///魔導幼稚園の先生


魔導幼稚園の先生 性別
身長 不明
体重 不明
スリーサイズ 不明
年齢 不詳
誕生日 不明
一般的紹介
(真魔導系除く)
魔導幼稚園の先生。
卒園試験に挑むアルルを見守っている。

おっとり口調のやさしい先生。……つうか、ちょっとカゲキ?


 彼女の本名はわからない。プロフィールも一切明かされていない。魔導幼稚園の卒園試験に向かうアルルを送りだし、そして迎える。ただそれだけの存在である。
 とはいっても、『魔導1』は魔導物語中 最も数多くリメイクされたゲームであり、そのゲーム毎に必ず登場するので、実は登場回数やバリエーションはかなり多い。


●容姿の変遷
 初登場は当然、MSX-2版『魔導1』である。ただし、このゲームにおいてのみ、彼女の容姿は以降とは全く異なっている。ここでの彼女は亜麻色の短髪の女性だ。額に白い幅広のバンドを巻き、首元が金の縁取りのえんじのシャツの上に白い袖なしの丈の長い貫頭衣を着て、腰を縛っている。
 続くPC-98版になると、緑の長髪をゆったりと背後に流し、額に細いバンドを巻いた女性になる。衣装は、首元に派手な金の縁取りのある えんじのシャツの上に、白い肩布のついた緑の長套をスッポリとまとったもの。首にはアクセサリーを巻き付けている。失礼ながら貧乳で、肩幅が広いので、一見して男性のようにも見える。
 GG版では、PC-98版の人物がMSX-2版の衣装をまとった感じだ。
 『はなまる』では役どころを新キャラの「園長先生」に根こそぎ奪われてしまい、殆ど「いるだけ」という印象になっている。一枚絵を見たことがないので詳細が分からないが、ゲーム画面中のチビキャラを観察するに、どうもPC-98版と同じ姿をしているようだ。ただ、髪や長套の色が青緑っぽい。
 対して、ガラリとアニメ風デザインになったのがMD版『魔導T』である。華奢でほっそりした体型になり、頭身と目が大きめだ。衣装もはっきりと異なる。ハイネックで袖なしのシンプルな紺のワンピースの上に、首元と肩口が赤い縁取りの黄色くゆったりした貫頭衣(……もしかしてエプロンなのだろうか?)をスッポリと着ている。青緑の髪は歴代の中では最も長く、腰の辺りで青い飾り布で結んでいる。
 このMD版のキャラクターデザインは、『DS』に収録された魔導アニメにも採用されるなど、かなり浸透性があったようだ。
 PCE版『魔導T』は、ジャケットイラストではPC-98版と同じ姿に描かれているが、実際のゲームではMD版に準じたキャラクターデザインになっている。髪形や顔立ちなど、ほぼそのままだ。ただ、服装は異なる。首元が濃桃の縁取りの白い袖なしの上衣に、腰は金の飾りのついた幅広の濃桃の帯で締め、白のロングスカートの後ろ側にだけ、同じ長さの濃桃の布が垂らされている。その裏地は黄だ。腕と首には幅広の金の環を巻いており、髪を結ぶ飾り布は白い。

 結論すると、容姿は二タイプあり、衣装は四種類存在する、ということになる。


●おっとり、のんびり、けっこう過激?
 オリジナル魔導では「先生」という以上の個性はなかった彼女だが、シリーズ後期になると「おっとり、のんびり、間延びした口調で話す、ちょっとトロい先生」という個性が なんとなく現れてくる。
 オリジナル『魔導』の時点で見える「みなさぁん」「でもぉ……」などの台詞回しから発展・創造された個性なのだろう。MD版では、もっとはっきりと、全体的に間延びした口調で台詞が書かれるに至っている。
 それでも、文字だとまだピンとこない感じなのだが、『DS Vol.14』に収録された魔導アニメ『魔導幼稚園にて』やPCE版『魔導T』によって「間延びした喋り方」を実際に音声で聞けるようになり、このイメージは完全に定着したと言える。

 ところで、PCE版のCDに収録されたワーニングメッセージでは、「トロい」部分が「通常とズレている」と解釈されたらしく(?)、トロトロと喋りながらも アルルをハリセン(?)でビシバシ叩いて指導する、やけに過激な彼女の姿が描かれている。
 このイメージは、『ぷよぷよフィーバー』に登場する魔導学校の教師、アコール先生をちょっとだけ連想させなくもない。魔導を教える教師には、こういう性格の人が多いのだろうか?

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