子供が通訳する。

 子供の一人称は「おれさま」。父親を「パパ」と呼び、語尾に「〜にょ」と付ける。

『1』『2』『ハバネロ』のみに登場。

あくま Akuma

<設定>

 1/11生まれ、やぎ座、血液型なし。特技は骨董集め、好きなものは古い本、苦手なものはコーヒー。

 数千年前から生きている悪魔的クマで、プリサイス博物館の館長をつとめている。

 首につけたクローバー勲章は、確かな信頼と尊敬を得た賢者に授与されるもの。

 博識で、普段は落ち着いた物腰だが、興奮すると「クマ!」としか言えなくなる。

 バルトアンデルスやどんぐりガエルのような、人語を話せないキャラクターの言葉を理解できるようだ。

 

<雑記>

 一人称は「われ」。相手は「そなた」と呼ぶ。「人」を「クマ」に言い換えることがある。語尾に「〜ま」と付ける。興奮しやすく、やや興奮すると語尾に「クマ!」とつける。更に興奮すると「クマックマッ」だの意味不明なことを言い始める。

 どうも、身体はクマのヌイグルミにしか見えない。しかも黒いので、黒猫のヌイグルミの姿をしたポポイと何らかの関連を想像させるが、詳細は全く不明だという。

 ちなみに、あくまの誕生日は1/11、ポポイの誕生日は2/22。1と2ということで、あくまの方が年長…なのかも。実際、あくまの言動は年寄り臭く、ラフィーナは「お年寄り」と言っていたが、ポポイはもっと若々しく感じられる。

 プリンプで古くから信仰されている「くまもりの儀」と関係がある?

 なお、『2』のゲーム内での情報を見ると、彼の本体は博物館の図書室のある場所に眠っているとも解釈できる。(ホントに、ただ毎日図書室で寝ているだけなのかもしれないが。)なんにせよ、彼の秘密は博物館に隠されているとのこと。また、『ぷよ!』ではぞう大魔王に「霊物」であることを見抜かれて肯定していた。霊物とは神霊や悪霊などのことを指すが……。

 

 実はプリンプタウンを守護することに心を砕いている。『2』ではシグが紅い邪悪なタマシイに共鳴しつつあったことをいち早く気づいて守護を授けたり、『ぷよ!』では魔導世界からの来訪者たちを警戒してぷよ勝負大会に参加したりしていた。また、ポポイとアコール先生の動向にも注意を払っているようだ。なんでも願いの叶うメダルを手に入れて願ったことは、「プリンプタウンに自分以外の”あくま”が入れないようにすること」。種族や肩書きは関係なく、精神的に邪悪な者はプリンプタウンに入れないように結界を張ったらしい。

 

『ぷよ!』によれば、若い頃はダンスが好きで、夜の広場でブレイクダンスを踊ったものだそうだ。特に得意なのはヘッドスピンだったとか。(今現在の彼は、首が体から浮いている状態なので、ヘッドスピンできるのか疑問に感じる。もしかしたら、若い頃は今とは違う姿だったのかもしれない。)夜の広場で踊るとは、いかにも「悪魔」らしい。今は賢者として知られるが、学校には行っておらず、読書が好きで独学で学んだ。なお、キャンディーなどの甘いものも結構好きらしい。

 ちなみに、チューの思い出(甘い恋愛経験)はなかったらしい……。欲しかったそーな。

 首ちょんぱしてるのが気になる。あと、背中の一対の煙(翼?)も。デーヴィークマクマの連鎖カットやばたんきゅー姿から見るに、身体はおまけで、頭に煙状の翼がついた姿が実質なのかも。

あやしいクルーク

<設定>

 6/16生まれ、ふたご座、血液型A。特技はお掃除、好きなものは読書、苦手なものは「封印のきろく」(自分が封じられていた本)。

 博物館所蔵の本の中に封じられていた魔物で、この本を借り出して持ち歩いていたクルークの肉体をのっとった。しかし、完全に適合した肉体ではないため、能力を出し切れない様子。かつての自分の肉体の子孫に当たるシグに目をつけ、肉体を奪おうとした。

 

<雑記>

 一人称は「私」で、相手を「おまえ」または「お前」と呼ぶ。であるだ文語系の尊大で重々しい口調。

 彼の連鎖ボイスは赤い色を表す英語でまとめられている。シグの項目参照。

 

 本来は、恐らくアルカ文明が栄えていた時代、城で一人暮らしていた「紅いまもの」だった。姿が「見る者を恐怖のどん底に落とす」ほど醜かったので、周囲から恐れられ疎まれていたらしい。だが、本人は大人しく本好きな性格だったようだ。商人から封印の本を入手した男たちが面白半分で「まもの退治」に乗り出し、騙して本を開かせたので、魂の半分(邪悪な紅いタマシイ)だけが本に吸い込まれてしまった。すると、残された肉体は元とは似ても似つかぬ普通の少年に変わり、その肉体に宿る魂の半分(青いタマシイ)は、自分が何者だったかも騙されたことも何も覚えておらず、ボーッとしていた。

 この肉体はそのまま普通に一生を全うしたらしい。その子孫(血を受け継ぐ者)がシグとのこと。シグがボーっとしているのは、魂が半分しかないからなのだろう。

 

 イベント系キャラなので、今後このままの姿で登場する可能性は低いと思われる。違う人間の身体を乗っ取って現れる可能性はあるのかも?

 ……と、思っていたところ、『ぷよ7』ではクルークの でかぷよ変身時の姿として再登場した。連鎖ボイスも再現されたサービスぶりであった。

ナスグレイブ

<設定>

 ?/?生まれ、?座、血液型?。特技は?、好きなものは?、苦手なものは?。(旧ぷよ魔導設定より)

メガネをかけたナスの魔物。口の悪いへんくつものだけど ほんとはナイーブで さみしがり屋。(『ぷよ!』取説より)

『ぷよ!』に登場した、旧ぷよシリーズキャラクター。ぷよ勝負が原因で魔導世界からぷよフィ世界に飛ばされてきた。新しい世界に慣れず、ナーバスな気分に陥っていたが、お馴染みの魔導世界キャラと遭遇して明るさを取り戻した。

 いつも飛び回っており、くるくる回転したりする。ヘタが取れてカッターのように飛ぶ。昔に比べて容姿はキュートに、ぷよの腕は強く変わった。

 出会った相手に高確率で「美味しそう」と言われるので、常に相手を警戒している。

 

<雑記>

 一人称は「オレ」。相手のことは「おまえ」と呼ぶ。語尾に「なぁす」と付け、すぐに「おたんこなぁーす」「ぼけなぁーす」と怒鳴る。

 彼の連鎖ボイスは、『魔導物語』での彼の攻撃パターンに準拠している。ただ、個人的には「太鼓を叩いて脳みそをぷーにする」攻撃パターンが入っていなかったのが残念。

 

 元々は旧ぷよシリーズの前身に当たる『魔導物語』に登場していたザコ魔物で、モデルは『魔導物語』の生みの親である米光一成氏自身であるらしい。『魔導』当時の設定では「陽気」だった。「さみしがり屋」という設定は『ぷよ通』の頃に作られたものだが、根拠は分からない。『魔導物語』では宝箱の中から飛び出してくるが、それを「構ってもらいたがり→寂しがり屋」とでも解釈したのだろうか? ともあれ、『ぷよ!』ではこの設定を引いたストーリーを展開しており、なかなかいい物語が作られていた。

『ぷよ!』での彼はカレーが大好物だという。どうも自分で作ることができるようだ。付け合せはオニオンサラダがいいとか。なお、「彼女」はいない。願いの叶うメダルを前に口にしたのは、他の者より大きくなる、メガネを卒業してコンタクトに変える、ナス以外の何かになる、というようなこと。つまり、今現在の自分自身が好きではないのだと思われる。

 

 個人的に、ぞう大魔王を「おまえ」呼ばわりして完全に対等に話していたのは釈然としなかった。『魔導物語』にはナスグレイブとぞう大魔王が会話するシーンがないのだから、これがおかしいとも言えないのだが、ぞう大魔王はナスグレイブに比べれば格上の魔物であることは確かなので。せめて「あんた」とか…。

すけとうだら

<設定>

 ?/?生まれ、?座、血液型?。特技はダンス、好きなものは?、苦手なものは?。(旧ぷよ魔導設定より)

手足のはえた巨大なサカナ。得意のダンスでどこでも楽しくコミュニケーション!(『ぷよ!』取説より)

『ぷよ!』から再登場した、旧ぷよシリーズキャラクター。ぷよ勝負が原因で魔導世界からぷよフィ世界に飛ばされてきた。ナスグレイブと異なり、どこであろうとも全く物怖じない。ダンスとぷよ勝負で明るくコミュニケーションを図る。

 自分の脚の美しさに自負がある。格闘女は嫌いらしい。バルトアンデルスに食われるのではないかと怯え、バルにくんくんされて、自分は臭いのかと新しいコロンを探す計画を立てていた。自分の魚臭さには気を遣っているらしい。

 

<雑記>

 一人称は「オレ」「オレさま」で、相手は「アンタ」と呼ぶ。が、ナスグレイブのことは「おまえ」、クルークのことは「オマエ」と呼んでいた。あくまのことは「ブラザー」と呼ぶ。やや気取った男性口調で、語尾を「〜だゼ」などとカタカナにすることが多い。この語尾は『ぷよ!』独自のもの。『ぷよ7』でもごく僅か使われていた。

 彼の連鎖ボイスは『ぷよSUN』のそれのイメージを引いており、ヤンキーノリで波とダンスにちなんでいる。

 

 旧ぷよ魔導シリーズの彼と比べて、性格がかなり良くなっていると感じた。旧シリーズの彼はもっと身勝手で好戦的だったし、晩期には妙な卑屈さが出て、戦いに負けると自分を「あっし」と呼びアルルやルルーを「姐さん」と呼んでペコペコして付き従ったりさえしていたのだが、このすけとうだらは非常にカラリとしている。願いの叶うメダルに願ったのも「ダンスパーティーで だれよりも先に ソロダンスをおどる♪」ということだった。こんな願い、メダルに頼らなくても叶えられそうなものなのに、なんと無欲なのか。

ぞう大魔王

<設定>

 ?/?生まれ、?座、血液型?。特技は?、好きなものは?、苦手なものは?。(旧ぷよ魔導設定より)

自称「大魔王」のぞう。ふだんの動作は、ゆっくり。コウフンすると大地がゆれる!?(『ぷよ!』取説より)

『ぷよ!』に登場した、旧ぷよシリーズキャラクター。ぷよ勝負が原因で魔導世界からぷよフィ世界に飛ばされてきた。

 平和と自然を愛する善良な性格なのだが、イライラしやすい。イライラすると地団太を踏んで地震を起こしたり暴れたりする。また、大魔王としての自負が強く、やや尊大で横暴な面もある。夢は平和で豊かな国を築くこと。

 

<雑記>

 一人称は「オレさま」。相手のことは「おまえ」と呼ぶ。語尾に「〜だそう」と付け、やや尊大な口調。

 彼の連鎖ボイスは『ぷよSUN』からの流れを引いている。大本は『魔導物語』での彼の攻撃パターンだ。

 

 今回は「大魔王」らしく、そこいらのザコ魔物とは違う風格を見せていた。ポポイやあくまを一目見て只者ではないと見抜き、ポポイの正体は分からなかったが、あくまのことは「霊物」だと言い当てた。

 

 ぞう大魔王は、初登場のMSX2『魔導3』では、ハッキリ語られてはいないものの、ミノタウロスの前にルルーの手下として現れていた。この設定を引いて、『す〜ぱ〜なぞぷよ ルルーのルー』では、彼はルルーを「ルルー様」と呼んでいる。ところがその続編であるはずの『す〜ぱ〜なぞぷよ通』では、何故かルルーを呼び捨てにして尊大に振舞っていた。

 元の旧シリーズからしてこうだったので仕方ないのだろうが、『ぷよ!』ではサタンに対するぞう大魔王の態度がデモごとに異なっており、矛盾が生じている。リデルの対戦相手として出現したときには「サタンさま」と呼んでいるのに、サタンと対戦する時には呼び捨てて対等に振舞っている。もっとも、リデル戦の時でもリデルが負けると「オレさまに勝てないようでは サタンに会えないぞ〜う」「まだまだ よわいぞ〜う! そんなじゃサタンに会えないぞ〜う」と言うのだが。リデル戦の漫才デモで「サタンさま」と言ったのは ただの気まぐれか?

 

 ちなみに、彼はおしゃれコウベの好みのタイプらしい。おしゃれコウベにはゲイ仲間だと思われていた。というのも、ぞう大魔王の額の赤い印を、「結婚した女性がつける印、ビンディー」だと思ったからなのだが。ぞう大魔王曰く、額の赤い印は生まれつきのものだそうだ。(しかし、インドの化粧・ビンディーは本来は「第三の目」を表すもので、宗派等によっても意味が異なっており、必ずしも既婚女性のファッションではないはずである。)

シェゾ・ウィグィィ

<設定>

 3/16生まれ、うお座、血液型?。特技は?、好きなものは?、苦手なものは?。(旧ぷよ魔導設定より)

最強を目指す闇の魔導師。アルルの魔導のチカラを狙う。熱くなるとビックリな発言をして「ヘンタイ」と呼ばれがち。(『ぷよ!』取説より)

『ぷよ!』から再登場した、旧ぷよシリーズキャラクター。

『ぷよ!』では、ぷよ勝負が原因で魔導世界からぷよフィ世界に飛ばされてきたが、本人は「何かに 呼ばれたような 気がした」とも言っていた。あくまの推測によれば、プリンプタウンで開かれたぷよ勝負大会の力に引き寄せられた可能性があるらしい。

『ぷよ7』では異世界《チキュウ》の砂漠で迷子になっていたが、真っ黒マントな服装の割に喉の渇きは訴えておらず、空腹で苦しんでいた。水は魔法で出せるからかな。

 

 基本的に(闇の魔導師として)まじめな性格だが、少しばかり感性がユニークな部分もあるので(例えば、不本意な呼ばれ方をするのは誰でもいやだ、という話題になると、突然「オレも「ナス」といわれればおこる 「タラ」といわれるのは もっとイヤだ」と言い出したり、どんぐりガエルが可愛いからといって突然「お前が… マジで ほしい!!」と叫んだり)、結果的に周囲にその行動が奇行に映ることがある。

 挑まれた戦いは基本的に拒まないが、弱い物いじめはしないと公言する。「フェーリを いじめた?」と問うレムレスに「オレはよわいものイジメはしない だからフェーリは イジメていない」と返していた。フェーリと戦って倒したのは事実なので、フェーリは弱くなかったという意味なのだろう。

 

<雑記>

 一人称は「オレ」。相手のことは基本的に「おまえ」と呼ぶが、怒ると「きさま」と呼ぶこともある。あくまなど、年長の男性のことは「おっさん」と呼ぶこともある。「〜だぜ」というような普通の青年口調。興奮すると説明不足になりがちで、誤解されることが多い。

 彼のキメ連鎖ボイスは『ぷよよん』の流れを引いている。大本は『魔導物語』や『わくぷよ』での彼の使用技だ。

 

 プリンプタウンは平和な街だといい、クルークも普通にダークな魔導師を目指している。フェーリも、明言されていないがどう見ても闇系だ。なのでぷよフィ世界では闇系も光系もさして区別されず対立関係もないのかと思っていたが、『ぷよ!』でプリンプタウンに出現したシェゾに対して、フェーリ、さかな王子、あくまが「闇の魔導師だから」という理由で排除しようと戦いを挑んできた。ぷよフィ世界でも闇は忌むべきものであるらしい。

 気になったのは、シェゾと対比される「光の属性の魔導師」としてレムレスの存在が語られたことだ。個人的には、シェゾを散々当て馬にしてくれたSS版『魔導』〜真魔導前半のラグナスを思い出してしまうので、できればレムレスをシェゾの対比キャラクターにはしてほしくない。まあ、光は光でもレムレスは「闇を照らす アヤシイ光」だそうだし、シェゾ(闇)に対して「正しい」という語られ方は、多分しないだろう…と、期待したい。

 そういえば、『2』でのレムレスの初登場は《砂漠(砂丘)で迷ってふらふらになっていたところで主人公に出会い、変質者扱いされる》というものだったが、『ぷよ7』のシェゾのエピソードは《砂漠で迷ってふらふらになっていたところで主人公に出会い、変態扱いされる》というものだった。狙ってシチュエーションを揃えたんだろうか? それとも、単に作劇のパターンがかぶっただけか。

 

 エキセントリックな連中との対戦ばかり続いて疲れたとのことで、どんぐりガエルの可愛らしさに癒されていた。とはいえ、その後どんぐりガエルを連れ歩いている様子はなかったから、ペットにするのは諦めたのだろうか。あまりに嫌がられたから逃がしたのか?

 魔導シリーズであった、アルルを捕らえておきながら何故か魔力をすぐに吸わなかったり、ウィッチからもらった魔力を戦いが終わると自主的に返したりしていた奇妙なツメの甘さ、ストイックさはここでも健在で、シグの力を狙って戦いを挑み勝利したのに「また会おう その時まで だれにもそのチカラをわたすな」「おまえの ひめたチカラは 時がきたら オレがいただく」と言い残して立ち去ったり、アルルに戦いを挑んで勝利したのに「アルル  負けてもいいのか? おまえが…ほしいんだぞ?」「負けたおまえを… もらってしまうぞ!」 「こんなに よわい おまえなんか …ちっとも ほしくないぞっ!!」などと言う。

 

 女慣れしていない様子も健在で、アコール先生に「美男子」と言われただけで誘惑されていると思い込んで必死に拒絶していた。(「オレは闇の魔導師なんだ」という理由で。彼としては、白魔導の使い手に篭絡されることは誇りに関わる問題らしい。)

 食嗜好に関しては、コーヒーには必ずミルクを入れるカフェオーレ派だそうだ。甘い味が好きなのかと思ったが、レムレスが差し出す甘いお菓子には全く興味を示さなかった。

 

 なお、恐らく声優のアドリブなのだろうが、カフェオーレの発音が「カフェ・オ〜レ」という感じで奇妙だった。これがプレイヤーに受けたようで、次作の『ぷよ7』では「カルボ・ナ〜ラ」と台詞の時点で奇妙に書かれ、声優の発音は輪をかけておかしなものになっていた。この先、どこまでエスカレートしていくのか。楽しみなような気が重いような……。

 コンパイル晩期の《変態・カビが生えてる・洞窟に住んでる》設定のように、悪ノリし過ぎてキャラ崩壊、の轍を再び踏むのは勘弁してほしい。ほどほどでお願いします……。

ルルー

<設定>

 2/24生まれ、うお座、血液型?。特技は格闘、好きなものはサタンさま、苦手なものは?。(旧ぷよ魔導設定より)

セクシーな格闘女王様。腕っぷし以上に気も強い。サタンさま一筋で恋敵のアルルを消し去りたい。(『ぷよ!』取説より)

『ぷよ!』から再登場した、旧ぷよシリーズキャラクター。

『ぷよ!』では、ぷよ勝負が原因で魔導世界からぷよフィ世界に飛ばされてきた。サタンを見張りつつぷよ勝負していたそうで、最初からサタンを探し回っていた……のだが、デモによってはサタンがいなくて退屈だからぷよ勝負大会に参加したとも言っていて、イマイチ言動が矛盾している。

『ぷよ7』ではイースター島で格闘修行していた。

 

<雑記>

 一人称は「私」と書いて「わたくし」と読ませる真魔導式。相手のことは「あなた」または「アナタ」と呼ぶ。「〜ね」「〜ですわ」というような女王様口調。

 彼女のキメ連鎖ボイスは『ぷよよん』の流れを引いている。元は『魔導物語』『ぷよSUN』『わくぷよ』等での使用技。

 

 コンパイルシリーズ晩期のルルーは格闘家としての面が強調され、お嬢様、女王様の要素はかなり縮小していたが、『ぷよ!』のルルーはいやに女っぽく、女王様としての要素が強調されていた。サタン(恋)の話、おしゃれの話、そして「周囲を高圧的に従え、カワイイ男の子をシモベにする女王様」の話で彼女のデモはほぼ構成されていたのだ。

 個人的に、サタン一筋で彼の妃になることを夢見ているはずのルルーが「あと5年もすれば かなり イケてるかも」「わたくしの格闘技に この子の 左手が秘めていそうな 魔導のチカラを合わせれば 世界制覇も夢ではないかも…」とシグを下僕にしようとしたり、クルークと真性のSMプレイのような会話を交わすのは、あまり好感を持てなかった。

 

 もう一つ、特筆しておくべきことがある。『ぷよ!』のルルーは、その愛をサタンにハッキリと拒まれてしまっているのだ。やっと再会して喜ぶ彼女に対し、サタンは言う。「(アルルとハネムーンをするから)悪いが ひと足さきに もどってほしい」「ルルー 悪いが わたしのことは あきらめてほしい」「ルルー おまえは美しい しかし恋とは そういうものなのだ」「ぷよ地獄で あたらしい であいがあることを いのってるぞ…」。

 サタンがここまでハッキリとルルーを拒絶したのは、新旧含める過去の全シリーズにおいては、『す〜ぱ〜なぞぷよ ルルーのルー』だけだ。その他のゲームではサタンはルルーを拒まず、アルルと対等の妃候補として扱ったりしていたし、コンパイルシリーズ晩期では、むしろ受け入れかかっているニュアンスで語られることもあった。中期の頃に出たドラマCD『ばよえ〜ん』のように、もはや恋人のように描かれていたものすらあったのだ。なので、『ぷよ!』でのこの展開には個人的に大いに衝撃を受けた。

 ついでに言えば、アルルに対するルルーの態度もかなり厳しい。それに対して、何故かアルルがいやにルルーに好意的で、『す〜ぱ〜なぞぷよ通』を思い出さされる。

サタン

<設定>

 ?/?生まれ、?座、血液型?。特技は?、好きなものは?、苦手なものは?。(旧ぷよ魔導設定より)

ぷよ地獄を創造したボスらしい。大好きなカーバンクルをつれたアルルを”フィアンセ”と言い張る。(『ぷよ!』取説より)

『ぷよ!』から再登場した、旧ぷよシリーズのラスボス。

『ぷよ!』では、ぷよ勝負が原因で魔導世界からぷよフィ世界に飛ばされてきた。ルルーに常に見張られているらしい。行方不明になったアルルを心配していたそうだが、今回のサタンたちの来訪に、サタン自身の関与はあるのか。……どうも無関係であり、偶然であるようだ。

『ぷよ7』ではダークアルルに騙されて《ぷよつかい》としてりんごたちの前に立ち塞がった。

 魔導世界の魔物たちの王。尊大で、やや怒りっぽい。魔導世界の魔導学校の校長でもある。

 

<雑記>

 一人称は「わたし」。相手のことは「おまえ」と呼び、怒ると「キサマ」とも呼ぶ。やや尊大な で・ある・だ口調。

『ぷよ!』でカーバンクルのことを「カーバンクル」と呼んでいて、気になって仕方がなかった。サタンはカーバンクルを「カーバンクルちゃん」と呼ばなければ。(これ譲れません。)

 そして『ぷよ7』では、カーバンクルを全く気に掛けず、口にすることすらなかった……。

 サタンのキメ連鎖ボイスは『ぷよSUN』の流れを引いており、英語で天災や天罰を表す系統の言葉でまとめられている。

 

 子供の言うことに いちいちマジギレし、しまいに教師(保護者)に八つ当たり。

 しかし、コンパイルシリーズ晩期の、色々壮大な後付け設定がつきすぎた上に性格がエキセントリックになりすぎたサタンにうんざりもしていたので、この初期の「やんちゃな魔王」に戻ったかのようなサタンにはかえって好感を持った。

 

 旧シリーズではアルルのことを一方的に「妃」と呼んではばからなかったが、『ぷよ!』では「フィアンセ(婚約者)」と呼び方を変えていた。少し謙虚になったのか…と思いきや、再会したアルルに向かって「ここで ハネムーンと しゃれこむか! あんなことや☆ こんなことも◎ 楽しんでいくのだ♪」「さあ ず〜っとガマンしてきた あんなことや☆こんなことをするぞ〜」などと言ったり、ちょっとエロ親父度が進んでいる。そろそろガマンも限界に近づきつつあるのだろうか。

『ぷよ7』では「わたしのつま というか こんやくしゃのアルル」と呼んでいた。《妃》《フィアンセ》は小さいお子さんには解らない、ってことなのだろうか。どんどん平易にされてくなぁ。

 

 恐らく『ぷよよん』のシナリオを元にアルルとサタンの役割を逆転させたものだろうが、『ぷよ7』のサタンには、エコロに憑依されたアルルを救うべく りんごとパーティーを組み、救い出されたアルルに声をかけるという、大変オイシイ役が与えられていた。

 この時、ダークアルルの中身がアルルではないと即座に見抜き、愛の深さを窺わせたのだが……。考えてみれば、サタンはダークアルルに頼まれて《ぷよつかい》としてりんごの前に立ち塞がったのだから、以前にもダークアルルと顔を合わせているはず。つまり、その時は気付けなかったということになる。アルルに《お願い》されてデレデレしちゃってたのだろーか。

 

 それはそうと、『ぷよ!』のデモの中に「ぷよ地獄」を、あたかも本当にそんな異世界が存在し、それをサタンが創造したかのように語るものがあって気になった。実際は「ぷよ地獄=大量のぷよぷよに埋まる=ぷよ勝負」に過ぎないはずである。(初代『ぷよぷよ』のコンティニュー画面のイラストをイメージすると分かりやすいかも。)ちゃんとそのニュアンスで語られているデモもあるのに、入り混じっていて奇異ではあった。

 

アミティ/ラフィーナ/シグ/クルーク/リデル/タルタル/アコール先生/ポポイ/フェーリ/レムレス/バルトアンデルス/アルル/カーバンクル/おしゃれコウベ/さかな王子/オトモ/ほほうどり/ユウちゃん/レイくん/ゴゴット/どんぐりガエル/おにおん/おに子/こづれフランケン/あくま/あやしいクルーク/ナスグレイブ/すけとうだら/ぞう大魔王/シェゾ・ウィグィィ/ルルー/サタン/世界設定

あんどう りんご/ささき まぐろ/りすくま せんぱい/スケルトンT/ドラコケンタウロス/ダークアルル/エコロ/世界設定

 

『ぷよぷよフィーバー』世界設定

 パラレルワールド的だが、『魔導物語』とは繋がっている世界。また、この物語はジャンル的には「学園もの」なのだそうだ。

 この世界は、アルルの観察によれば、魔導を学ぶ者が魔導世界よりも多い。魔導世界では魔導師は生まれもっての素質に左右される職業で、魔導を学ぶ者はそう多くなかったが、アミティの学校へ遊びに行くとみんな魔法を使っていたので驚いたという。

 なお、『2』によれば、アルルはアコール先生に「魔法」は手段、「魔導」は目的であり、少し意味が異なると教えられたそうだ。真魔導設定では、魔法は精霊力を発現させる実際の行為・技術で、魔導はそのための原理・理論であり、魔導を知ることこそが魔導師の真の目的だとされていたのだが、この設定を引いているのだろうか。

 歴史書によれば、かつては(魔導世界がそうであるように?)鉱物を使う魔導が盛んだったそうだが、物語の舞台であるプリンプ地方では鉱物が採れなかったとのこと。よって外界とは異なる魔導が発達しているのではないかと思われる。

 こうして発達した独特の魔導(おまじない)の一つに、「くまもりの儀」がある。プリンプ地方が閉鎖されていた時代から信仰され始め、現代でも人々が行っていると言う。これは、「紙」を「神」とみなすもので、誰もいない場所でメモ紙を拾ったとき、その紙に書かれていた物を用意して、翌日メモを拾った場所に置いておくと、大切な願いが叶う、というものである。

 さて、かつて人々がこの辺りで物資を運搬するとき、交通の難所であるプリンプを避けて進むには、北方のタトゥーンダ城下を通るしかなかった。タトゥーンダ城は高い通行税を徴収し、それによって得た財で軍備を整え、不平を唱え始めた周辺の街を攻め滅ぼした。街を失った人々は、噂に聞く「扉の無い楽園」プリンプへと逃げていった。この地は未だかつて一度も蹂躙されたことが無いと言われていたからである。

 そんな時、ナーエの森で一枚のメモ紙が拾われた。それには「たくさんのぷよ」と書かれており、人々はこぞってぷよをナーエの森に集めた。この「くまもりの儀」によってか、プリンプへ侵攻しようとしていたタトゥーンダ城は一夜にして無人となり、同時にナーエの森に集められた沢山のぷよも全て消えていたという。これ以降、メモ紙が落ちていることは二度となくなったが、信心深い人々はプリンプを守り、現代のプリンプタウンとなった。

 プリンプタウンのあるこの世界は、「魔導」と「ぷよ」の二点で魔導世界に結びつき、非常に似通っている。アルルいわく、「ほんとプリンプって初めてって思えない。もしかして小さい頃に来たことあるのかな〜/う〜ん、ちっともおぼえてないんだ。」とのこと。……本当に幼児期のアルルがこの世界に来たことがあったのか? それとも、アルルが前世でこの世界に住んでいたというようなトンデモ裏設定だろうか。

 

 ところで、異世界なのにキャラクターの星座が現代地球と同一なのには何か意味があるのか? プリンプ魔導学校の学級日誌には「熱鳥月」「落星月」といった独特な月名が書かれているのに、キャラクターデータではこれも現代地球と同じ「一月、二月」になっている。謎。

 

プリンプタウン
 アミティたちの住む町のこと。『2』からの追加設定。「プリンプ」とは英語の「primp おめかし、おしゃれする」からきているのだろうか?
 町には、アミティたちの通う「プリンプ魔導学校」の他、あくまが館長をつとめる「プリサイス博物館」、アルルが常駐している「ふれあい広場」、おしゃれコウベのオープンした「おしゃれなお店」、レイくんが案内役をつとめる「プリンプタウンホール」、ほほうどりが設計・建築中の「未完の塔」がある。
 プリンプタウンのあるプリンプという土地は、自給自足を無理なく行える穏やかな気候と豊かな緑に恵まれているが、四方を砂丘や海に囲まれているため、外界との交渉は現代でも乏しい。よって、かつては「扉の無い楽園」と呼ばれていた。昔は更に外界との交渉が難しく、唯一、クランデスターン家の者だけが屋敷に設置した転送の魔法陣によって外界との物資運搬を行っていたらしい。

ナーエの森
 「プリンプ魔導学校の裏の森」のこと。アミティたちの住む町から程近い森。それほど怖い魔物はいないので子供たちも安心して遊べる場所。
 おにおん族やどんぐりガエル族の住処だが、『2』からはゴゴットも小屋を建てて住み着いた。キノコが沢山あり、直径10cm前後ある巨大どんぐりが実る。

アリクビ湖
 古代の遺跡が眠る穏やかな湖。

水晶の洞窟
 色とりどりの水晶に彩られた洞窟。魔力を秘めた水晶の放つ光によってぼんやりと照らされている。

オソロ墓地
 真昼でも霧が濃く薄暗い、不気味な墓地。葉の落ちた木々には怖い顔が浮かび、イバラが這う。

ジグザ峠
 タトゥーンダ城へと続く険しい山道。足を踏み外せば谷底へまっさかさま。『1』で、アルルとはここで出会う。

タトゥーンダ城
 主のいなくなって久しい、荒れ果てた古城。『1』でラスボス戦の行われる場所。ここにカーバンクル出現。
 かつては大きな勢力を誇り、周辺の街を攻め滅ぼしてプリンプにも侵攻しようとしていたが、プリンプの人々が行った「くまもりの儀」によって、大量のぷよと同時に、一夜にして城内の全ての者が消え去ったと言う。この神隠しを「タトゥーンダの浄化」と呼ぶ。

ラクティ街道
 プリンプタウンとその周辺地域を結ぶ街道。舗装された標識だらけの道と、その奥の草の生えた土の道がある。

クランデスターン屋敷
 かつてクランデスターン一族が住んでいた屋敷。庭も建物も大きく美しいが、今は無人になっており、街が管理している。ミル海岸に近い位置にある。
 中には、じゅうたんの下の床にプリンプの外界へと繋がる転移の魔導文様が描かれた「紫の間」、膨大な研究記録が眠る書架がパズルのようになっていて進入を拒む「青の間」、床のタイルの文様が日時計になっている温室「緑の間」、黄ぷよをかたどったシャンデリアのある居間「黄の間」、建物の外からは見えるが殆ど入れた者のいない、高度な魔導術を用いてのみ入れるとされる「赤の間」がある。
 無人とされるこの屋敷だが、黄の間と赤の間で人影を見た、夜になると明かりがつくとの噂があり、クランデスターン家の主は今もここに住んでいる、との説もある。
 クランデスターン家はプリンプタウンが成立する以前から ここに住み着いており、この地の魔導学に大きな影響を及ぼしたとされる。残された書類によれば、他の地方には見られない、独自で高度な魔導研究が行われていたようだ。

 ちなみに、この屋敷には夜に明かりがついて、行ってみると実験室があるとか、「なんでやねん!」と声が聞こえてくるとかの噂もある。クランデスターン家の主と関連することなのか、それとも単に、このステージに登場するこづれフランケンの生まれた実験室とユウちゃん&レイくんの突っ込みの声という意味なのか?
 「実験室」がこづれフランケンに関連するものならば、クランデスターン家の主とは親フランケンを作った博士なのだろうか。

ビット砂丘
 殆ど砂漠のようなところで、交通の難所。レムレスはここで迷子になっていた。

ミル海岸
 ナーエの海に面した、アルカ遺跡近くの海岸。さかな王子がよくウロウロしている。プリンプ魔導学校の授業でここまで走ることがあるらしい。あんなに遠いのにハード過ぎ。

アルカ遺跡
 ビット砂丘の向こう、ナーエの海の側にある大規模な遺跡。調査研究が開始されたのは僅か五年前のことで、不明な点が多い。
 プリンプタウン以前に成立し、砂に埋もれたその全容の規模はプリンプタウンと同等。戦いのための設備は皆無で塀も無く、砦だったとは考えられない。魔導による高度な住環境が整えられており、例えば、建物の中にパイプを通して、外に出ずに直接食糧を入手できた。(…違うとは思うが、ここからメモ紙を出して「くまもりの儀」としてプリンプの人に物資を送ってもらっていたとか??)
 この遺跡からは数種の石盤が発見されているが、その中に、同時代のものであるにもかかわらず、全く異なる文字・配列のものがある。ほほうどりによれば、この文字は遺跡の壁面にも沢山書かれているらしい。発見された石盤にはカーバンクルの姿が彫られ、その能力と容姿について書かれている。アルカの人々は、この世界に属するのではなく、どこか異なる場所からやって来た「異人」だとの説があるが……。彼らはプリンプの人々とは交渉を持たず、密かに暮らしていた。
 アルカ文明は、ミル海岸沖の海底火山の噴火による津波に飲み込まれて滅亡した。しかし遺跡から人骨は発見されておらず、人々は無事に逃げ延びたと考えられる。ただし、遺跡の外に彼らの暮らした痕跡は無く、タトゥーンダ城の人々が消えたのと同様に、どこかへ「神隠し」されて消え去ったのだとの説もある。
 アルカでは月の女神が信仰されていた。「破邪呪はじゃのじゅ」は、月の女神たるアルカ神の分身が現れて守護してくれるものだと言う。ただし、月の女神が力を発揮するのは、「紅い魔物」に潜む「邪の力」に対峙した時のみである。すると女神の燃える力を授かる。なお、「破邪呪」の下位の呪文で、ほぼ同様の効果と思われるものに、あくまがシグに授けた「熊護呪くまもりのじゅ」がある。「イート ハイリトー」と唱えると発動し、シグの肉体と紅い「邪悪なタマシイ」の共鳴を阻害した。
 なお、現代のプリンプタウンでは、「破邪呪」は「くまもりの儀」のお守りとされており、邪悪な力を封じるという。

プリンプ魔導学校
 アミティたちの通う学校。『1』ではただの「魔導学校」だったが、『2』から「プリンプ魔導学校」になった。
 将来立派な魔導師として羽ばたいて欲しいという願いを込め、校章は羽根の意匠になっている。
 何故か、学校中のあらゆるものにぷよぷよ(赤)をあしらった装飾が施されている。タトゥーンダ城の屋根もプリンプ魔導学校と同じくぷよぷよ型なので、このデザインが遥か昔からのこの世界でのスタンダートらしい。してみると、アミティのあの赤ぷよ帽子も、この世界では伝統・保守的なデザイン、ということか。
 『魔導物語』や『ポチッとにゃ〜』の魔導学校が、選抜された特に能力・意欲の高い者だけを入学させ、「より高みに登る」ための象牙の塔のような印象であったのに対し、『フィーバー』の魔導学校は、望む者全てに広く門戸を開く、「魔法を世間に広めること」自体が目的の、平易な民衆学校のように感じられる。アミティを始めとする生徒たちの年齢がかなり低めである点からもその印象が強い。

隣町の魔導学校
 フェーリやレムレスの通うエリート学校。(アレがレムレス個人のマークでないならば、)黄色い流星(コメット)マークが校章かと思われる。
 隣町といっても、レムレスがフラフラになるほど、相当に遠い場所だと思われる。
 ……が、取説でレムレスとクルークがご近所さんだと書かれてあったのがちょっと気になる。本編中、レムレスはプリンプの地理に不案内であると語られていたので、レムレスがプリンプに住んでいた、または住んでいるとは考えづらい。とはいえ、クルークが隣町に住んでいるというのも考えづらい。だったら、プライドの高い彼のこと、そのまま隣町のエリート学校に通うはずだと思うので。そう考えると、クルークが とても小さい頃に隣町に住んでいた、ということだろうか? それとも、クルークには隣町の学校に通えない理由があって、比較的最近にプリンプに引っ越してきたのか。
 『魔導物語』では魔導師養成機関の数はかなり少ない印象だったが(『はなまる』では、近隣のかなり広い範囲から少人数の園児が魔導幼稚園に集まっていた)、この世界では街ごとに魔導学校がある。魔導教育が非常にポピュラーなのだそうだ。『魔導物語』では、社会の構成員としての魔導師の数は少ないという設定だったが、『ぷよフィ』ではみんなが当たり前に魔法を使い、社会中魔導師だらけとのこと。

 

アミティ/ラフィーナ/シグ/クルーク/リデル/タルタル/アコール先生/ポポイ/フェーリ/レムレス/バルトアンデルス/アルル/カーバンクル/おしゃれコウベ/さかな王子/オトモ/ほほうどり/ユウちゃん/レイくん/ゴゴット/どんぐりガエル/おにおん/おに子/こづれフランケン/あくま/あやしいクルーク/ナスグレイブ/すけとうだら/ぞう大魔王/シェゾ・ウィグィィ/ルルー/サタン/世界設定

あんどう りんご/ささき まぐろ/りすくま せんぱい/スケルトンT/ドラコケンタウロス/ダークアルル/エコロ/世界設定

 

主な参考資料:PS2『ぷよぷよフィーバー』、DC『ぷよぷよフィーバー』、『ドリマガ』2004年Vol.3 2/13(雑誌/SOFT BANK)、『月刊アルカディア』2004年3月号(雑誌/エンターブレイン)、PS2『ぷよぷよフィーバー2』、PS2『ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary』、ぷよぷよシリーズ総合公式サイト


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