1年生
まずは小手調べ。
個性豊かなキャラ達が、君に迫ってくるぞ!!

キャラクター紹介

スケルトンT
白く細い体からは想像もつかない程の、熱い魂を秘めたナイスガイ。
己の知能の限りをつくした問題を手に、日本茶を飲みながら君が来るのを待っている。

ドラコケンタウロス
自慢の角に磨きをかけて、美しき翼を広げて、再びドラコが君の前に立ち塞がる。
ちょっと間抜けな彼女は、今回「三級品モンスター」の地位を返上出来るのか?

さそりまん
若い頃は丁稚として苦労を重ねてきた彼も今では立派な大阪商人。
鍛えに鍛えた営業スマイルで、愛想をふりまき勝負を挑んでくるぞ!
果たして君は、その笑顔に騙されはしないか!?


プロローグ

今日は魔導中学校の進級試験。
今回は、この山の頂上にあるといわれる宝石を取ってくる、というのがその内容なんだけど・・

漫才デモ

スケルトンT(第1問〜第10問)

ス「んんん!!
  お茶がうまい。」

ア「・・・・・。」

ス「なんだ?
  お前も欲しいのか?」

ア「そんなもん いらないから、
  ここ通してよ。」

ス「ふっ。
  通して欲しくば・・」

ス「このお茶のように熱い
  おれのなぞぷよを
  といてみろー。」

ドラコケンタウロス(第11問〜第20問)

(ドラコが空を飛んでやってきて、空中で静止)

ド「こっから先は
  あたしが通さないよ!」

ア「ん!?」

どてっ(ドラコ着地失敗)

ア「ねえ・・大丈夫?」

ド「うるさーい!
  大きなお世話だ!」

ド「あんたはこれでも
  といてなさいっ!」

さそりまん(第21問〜第30問)

さ「よーここまで
  これましたなー。」

さ「いろいろ苦労
  しはったでしょう。」

ア「え・・・・まあ・・。」

さ「わいも若い頃はいろいろ
  ありましてなぁ・・。」

ア「ねえ、なぞぷよー。」

さ「へ?」

さ「せやった。せやった。
  すっかり 忘れとりました。」

ア「・・・・・。」(汗)

さ「ほな、
  いかせてもらいます。」

エンディングデモ

ア「ハイ! 先生!」

(取ってきた宝玉を手渡す)

先生「・・・・・・・・・・。」

先生「合格よ。」

ア「やったー!
  2年生だー!」

サタンのエンディングメッセージ

ほう、あの宝石を 手にいれるとは。

わたしが見込んだことはある。
だが、次はこう簡単には いかぬ・・。

ふっふっふっふっ。


漫才デモでのキャラの動きは、ぷよ1のデモの雰囲気によく似ています。
いや、踏襲している。といったほうがいいのでしょうか。
スケルトンTが湯飲みを持ってビシッと構えるシーンやら、怒ったドラコが両手を振り上げるシーンやら。
まあ、ぷよ通のデモもぷよ1のデモの雰囲気に似ていますが。
あと、1年生のデモの背景は3人とも、ぷよ1のスケT〜ウィッチの背景のものです。

個人的に気になるのがドラコ。
ドラコが「三級品モンスター」と呼ばれていたのはぷよ1のときである。
ということは、この作品はぷよ通の完成前に作られたのだろうか?
更に、彼女は漫才デモで空を飛んでやってくるのだが、このとき、羽ばたきをしていない。
ということは、グライダーのように滑空しているのだろうか?
しかし、羽ばたきもせずに空中静止というのはどういう原理なんだ……

エンディングでアルルの紹介欄にあった謎の先生が登場します。
謎の先生が登場するのは、先にも後にもここだけです。
バックにある建物が魔導中学校なのでしょうか?
なんだか普通の家のように見えます。
少なくとも魔導1や、GG魔導IIのオープニングに登場する魔導学校の絵とは明らかに違います。

このエンディングの後、椅子に腰をかけたサタンのグラフィックが出てきて、彼のメッセージが下から上へ流れていきます。
メッセージが流れ終わると、自動的にタイトル画面に戻ります。



2年生
いわゆる中級クラス。
ぷよぷよ界屈指の美女達が揃って(約一名邪魔者有)いる。

キャラクター紹介

ハーピー
歌さえ歌っていれば幸せな彼女。その歌声は君を魅了して…と思ったら音がはずれてるぅー。
こんな彼女になぞぷよ勝負を挑むのか、この歌を聞き続けるかは君の自由だ。

ゾンビ
ゾンビ君は、墓場の下で問題を作り、誰かに解いてもらえるのを楽しみに待っていました。
しかし不気味な墓場には誰も来なかったのです。
そう、一人を除いては…

ルルー
 ぷよぷよ界にその人ありといわれた女王様。
今度こそサタンの愛を手に入れるため、強力な問題を用意してアルルの進級の邪魔をする。
この戦い、果たして勝利はどちらの手に!?


プロローグ

今日は魔導中学校の進級試験。
今回は、この古城の中にあるといわれる宝玉を取ってくる、というのがその内容。
試験にパスしたら、いよいよ3年生だ。うん、がんばるっ。

漫才デモ

ハーピー(第1問〜第10問)

(ハーピーが歌っている)

ア「うっ。」

ア「これは、また
  いつにも、増して・・。」

(アルル耳をおさえる)

ア「や・め・れ〜。」

ア「はっ、はやいとこ、
  も、問題に・・。」

ゾンビ(第11問〜第20問)

ア「なんか・・不気味ね・・。」

ゾ「うげえぇぇー!」

(ゾンビがぷよ1と同様に、地中から回りながら登場)

ア「わっ!」

ゾ「うげえぇぇー!」

ア「なんなのよ〜。」

ルルー(第21問〜第30問)

ル「これね、あなたの
  欲しがってる石って。」

ア「ああっ!
  なんであんたが その石を・・。」

ア「どういうことっ!」

ル「そうね。あなたが
  勝ったら、ゆずってあげてもいいけど。」

ア「のぞむところよっ。」

ル「ふ・・
  でも、そうかんたんに いくかしら。」

エンディングデモ

ア「残念だったね!
  これはもらっていくからね!」

ル「ぎ〜! ぐやじい〜〜!!!
  せっかくあたしが・・・・」

サタンのエンディングメッセージ

さすがだな、こうでなくては。

だが、次は最後にして最大の難関。
突破することは容易ではないぞ・・。

ふっふっふっふっ
ぐっふっふっふっ。


漫才デモの背景は、ハーピーのみ、1年生のものと同じ。ゾンビは墓場。ルルーは古城内部。

ぷよ通で延長戦に配置されてしまい、文字通り臭いものに蓋をされてしまったゾンビがここで登場。

そういえば、ゾンビはGGの「なぞぷよアルルのルー」に登場していませんでした。
(ぷよ1に登場して、アルルのルーに登場していないキャラには他に、スキヤポデスとパノッティがいます。)
ということは、かなり長い間なぞぷよを解いてもらえるのを待っていたのか?

アルルの進級の邪魔をするルルー。MD魔導Iのラーラのようだ。

アルルがルルーを「あんた」と呼んでいるのはこれが最初だろうか?
(魔導3では「あなた」、ぷよ1では「ルルー」と呼んでいた)

ぷよ1やアルルのルーではルルーが一方的にアルルのことを敵視しているが、この作品ではアルルもルルーのことをあまり良くは思ってなさそうだ。

ところで、魔導中学校=魔導学校とすると、ルルーも試験を受けているはずなのだが…

エンディングでアルルの肩にカーバンクルが乗っていることが判明。
このシーンでアルルが手に持っている石は角張っている。
しかし、漫才デモでルルーが手にしていた石は球形である。
そもそも、この試験は「宝玉」を取ってくるという内容なので、本来ならば、球形のはずである。では、何ゆえ角張っているのか?

そういえば1年生の試験は、「宝石」を取ってくるというものだったが、エンディングでアルルが先生に見せた宝石は球形だった。
…宝石と宝玉が逆になっているのでは……。

1年生同様、エンディングの後に椅子に腰をかけたサタンが登場し、その後自動的にタイトル画面に戻ります。



3年生
最高学年ともなると さすがに強力な顔ぶれだ。
君は無事卒業できるか?

キャラクター紹介

ぞう大魔王
ヤツが来る。地を揺らし、木々をざわめかせて、なぞぷよ勝負を挑んでくる。
少々物忘れが激しくなってる様だが、そこがまた、彼の粋なト・コ・ロ。

ミノタウロス
今までルルー(女王様)の恩義に報いるため、「誠心誠意」尽くしてきた彼だが、
最近少し家族の愛ってヤツに憧れを感じたのか、妹がほしくなったそうだ。
かわいい妹、ぼしう。

シェゾ
相変わらず力を求めて勝負を挑んでくるシェゾ。
自分でも嫌になっているのか、ずいぶん態度が事務的になってしまっている。
何か辛い事でもあったんだろうか。

サタン
どこの誰だか皆が知っているが、実は誰もよく知らない。サタンの謎は皆の宝である。


プロローグ

今日は魔導中学校の卒業試験。
この怪しげな神殿の中にあるといわれている謎の秘宝を取ってもどることができたら、
ぼくもいよいよ一人前の魔導士だ。
先生、長い間どうもお世話になりましたって、ちょっと気が早いかな?

漫才デモ

ぞう大魔王(第1問〜第10問)

ぞ「あ、こんなところに いたぞう。」

ア「?」

ア「ぼくに、何か用?」

ぞ「あ〜〜。」

ア「なに?」

ぞ「あ〜〜〜〜。」

ア「なんなのよっ」

ぞ「忘れちゃったぞ〜。」

(ぞう大魔王、脚力で地面を揺らす)

ミノタウロス(第11問〜第20問)

ミ「おらおらおらー!」

ア「ちょっと!
  危ないじゃない。」

ミ「やめてほしいか?」

ミ「やめてほしくば・・」

ア「ほしくば?」

ミ「お兄ちゃんと呼べー!」

(アルル石化)

シェゾ(第21問〜第30問)

シ「ふ・・。」

シ「毎回毎回 バカみたいだが・・」

シ「これも仕事だ、がまんしろ。」

ア「げ。まさか・・。」

シ「お前が欲しい。」

ア「あ、やっぱり・・。」

サタン(第31問〜第40問)

サ「ある時は学校の先生。」

サ「またある時は 各エンディングのナレーター。」

サ「しかして、その正体は、」

サ「ぬあーっはっはっは!
  闇の帝王サタンっ!」

ア「じゃあ、先生は?」

サ「ヘンソー。」

ア「進級試験も?」

サ「ウソ。」

ア「宝石や宝玉はっ!」

サ「マガイモノ。」

ア「だましたのねっ。」

サ「すべては、お前を手に入れるために仕組んだこと。」

サ「さあ、あきらめて このわたしのモノになるがいいっ!」

エンディング(スタッフロール)

プロデューサー
MOO仁井谷

ディレクター
北野不凡

プログラマー
たつき・けい

サブプログラマー
レモンティ佐々木
まうちゅ〜
WINNER
わぁくん

グラフィックデザイン
RIU
沢渡寿三郎

サウンド
松島剛史

シナリオ
森田健吾

パッケージ・マニュアル
レインボーPaPa
上人一速
木戸ぴゅー
姫月あやめ
水無月彰

パッケージ・デザイン

営業・総務
駄菓子屋玩具
KAZ
信天翁

経理
しの

問題作成者
野上真一
しのぶ
レインボーPaPa
RIU
殿下

池田一憲
あるてみす
やまだ
KON−KON
上人一速
岡崎一平
渡辺KIT


「ぼくもいよいよ一人前の魔導士だ。」
魔導師は中卒で一人前らしい。

説明書には魔導師と書いてあるが、ここのプロローグでは魔導士になっている。
以後、魔導士という表記は、魔導四五六、魔導はなまる・アルルの冒険・ぽけっとぷよぷよ〜んの説明書などで見られる
(魔導はなまるは、ゲーム中では魔導師と表記されている)。

恐らく最初の魔導士という表記は、ぷよ通でのシェゾの紹介文だろう。
ぷよ通の紹介文には、
「トリオ・ザ・バンシー。こいつらのせいで八部衆は11人なった。」
などの間違いがあり(2人余分なので10人が正しい)、機種によっては訂正されているが、
シェゾの説明文は私の知る限りは全て「闇の魔導士」となっている。

…ミノタウロスって、ぷよ1では数少ないシリアスなキャラだったはずなのだが……。

シェゾのセリフといえば「お前が欲しい」だが、
ぷよ通など、お前が欲しいと言わない作品もいくつか存在するのも事実。
仕事として言っていたとは驚きました。

説明書でのサタンの紹介文は、全キャラ中最も短い。
ところで、彼はアルルを3年間騙しつづけていたのでしょうか?

 

3年生のエンディングは、このゲームのエンディングでもある。
メッセージは無く、スタッフロールのみ。
神殿の敷地を背景に太陽が昇り、
笑顔のアルルとカーバンクルが映される。
その後、画面左半分にスタッフロールが流れ、
右半分に青空の下を走り抜けるアルルの姿が映される。
スタッフロールが終了すると、アルルは見晴らしの良い丘の上にたどり着いていて、
そこで鳥の群れが空を横切った後 大きく「おしまい」の文字が写される。
ぷよ1のように「おしまい」のボイスは無いのがちょっと残念。
おしまいと表示された後に何かキーを押すとタイトル画面に戻ります。


 

これにてPC98版なぞぷよは終了であります。

 

 

あ!

まだせめぷよが残っていた!



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