継母または怒る父によって両手を切られ、放逐された女の子の話。幸せな結婚をするが、悪意から手紙をすり替えられて更なる危難に遭う。

世界中にほぼ同じ形で伝承している。

>>参考 [火焚き娘][その後のシンデレラ〜濡れ衣型]【塩のように大事

手無し娘>>物語を読む

  1. 娘が両腕を切られ、家を出される
    1. 女(継母/実母/兄嫁)が娘を妬んで謀略を巡らし、(娘の父兄に/第三者の男たちに)腕を切らせた
    2. 娘が(父/兄)との(結婚を拒んだ/約束を破った)ので、(怒った父兄が/娘自身が)腕を切った
    3. 父が悪魔に娘を売ったが、娘が信心深く触れられなかったので、悪魔は娘の腕を切った
    4. 娘が「父は塩のように大事」と言ったので、怒った父が娘の腕を切った
  2. 《王》に発見され、その妻になる
    1. 森/山/樹上/小屋/湖)に潜んでいたのを、狩りに来た《王》に発見される
    2. 果樹園の果実をかじり、《王》に発見される
  3. 夫の留守中に子供を産むが、それを報せる手紙を「異形の子を産んだ」と書きかえられる。夫は「それでも大事にしろ」と返信するが、それをまた「追い出せ」と書きかえられ、子供もろとも家を追い出される。
    1. 1で娘の腕を切った者の策略
    2. 姑の策略
  4. 奇跡によって娘の腕が再生する
    1. 喉が乾いて水を飲もうとすると子供を水に落としそうになり、無い腕で受けとめようとした途端、腕が生える
    2. 超自然的援助者の指示で生命の水に腕を浸すと生える
  5. 数年後、夫が妻を捜してやって来て、再び結ばれる
    • 子供は初対面の父親を見抜き、「お父さん」と呼んだり膝に上がったりする
  6. 悪人の不幸な末路

手無し娘のあれこれ>>文章を読む

 手無し娘に関する雑学あるいは考察?




inserted by FC2 system