『〜聖魔導物語〜』感想文 9/17

四章 類似品にはご用心

「マイルーム」(ププルの家)に入ると、強制的に四章開始です。

ドアをノックしてサフラン先生が訪ねてきました。「こんにちは。調子はどうですか、ププルさん」と言ってきたので、今回は昼のようです。
(ボクの様子を見に来てくれたんだ。気にかけてくれてるんだなぁ……)と内心嬉しく思うププル。
古代遺跡マダデルに行ったと話して「停学中とは言え、自ら見識を広げているのですね。素晴らしいことです」と先生に褒められていた時、再びドアがノックされました。

ププル
誰だろう?
リーリカかな?? エターニャ??
# 玄関に出向く
はーい

# ドアを開けてギガディスが入ってくる

ギガディス
先日はすまなかったな、ププル

ププル
# 嫌そうに
げっ……。
なにしに来たの?

ギガディス
# 満面笑顔
我々の素晴らしき未来に
禍根を残さぬよう、謝罪に来たのだ!
妃(予定)の機嫌をとるのも、
夫(予定)である余の務めであるからな

ププル
ボソッと付け足すくらいなら、
最初から言わなければいいと思うよ

サフラン先生
夫?
ププルさん、どういうことですか?

ププル
ち、違うんです!
これは――

ギガディス
こちらのご婦人は?

ププル
ボクの先生だけど……

ギガディス
おお!
ププルの恩師であったか!
はじめまして、マドモアゼル。
余はププルの婚約者にして未来の夫、
ギガディスである!
マドモアゼルも
是非我らの門出を祝福してほしい!

サフラン先生
え……門出?

ギガディス
その通り!
今はまだ先の話ではあるが、
式ではスピーチをお願いしたい!

サフラン先生
式――結婚式!?
ププルさん、あなた……
自主学習しているのかと
感心していましたが、
恋愛にうつつを抜かしていたのですか?

ププル
いえ、その……

サフラン先生
もちろん、恋愛が悪いとは言いません。
が、停学中に一体なにをしていたのですか?

ププル
(や、ややこしいことに……)

前章で感じたギガディスへの違和感が、より明確な形を見せ始めました。
これまで、あれだけ厳しくププルに拒絶されてきた。それを受けて、その場では引き下がったり傷付いたり、普通に意思の疎通ができている風に見えていたというのに。
今、彼はそんな過去などなかったように満面の笑顔で、一方的に家に押しかけ、あげく中に押し入り、果てはありもしない結婚話を言いふらしています。
所詮ギャグですと言われればそうだけど、その域をはみ出し始めてないですか?
話が通じているように見せて、まるで通じてない!
何でしょうか。この、宇宙人と相対しているかのような気持ち悪さは。


とりあえずここでは、救いの女神としてクリオラが割り込んできてくれました。

# 誰かが家の中に駆け込んでくる

クリオラ
# ハート目
見つけましたわ、ギガディス様!!

ギガディス
ク、クリオラ……!

クリオラ
ご機嫌よう、ギガディス様!
こんなちんまりした住居に
なんの御用ですか?
扉も開けっ放しで……
あ! もしかして……
愛の巣の下見に?

ギガディス
いやいやいやいや!

クリオラ
手に手を取り合って駆け落ちして、
小さいながらも自慢の我が家に、
明るい笑顔に溢れた温かい家庭を築こうと?
わたくし達は婚約しているのですから、
そのようなことをなさらなくても……
嗚呼……。
でもスリリングな逃避行もステキ……。
いつか白い犬を――あ!

ププル
# 不機嫌に
ちっちゃくて悪かったね……

クリオラ
まさか、ここはあなたの家?
ギ、ギガディス様、
いつの間にこのちんちくりんの家に
上がるほど深い仲に……!?

ギガディス
い、いや……
以前ププルがここに入っていくのを、
ぐ、偶然見かけてな……偶然だぞ?

クリオラ
なんだ……そういうことでしたの

ププル
# 怒って
いや、よくないよ!
付きまといじゃないかそれ!

クリオラ
ギガディス様を
変態扱いしないでくださる!?

ギガディス
へ、変態……

ププルが家に入るのを偶然見かけたのだと、しどろもどろに弁解するギガディス。…ああ、この人ププルの後を付けて家を突き止めてたんだなぁ。

真面目な話、ゼオが変態呼ばわりされてるのは濡れ衣だけど、ギガディスは言い訳しようもなく、マジもんの変質者ですよね。
でも、クリオラもギガディスも、それが認識できないようです。

サフラン先生
あ、あなたも、
ププルさんのお知り合いなのですか?

クリオラ
わたくしはギガディス様の婚約者です!
ギガディス様のお姿をおみかけしたから
お声をかけただけよ

サフラン先生
婚約者?
しかしギガディスさんはププルさんと……

クリオラ
ギガディス様の正式な婚約者は私なのよ
# ププル見て
ところで……あなた

ププル
な、なに?

クリオラ
来客にお茶も出さないの?

ププル
勝手に入ってきたのはそっちでしょ!?
そんなのお客さんとは呼ばないよ!

サフラン先生
ププルさんはギガディスさんと
結婚する予定で、ギガディスさんには
既にクリオラさんという婚約者が……
ど、どどど、どういうことですか?
な、なんなのですか、
この泥沼の三角関係は!? 略奪愛?

ププル
違うんです!
ボクは関係ありません!
この人達が勝手に……

ギガディス
関係ない!?

クリオラ
関係ないですって!?

ギガディス
あれだけアプローチしていたのに、
そなたには全く届いていなかったと
言うつもりか!?

クリオラ
後から現れて、私のギガディス様を
奪おうとしているのはあなたでしょう!?

サフラン先生
ああ、わたしの教え子が
哀れ、愛憎の海へと沈んでいく……!?

ププル
サフラン先生、戻ってきてください!
# ギガディス達を睨んで
ボクは先生と大事なお話があるの!
キミ達は帰って!

ギガディス
待つのだ!
今、我らの輝かしき前途に
暗雲が立ち込めているのだぞ?
それ以上に大事な話などあるものか!

クリオラ
私もあなたとは一度
じっくりと話し合いたいと
思っていたところよ!
私達の今後をきちんと――

ププル
出てけーーーーー!
# 二人を押し出して激しくドアを閉め、鍵かける
はぁ、はぁ……!

サフラン先生
に、賑やかなお友達が増えたのね……

ププル
……お茶いれますね

サフラン先生
ええ、お構いなく……

ププル
(つ、疲れた……)

これはもう、真面目にププルが気の毒かもですね。(^_^;)
いっそここでゼオが乱入して「お前がほしい!」と言ってくれたら混乱MAXで笑えたかもしれません。(サフラン先生、「し、四角関係!?」と大混乱してくれそう。)

あれだけアプローチしていたのに、そなたには全く届いていなかったと言うつもりか!?」と、ププルをあろうことか非難するギガディスです。ププルがあれだけ拒否ってたのは、自分には全く届いていなかったと言うつもりのようですね。

それはそうと、くぅちゃんはどこに?
いつもは(寝ていてさえ)ウザいくらい会話に絡んでくるのに。


さて。
マイルームを出ると、街に場面転換してイベントが続きます。間断はありません。(BGMも、マイルーム専用曲が変更されないまま流れ続けます。)
ププル、プニィ、エターニャ三人での出立イベントで、エターニャとプニィが互いにデレを見せるとゆー内容です。


ププルが、次の究極食材の場所を尋ねます。「イナホーヤ荒野にある黄金ルナヒカリ」だとエターニャは答え、パチモン(偽物)があるから気をつけろと注意しました。
見た目はそっくりですが、究極食材と比べるとパサパサして不味いそうです。エターニャはパチモンを食べたことがあるんですね。過去に魔導カレーを作った時、間違えたりしたのかな?

それから、エターニャは改めてププルに謝罪を始めました。
(重い告白なのに、BGMはやっぱり、のほほんとしたマイルーム専用曲のまま変わりません。演出さん、この辺で一度力尽きてたのかしらん。)
魔導カレーのレシピを持つププルを利用するために近付いた。けれど、こんな怪しい自分に親しくしてくれたので、嬉しくて、すっかり調子が狂ってしまったと。今はもう、ププルの作った魔導カレーでなくては食べない決意だとか。

そう告白するエターニャを見たプニィは「てれてれ電波……」と目を丸くし、しまいに「ううん、でれでれ電波かも?」とニヤニヤしたので、エターニャは「わしの前でプニレーダーとやらは禁止せよ」と照れ怒り。プニィは「おことわり」と、以前と同じ台詞で断りつつも、前とは違って険なく笑っているのでした。
はい、二人デレ入りましたね。

ただ、今まで険悪だったエターニャとプニィの仲はこれにて良好になったのか…というと、そう単純でもないようで。
この直後に行く「まんぷくイチョーの森」で入手するアイテムで閲覧可能になる『キャラ劇 ポップなキノコ』では、エターニャを嫌うあまり彼女の警告に反発して「占い師、なんかエラそう。おまえの言うことなんて、聞きたくないかも 信じたくないかも……!」と、わざと毒キノコを食べてしまうプニィの姿が描かれていますし、次章で行く「摩訶不思議伽哩塔」入手アイテムで閲覧可の『キャラ劇 古代のコイン』では、魔導カレーの呪いなんてボクが解いてあげるからねとエターニャを励ますププルを遠くから眺めつつ「大カレー神さまは、呪いなんてひどいことしない もっと大カレー神さまのこと知れば、きっとわかる……かも」と呟くプニィの姿が描かれています。
プニィはあくまで大カレー神至上主義者で、彼を否定するエターニャは嫌悪と不信の対象なんですね。(逆に、ププルに懐くのは彼女が大カレー神を否定しないからです。)
エターニャとプニィの間の溝が本当に埋まるには、余章クリアを待たねばならないようです。


話戻して。
ププルの作る魔導カレーでなければ食べないと言われても、ププルは全く気負いません。「うわ、責任重大! でも任せて!」「大船に乗ったつもりでいてね!」と笑顔で請け負います。自信満々☆余裕綽々。とてつもなくプレッシャーに強いです。羨ましいです。

そんな三人娘の様子を遠くから密かに見守る、今回の明子姉ちゃんポジションは、サフラン先生でした。

不思議電波系少女と
美少女占い師に囲まれて……
ププルさん……。
あなたはどこへ行こうというの……?

はい、イナホーヤ荒野へ。
…って、違う?(すんません)


イナホーヤ荒野の前に「まんぷくイチョーの森」を通らねばなりません。
その入口で恒例のイベント。またもギガディス登場です。

ギガディス
#満面笑顔
待っていたぞ、ププル!

くぅちゃん
くー……

ププル
# 厭そうに
ボクは会いたくなかったよ……

ギガディス
つれない事を言うでない。
しかし、これを見たら
そのような事は言えなくなるぞ?

ププル
??

ギガディス
究極食材・黄金ルナヒカリだ!
さぁ、余の愛と共に受け取るが良い!

例によって、ギガディスが持ってきた稲の絵はありません。想像力で補うエコ仕様です。

ギガディスが究極食材(?)を取り出す直前、「クワォ、クワォ、クワォ、クワォ」って感じで謎の効果音(鈍い風切り音?)が四回鳴ります。何度この場面を見返しても、何を意図した音なのかが判りません。

実は、ほぼ同じに聞こえる効果音が、この少し後の勇者三人組のイベントでも鳴ります。ププルを捕まえるべく捕獲グッズを出して「見ろ、この投網とあみさばきを!」と言ってる場面でして、やっぱり絵がないので想像するしかありませんが、《投げ縄をひゅんひゅん回している》ようなイメージなのかな? と感じました。
ただ、投網は投げ縄みたいに振り回せるものではないので、そんな音がするのは変ですし、やっぱり意味が判らないかも。

話を戻して、このギガディスの場面で聞こえる「クワォ、クワォ、クワォ、クワォ」は一体何の音なのか。勇者三人組で聞こえる類似音が投げ縄のイメージなら、ギガディスが稲束をひゅんひゅん振り回しているという意図か? そんなバカな。

それとも、《アイテム取り出しを盛り上げるファンファーレ》のつもりなんでしょうか。だとしたら私には理解の範囲外です。そういう音には聞こえませんもの。

ププル
# ハッとして、ギガディスの取り出した「黄金ルナヒカリ」を凝視する
…………

くぅちゃん
…………

ギガディス
# ハート目
そのように熱く見つめるな……。
て、照れるではないか……

くぅちゃん
ペッ

ギガディス
# 涙目
お父さん、ひどいぃ

ププル
……キミ、ボクの意思を
尊重するとか言ってなかった?

ギガディス
これは余にかかれば、
究極食材など簡単に手に入るという
アピールなのだ!

ププル
うん、だから?

ギガディス
# ムッとして
だ・か・ら!
余と一緒になれば
一生楽をさせてやろうという
この切実なる訴えがわからぬのか……!

ププル
わかんないよぉ……。
ボク、クリオラほどキミのこと知らないし、
理解しようとも思ってないもん

くぅちゃん
くー、くくー?

ギガディス
# ハート目
い、いえ、お父さんと母上のように、
手を取り合って、
と、共に歩んでいきたいな、と……

ププル
# 厭そうに
ちょっと、くぅちゃん。
ボク、鬼嫁になんかならないよ?

ここ、会話の繋がりが今一つ解らなかったです。くぅちゃんは具体的に何を言ったの? 何でププルが鬼嫁とかの話になるの?

「くー、くくー?(ギガディスは鬼嫁の尻に敷かれるのが好みかい?)」
「いえ、お父さんと母上のように手を取り合って〜」
「ちょっと、くぅちゃん。ボク、鬼嫁になんかならないよ」

みたいな感じなんでしょうか?? そうだとして、どこから《鬼嫁》って発想が出てきたんだろう。


前章では、自力で魔導カレーを作りたいというププルの意思を尊重して応援だけをすると言っていたのに、前言撤回して悪びれもせず、むしろ得意げなギガディス。ププルのシラけた態度や冷たい言葉も意に介しません。
鈍感力や押しの強さは決して悪いことではないし、優しくもあるんでしょうけれど、真面目な話、ここまでナチュラルにププルの人格と意思を軽視するようではダメだなぁ。

ギガディス
そ、そうか!
そなたも互いに努力し、
より良き家庭を作りたいか!

ププル
キミとじゃないけど

ギガディス
# 涙目
な、なんだと!?
で、ででで、では、一体誰と……!?
# ムッとして
まさか、あの変態ではあるまいな!?
ああいう自己中心的な男は
周りの人間を不幸にするだけだぞ!
悪い事は言わない、やめておけ!
そなたが不幸になるような事は、
余が許しません!

ププル
# 怒って
違うよ!
失礼しちゃうなぁ!

くぅちゃん
ぐー!

ギガディス
そうか、余の勘違いであったか!
良かった良かった……
# ハート目
余にもまだチャンスがあるのだな……!

ププル
# げんなり顔
…………

ギガディス
さぁ、これを受け取ってくれ!
そして余に毎日墓を作ってくれ。
そしていつか同じカレーに入ろう!

シュールすぎるプロポーズだ(笑)。(笑いました。ジワジワくるよね 笑)
もちろん、ただの言い間違いですけども。

ギガディスがゼオを恋のライバル認定してる? ことが窺えます。
彼の見立てでは、ゼオは「自己中心的な男」なんですね。ギガディスも負けてないと思いますが(笑)。
つーか「あの変態」で話が通じちゃうって…(^_^;)。誰か一人くらい、ちゃんと名前で呼んであげなよー。


シュールなプロポーズにも動じずに、ププルはくぅちゃんと頭を突き合わせて「……くぅちゃん、どう?」「だよねぇ? 安っぽいよね」などとヒソヒソ話し合っています。
ギガディスのプロポーズが安っぽい…というわけではなく、彼の持ってきた黄金ルナヒカリはパチモンではないかと疑っていたのです。
それを聞いて、ギガディスは涙目で憤慨。

ギガディス
# 涙目
パチモン!?

くぅちゃん
くー、くっくくー

ギガディス
安っぽい!?
余の目が節穴と言いたいのですか、
お父さん!?

ププル
ボクはくぅちゃんを信じるよ

ギガディス
そなたらには
この輝きがわからないのか?
このメッキのような、
すぐにもハゲそうな安い
かがや――き……?
# 涙目
のおぉぉぉぉぉぉ!?
これはパチモン食材の
メッキラリではないか!

ププル
やっぱり……

ギガディス
ププルの喜ぶ顔が見たくて
なんと致命的なミスを!
余としたことが、
余としたことがぁぁぁぁぁっ!

身も世もなく絶叫して涙する魔王と、嘲笑うくぅちゃん。
ギガディスは「ププル、この無様な姿は忘れてくれ。そして挽回のチャンスがほしい!」「今度こそ、今度こそ! そなたに最高の贈り物を用意すると誓おう! 楽しみに待っているといい!」と言い置いて、高笑いしつつドタバタと駆け去ったのでした。
はー……。


まんぷくイチョーの森を抜けて、イナホーヤ荒野の入口へ。
現れなくなった勇者三人組を気にかけ、「ホントにクビになっちゃったのかな……?」「あーあ、誤解が解ければ仲良くできそうな人達だったのに」「はぁ……なんかスッキリしないなぁ……」とぼやきつつ、先へ進むフプルです。
何でそこまで勇者三人組が好きなのか。


イナホーヤ荒野4層。
珍しく、しばらくキャラ立ち絵が表示されずに背景画だけが表示され、どんな場所なのかがしっかり絵で示されました。
巨大サボテンの点在する礫漠に、ねじくれた角のような巨岩が林立しており、そのてっぺんに白い米粒そっくりの形をした大岩がくっついてます。

くぅちゃん
くくー!

ププル
ホント、面白い形の岩だよね。
お米の形してるよ。
あ、あっちはおにぎりかな?
自然にこんな形になるのかな?
それとも人工物??
これ、すっごく古そうだし……。
昔の人が作ったのかなぁ?

くぅちゃんは米粒の形の大岩をぱくり。案の定不味くて、ププルに貰った水でうがいしてペッペ吐いてました。


イナホーヤ荒野8層。
勇者三人組現る。

???
待てーい!!

ププル
こ、この声は……!?

ナーン
正義に燃える心は誰にも負けねぇ!
情熱のリーダー・ナーン!

パンナ
光る眼鏡とでこは知性の証!
冷静サポートのパンナ!
アナタの悪事、暴くですよ?

ウードン
おいらはウードンだー!

#勇者、 三人並んで

ウードン
勇!

パンナ
者!

ナーン
登場!
オレら、三人合わせて正義の使者!
はびこる悪は許さねぇぜ!
# ここで「てって てって てっれれ〜♪」と、コントの失敗ファンファーレみたいな音が鳴る

初登場時にも二回も自己紹介してたのに、今になってまた名乗っています。
彼らにとって《勇者の名乗り》は精神的儀式であって、今度こそ本気でやるという決意の意味、ということでしょうか。

前回の名乗り場面の感想に、BGMを切り替えたり効果音やファンファーレを入れたりして盛り上げてくれてもいいのにと書きましたが、ここでついにファンファーレが鳴り響きました。
ところが。まるでコントの失敗シーンのようなヘナチョコ音です。(BGMも呑気な『勇者三人組のテーマ』がダラダラ流れ続けるまま。)

つまり、テキストだけ読むとカッコよさげなこの場面は、実はギャグ?
どう本気を出そうと三人組はカッコ悪いんだって意図なのかな?
けれどテキスト上では、少し後でププルが「今回の登場はかっこよかったよ、すっごく勇者っぽくって!」と評してるんですよね。うーん?

個人的には、どうせファンファーレを鳴らすなら、ナーンが「登場!」と言った直後の方が良かったな〜と思いました。「〜はびこる悪は許さねぇぜ!」まで言い終えた後だと、無駄に間延びしてる気がする。はい、単に好みの問題です。^ ^;)


名乗りを上げた三人組に対し「うわー、なんか久しぶり!」と、友好全開で話しかけるププル。ギガディス、クリオラ、ゼオらが現れた時のげんなり顔とは雲泥の差です。彼らだってププルの妨害に来ているのに、なんでそんなに好きなんでしょう。
ギガディスらに比べると、そこそこ話が通じるからかな? 三人組も世間一般基準から見ると変人なのに、ド変人たちに囲まれたせいで基準が変になっちゃってるのかもしれません(笑)。


三人組は、失敗続きで激怒したオーナーに虐待されたことを、切々と訴えました。正座で説教され、野菜の皮むきや閉店後の清掃などの雑用をさせられ、ご飯のお替わり禁止、おかずは塩だったそうです。
だから今回は失敗するわけにはいかない。そう叫ぶ三人組を前に、「今回は気合いが違う……!?」とププルも警戒?

ナーンが投網とあみを取り出し(絵がないので、どんなものかは不明です)、前述したように「クワォ、クワォ、クワォ、クワォ」と謎の効果音を響かせて、「見ろ、この投網とあみさばきを! 今回はちゃんと練習してきたからな!」と得意げに言いました。「そういうことは言わなくていいと思うよー」と突っ込むウードン。あれ、ナーンへの崇拝度、落ちた? 流石に愛想も尽きてきたのかしら。

これでお前達を捕まえて、究極食材とレシピを返してもらう……! うおりゃっ!!」と、ナーンが投網を投げる。
で、例によって状況絵が一切ないのでよく判んないのですが、くぅちゃんが凶悪顔で「ぐーーーーーーー!」と鳴いたら、「かぱっ」って感じのショボい音が小さく聞こえて、ナーンとウードンが「あ、網が!?」「うわぁっ!」と叫んで、地響きと共に画面下に消えてしまいました。
んんんんん???
くぅちゃんが気迫か何かで投網を跳ね返して、勇者三人組が逆に網に絡まったって意味なのかなぁ??

ププルは「くぅちゃん、スゴーイ!」と褒めそやす。網の中で騒ぐ三人組を気まずげに見やりつつ、「助けてあげたいのはやまやまなんだけど、ボク達も急いでるから……」と、いつものように放置宣言。
ええー。誤解が解ければ仲良くなれそうとか言ってたくせに。彼らが動けない今こそ説得のチャンスじゃないのか。

ナーン
敵の情けは受けん!

ププル
# 満面笑顔
あ、そう?
じゃあ行くね

かくて、三人組を置いて、軽やかに駆け去るププルさんなのでした。


古代遺跡マダデル10層。
ついに、迷宮にクリオラ登場!

クリオラ
あら、遅かったわね。
究極食材ならわたくしが手に入れたわよ?

ププル
え?
なんでキミがここにいるの??

クリオラ
あなたとチビっ子占い師の会話が
たまたま聞こえたからに
決まっているじゃない!

ププル
# 厭そうに
それ盗み聞きだよね?

クリオラ
違うわよ!
たまたまって言ったでしょう?
失礼な事を言わないでちょうだい!
とにかく、
あなたがとろとろ遊んでいる間に
究極食材は私の物になったわ!

ププル
別に遊んでたわけじゃないんだけど……

クリオラ
# うっとり
これで美味しいカレーを
ギガディス様に作って差し上げるの!
私が!
おーっほっほっほっほっほっほっ!

ププル
# 少し意外そうに、真顔で
カレー作れるようになったの?

クリオラ
ま、まだだけど……

くぅちゃん
# くんくん、という感じに
く、くー

ププル
え? ヘンなニオイ??

くぅちゃん
くー

クリオラ
な、なによ……

ププル
その究極食材から
ヘンなニオイがするって
……それ、ホンモノ?

クリオラ
本物に決まっているでしょう?
この私の審美眼を
なんだと思っているの?

ププル
それ、黄金のルナヒカリだよね?
なんで緑なの?
(パチモンも金色だったのに……)

クリオラ
……新芽だから?

ププル
それ、食べられるの?

クリオラ
これはまだ若いみたいだから、
白くなるまで置いておくことにするわ

ププル
え?
置いておいても白くならないよ?
もみ殻とか取らないと
それに外が茶色くなったヤツじゃないと
中でお米ができてないんじゃない?

クリオラ
え? 中?
お米って周りが白くなるんでしょ?

ププル
え?

クリオラ
……違うの?

ププル
……普通のお米、見たことある?

クリオラ
あるわよ、失礼ね!

ププル
(あ、あれ? ナニコレ?
 ボクがおかしいの??)

くぅちゃん
くー

ププル
『ルナニガリなんじゃない?』だって、
知ってる?

クリオラ
名前なら知ってるけど……
これが?
こんなに美味しそうじゃない!
…………
あむっ……!

ププル
あ、食べた

くぅちゃん
くー?

クリオラ
…………

ププル
どう?

クリオラ
# 涙目
に、にがっ……!
な、なんなのこれ!?

ププル
# げんなり
だからルナニガリなんじゃないの?

クリオラ
うう……わ、私としたことが……!

ププル
(うわぁ、ギガディスと
 同じようなことしてる……)

クリオラ
# 半泣き
こんなことならお父様に止められても
メイド達と一緒に
買い物に行けば良かったわ……!
普段からちゃんと食材を見ておけば、
究極食材といえど、
こんなニセモノを掴む事なかったのに……!
ううぅ〜……。

ププル
お、お水飲む?

クリオラ
結構よ!
あなたに決闘を申し込むわ!
ギガディス様と究極食材を賭けて、
私と勝負なさい!
私が勝ったらギガディス様を
すっぱり諦めなさい!

ププル
# 厭そうに
最初から魔王はいらないんだけど……

クリオラ
なんですって!?
あんなに素晴らしい御方を
侮辱するつもりなの!?
あなたは絶対に許さないわよ……!!

ププル
# げんなり
(めんどくさいよー……)

クリオラ、可愛い人ですよね。
ルルーよりも少女らしさが強い感じがします。
箱入りお嬢様で世事に疎いんだけど、そんな自身を変えていこう、ギガディスに相応しくなろうと右往左往してるのが微笑ましい。
ルルーの場合、その努力が往々にして《格闘家(ぷよらー)としての修行》の方にズレちゃってて、おかしなことになってましたが、クリオラにはその設定がない分、まっすぐな心地よさがあるんですね。


クリオラとの戦闘になります。
このステージは、強制終了バグ(C2エラー)が起き易いと評判でした。私も何度か遭遇したものです。
ボスステージなのに、ザコ魔物が多く配置されてたせい?

# 戦闘勝利後

クリオラ
# 涙目
くっ……まさか私が、
こんなちんちくりん発展途上娘に
負けるなんて……!

ププル
# 怒って
ホント一言余計だよね!

クリオラ
ふふふ……でもいいわ。
これぐらいでなくてはね……
# 声潜めて
今までの子達は
みんな物足りなかったし……
# 楽しそうに声を張り上げ
恋のライバルとして
張り合いがあるというものよ!

ププル
# げんなり
(一方的にライバルに昇格された……)

クリオラ
あなたの強さは認めてあげるわ
けれど、この程度で
私からギガディス様を奪えると
思わない事ね!
ギガディス様は絶対に渡さないわよ!

ププル
# 厭そうに
……キミ達って、ホントお似合いだよね

クリオラ
当然でしょう?
だって私はあの御方に相応しくなるために
己を磨いてきたんだから!

ププル
さっきも似たような間違えしてたし

クリオラ
え?
ギガディス様もルナニガリを?

ププル
ううん、でもそんな感じ。
方向性は似てるなーと思って

クリオラ
# ハート目
え、えぇぇぇぇぇ……!?
ギガディス様のおっちょこちょい!
でもそんなところも、ス・テ・キ
そんな些細な失敗まで似ているなんて、
これはもう運命ね!

ププル
(些細?)

クリオラ
ねぇ、あなたもそう思わない?
思うわよね!?

ププル
# 投げやり
うんうん、思う思う

クリオラ
そうよね!
似た者夫婦……!
やはり私達は結ばれる運命……!

ププル
うんうん、応援するよー

クリオラ
あ、あら、あなた案外イイ子じゃない。
ちんちくりんだけど

ププル
# 白々しい笑顔
アハハハ、それ関係ないよねー?

くぅちゃん
# ほくそ笑む
ぷくー

# 画面暗転

ププル
(早くくっついてくれないかなぁ、
 迷惑だから)

クリオラと和解。…ってことになるのかな?

ただし、現時点のクリオラへのププルの態度って、あからさまにぞんざいで冷たいです。
鬱陶しく付きまとう勇者三人組や、イロイロ不審なくぅちゃんやエターニャやプニィにも、超がつくほどお人好しな態度で接しているというのに、この温度差。
ちんちくりん呼ばわりされたから? あるいはギガディスへの憤りが、クリオラへの態度にまで影響を及ぼしているのでしょうか。

……キミ達って、ホントお似合いだよね

(早くくっついてくれないかなぁ、
 迷惑だから)

なにしろ、この冷めきった感想ですもの。
ギガディスの恋が実ることはなさそうです。(^_^;)

ちなみに、本編クリア後(余章)に閲覧可となる『キャラ劇 初心者料理教習本』でも、クリオラは相変わらずギガディスのために料理の勉強を頑張っています。
以前、《父に料理を禁じられていた、メイドの買い物に付いていくことを止められていた》みたいなことを言ってましたけど、実は十歳の時に手作りハンバーグで父に泡を吹かせたことがあるんだそうな。な、なるほど。お父さんも必死だったのね(笑)。
でも、愛するギガディスに美味しい料理を作ってあげたい、だから勉強を続けると言うのです。
ププルも心動かされたのか手持ちの料理本を譲って、「魔王のどこがそんなに好きなの?」と再び質問。クリオラの熱烈な返答自体はいつも通りでしたが、初めて出会った時の姿を「今でも一日に三度は思い出すわ……!」「私の初恋の御方なの……」と語るのを聞いて。

ププル
#笑顔
クリオラ……ボク感動しちゃったよ!
そこまで魔王のことが好きなんだね!
ボクだったら一日に三回も昔のことを
思い出すなんてありえないもん
この料理本で、魔王においしい料理を
食べさせてあげるといいよ!

クリオラ
ププル……

ププル
ボク、キミのこと応援してるから!
がんばってね!

クリオラ
ええ、ありがとう。
必ずやあの方のお心を掴んで見せるわ!

ププル
キミならきっとできるよ!

クリオラ
ギガディス様、待っていてください。
今においしい料理をお作りいたしますわー!

ププル
おー!

おやおや。ギガディスの失恋は確定的ですね。
余章後のププルは、クリオラとも仲良くなって、彼女の恋を応援することになるのかな。


イナホーヤ荒野12層。
ここは休憩フロアで、脱出の魔法陣かあります。
ぐったり疲れた様子のくぅちゃんに、ププルが「はぁー……疲れたねー いつものに加えクリオラまで……」「いったん街に戻って、休憩しよっか?」と語りかけるイベントあり。
あたかも、一度街に戻ってここからやり直せるかのごとき物言いですが、そんな便利機能ありません。ここで脱出すると、まんぷくイチョーの森から再び迷宮探索をやり直さなければならないのです。
なんの罠ですか、このデモは。


イナホーヤ荒野16層。
またもギガディス登場。しつっこいなー。

ギガディス
#満面笑顔
待ちくたびれたぞ、ププル!

ププル
# げんなり
(待ち伏せ……)

くぅちゃん
# あーあ、という感じに
くー

ギガディス
# 怒って
余はつけ回しているわけではない!

つけ回してるんでなきゃ何なんだ。

ププル
はいはい、で?
今度はなんの用?

ギガディス
つれない事を言うでない。
しかし、これを見たら
そのような事は言えなくなるぞ?

ププル
# 厭そうに
えー、またパチモン?

ギガディス
はっはっはっ、一体何のことやら

くぅちゃん
くー……

ププル
(うわぁ、忘れたフリしてる……)

ギガディス
# 満面笑顔
魔界で大流行している
エンゲージリングだ!
さぁ、余の愛と共に受け取るが良い!
これで余とそなたは正式に婚約――

ププル
# 怒って
うわ、呪われそうなデザイン!
つけたら外れなくなりそう!

ギガディス
# 涙目
の、呪われ……!?
な、なにを言う!
これは魔界で一番人気の宝飾デザイナー、
シューミ・ガ・ワルイナーの作なのだぞ!?

くぅちゃん
ぐくぅ……

ププル
# 厭そうに
近寄らないでください。
見てるだけで呪われそうだから

ギガディス
# 涙目
完全拒絶……

どう思います?

前回、ギガディスはパチモンの挽回をさせてくれと告げて逃げ去りました。で、持ってきたのがエンゲージリング。これで挽回できると思ってるってコトです。ププルがこれで喜ぶんだと。

けれど、そもそもププルはギガディスの求婚を受け入れていません。彼の前で思わせぶりにしたり曖昧な言動をとったことすらありません。常にキッパリと断ってきました。
にも拘わらず、エンゲージリングですって?
サタンですら、そこまで先走りはしませんでしたよ。いや、いきなり誓いのキスしようとはしたけども(苦笑)。

ププルの意思を見ない。現実も見ていない。
都合のいい期待をして、それと現実の区別がつかなくなりつつある。

多分、シナリオさんにそこまで深刻な意図はなく、ただのギャグとして書いているんでしょう。
確かに、最初から「星空のハネムーンだー」くらい壊れた言動をしてたなら、そういうキャラなんだと思って気にしなかったと思います。
でも最初の頃、サタンより話の通じるマトモな人だと感じていたからこそ、言動がサタン並みかそれ以上になってきた状況が、次第に《壊れていく》感があって怖いのです。ヒヤッとすると言うか、異様に感じられてしまうよ〜(汗)。


エンゲージリングを拒絶して、ププルはそれはクリオラにあげるべきだと指摘しました。

ププル
# 真顔で
そーゆーのはクリオラにあげたら?
正式な婚約者なんでしょ?

ギガディス
いや、それは……

ププル
というか、
クリオラには会わなかったの?

ギガディス
なぬっ!?
クリオラが来ているのか?

ププル
うん、さっき会ったよ

ギガディス
な、なっ……!

ププル
# げんなり
……キミはさ、
クリオラのこと、どう思ってるの?
# 真顔になって
キレイな人だし、
ちょっと過激だけど
悪い人じゃないみたいだし、
キミのために苦手なことも
がんばってるみたいだし……
(あとちょっと周りが
 見えなくなるみたいだけど……)
ボクはキミ達、
すっごくお似合いだと思うんだけど

ギガディス
……確かに、クリオラは
素晴らしい女性になった。
だが……

くぅちゃん
くー?

ププル
# 不審顔
なんか後ろめたいことでもあるの?

ギガディス
え?
い、一体なんの事やら……?
後ろめたい事なんて何もないぞ?

ププル
うわ、怪しーい!
声もヘンだし!

ギガディス
# 笑顔で
変ではない!
これが余の美声なのだ!

くぅちゃん
# 咎めるように
くー

ギガディス
# ボソボソと
だって、まさかあんな可憐な娘が
あのような事をするようになるとは……
大体将来有望そうだと思って
声をかけておいただけなのに、
本気にするとは思わなかったし……
いや、それは余にとっては
嬉しい限りなのだが、でもなぁ……

この辺の事情は、『キャラ劇』で小出しに説明されていました。

大型モンスターのコモドン竜に襲われた幼いクリオラをギガディスが救い、「将来美しく成長したあかつきには、余の妃となるように」と言ったそうです。
その言葉を胸に刻んでクリオラは美しく成長しましたが、多情で守備範囲の広い(クリオラ曰く「お優しすぎる」)ギガディスには婚約者が無数にいた。そこで彼女は、婚約者たち一人ひとりと話をつけ、ついにただ一人の婚約者の座を勝ち取った。このことから、当時「ブラッディー・クリオラと呼ばれて魔界で一目置かれた」のだそうです。クリオラは気付いていませんが、この行為にギガディスは恐れをなしているらしい。

この話を聞いたププルとエターニャは、幼いクリオラへのギガディスの言葉は、ただの戯れであって、正式な婚約とは言えないのでは(でも、ギガディスの自業自得だ)と話し合ったものですが、本編シナリオ見るに、ギガディスはクリオラが正式な婚約者であること自体は否定しないですよね。クリオラが他の婚約者たちを退けた時点で正式化したのかな?(クリオラも魔界のいい家のお嬢様みたいですし、彼女を可愛がっている父親が、婚約をいい加減な形のまま放置しておくとも思えない。)

ププル
# ブツブツ言い続けるギガディスを見て
# げんなり顔

また自分の世界にはまってる……

くぅちゃん
くくー

ププル
# 笑って
うん、行こっか

# 駆け去るププルとくぅちゃん

ギガディス
やはりプレイボーイな
余が悪いのか……?
そういえばお父さんも
余の事を『罪作つみづくりな男め♪』と
仰っていた気がする……
嗚呼、モテるとは罪なのだな……
確かにクリオラと婚約したのは事実だ。
だがちゃんと断ったのだ!
余には心に決めた相手がいると!
今はそなた一筋なのだ、
そなたに一直線なのだ!
さぁ、結婚しよう!!

まあメイド?
ぎょぎょっ!?
そんな、いきなりメイド?

ギガディス
……あれ? ププル?

まあメイド?
オラ、困っちゃうメイド〜

ギガディス
なんだ、そなたは!
余は今大事な話をーー

まあメイド?
でも熱いプロポーズを断るなんて、
メイドが廃るメイド!
ここは受ける一択しかないメイド!
愛に時間は関係ないメイド!

ギガディス
# 涙目
ち、違う! そなたではない!
ププルー! ププルー!?

ホントに守備範囲が広いな魔王様(笑)。
大丈夫、話がこじれても、ちゃんとクリオラが話をつけて撃退してくれますよ。

ちなみに『キャラ劇 バッチン輪ゴム』では、ギガディス、サフラン先生にまで半ば言い寄ってました。(先生もまんざらでもなかった模様。)女子供に優しくて親切なのも確かなんですが、まるで息をするように女性を口説く。女グセの悪さは筋金入りのようです(苦笑)。


イナホーヤ荒野20層。
勇者三人組またまた登場。
これまで常に、ププルを後から追ってきて疲労困憊してましたが、今回は先回りしていたうえ元気ピンピンです。投網に絡まったまま置いていかれたというのに、どんな移動をしたんでしょうね。

くぅちゃん
# 緊迫した声音で
くくー!

ププル
え? どうしたの?
まだ一番奥じゃないよ?
うわっ!?

# カツッという音とビュワッという音
# ププルが画面端に身を引く


ププル
えぇぇぇぇぇ!?
ナニコレ?
もしかしてトラップ??

例によって場面絵がないし、ショボい効果音と台詞から推測するよりないのでよく判らないのですが、くぅちゃんがププルを止めて小石か何かを投げたら、目前で罠が空作動した、みたいな場面なのかな??

よくぞ気付いたですね! 褒めてあげるですよ!」と勇者三人組が出て来て、ちょっとでも動くと他の罠が作動するから気をつけろ、「『一度は仕掛けたいトラップ100』に載っていた、ピタゴルァ・トラップも仕掛けてあるしな!」と得意げに宣言しました。

それは卑怯じゃないの!? 正々堂々は!?」と、すかさず精神攻撃を仕掛けるププルさんと、ブーイングで同調するくぅちゃん。勇者三人組の泣き所をよく知っています。

って言うか、これ卑怯か?
正々堂々を騙って罠にかけるんなら卑怯ですけど、ここに罠があるから気をつけろと正面から宣言なんて、むしろバカが付くレベルで正直だと思うの。

ともあれ、《勇者らしくない》と言われるのが何より厭な三人組には痛い口撃のはず。でも今回は、自分達だって本当はこんなことしたくない、でももう後がない、「オレ達が一番心苦しいんだぞ!?」と開き直って、今までのようには日和ひよりません。

でも、お約束は外さな〜い。

ナーンが罠のスイッチを誤作動させ、ププル含めて全員が「ピタゴルァ・トラップ」に巻き込まれて阿鼻叫喚になる展開。

ピタゴルァ・トラップ動作場面は、例によって絵がないので、具体的に何が起こったのか全く判りません。でも多分、NHK教育テレビのミニ番組『ピタゴラスイッチ』のピタゴラ装置風の、転がった球がドミノを倒し、倒れたドミノがおもりを動かし、それが水を流して…みたいな、一見ガラクタの集まりのような仕掛けがユニークな形で連鎖していく罠なんでしょうね。


やがて罠が止まりました。でも全員埃まみれになって疲労してたくらいで、誰も行動不能にはなってなかったです。それじゃププルを捕まえる役には立たないじゃん。

お、おのれ、デリ・バリ商会め……! マキビシといいモッパンといい、役に立たねぇモン仕入れやがって!」と、通販会社を逆恨みするナーン。通販会社は悪くない、『一度は仕掛けたいトラップ100』を率先して注文したのはリーダーですと突っ込むウードンとパンナ。
そして「あ、キミ達もデリ・バリの通販誌使ってるの? ボクも時々使うんだよー」と空気読まずに和んで、苛ついたくぅちゃんに文字通り噛みつかれるププル。くぅちゃんはピタゴルァ・トラップに巻き込まれたことに怒り心頭なのね。


それでも諦めるわけにはいかない、「オーナーにはレシピを取り戻すまで帰って来るなって言われてんだ!」「『のこのこ帰って来ても お前らの飯、ねぇから!』言われたです……」「ヒドいよ、オーナー。もうあそこの株買うのやめようかな……」と口々に泣き言・恨み言を漏らし始める三人組。

するとププルは言いました。「そんなヒドいことされるってわかってるなら帰らなきゃいいじゃん」と。
ここから、怒涛の説得タイムの始まりです。()内は私のツッコミ。

  • 失敗したら解雇するのが正当。解雇せずに雇用条件を悪くするのは不当。
    (一概にそうとは言えないと思うけど…)
  • 魔導カレーのレシピが元々ゴルダールのものだったなら、どうしてさっさと店に出さなかったのか。そもそもレシピは古代カレー語で書かれている。彼に古代文学の知識はないだろう。つまりゴルダールは嘘をついている。
    (この反証は成立してないような? これだとププルにも丸々当てはまってしまいます。魔導カレーのレシピがププルのものだったなら、どうしてさっさとスマイルカレーで出さなかったの、ププル自身は古代カレー語読めないでしょ、みたいに。)
  • 魔導カレーの食材は入手困難なものばかりで、安定した供給を見込めない。しかも食べると呪われる。店の看板メニューにするのは無理。つまりゴルダールは嘘をついている。
    自分は呪われた友達のために魔導カレーを作ろうとしてるからゴルダールとは違う。
    (つい先日までスマイルカレーの新メニューにすると本気で思って言いふらしてたププルが言っても説得力ない。)

穴だらけの反証を振りかざして、惑う三人組を「自分が正しいと思う方でいいんだよ!」と誘導するププルさん。
元々、食事の恨みでゴルダールへの愛想が尽きかけていた三人組は、かつてのようにゴルダールを庇うこともなく、あっさり考えを翻します。ププルもすかさず彼らを持ち上げて自尊心をくすぐってやり、自分側へ引っ張り込む!

ナーン
そうか……。
オレ達、騙されてたんだな……

ププル
キミ達すっごく真面目なんだね。
そんなウソだらけのヒドい仕事なんて
やめちゃえばいいのに!

ウードン
# 汗タラ
……やめていいのかな

パンナ
フツーのご飯食べたいです……。
カツの衣だけとかもうイヤです……!

くぅちゃん
# 耳下げて同情した様子で
く、く〜……

ププル
# 満面笑顔
スマイルカレーさんにおいでよ。
美味しいカレーがいっぱいあるから!

ナーン
……お前ら、ホントはいいやつなんだな

くぅちゃん
くー!

西から風が吹けば西へ靡き、東から吹けば東へ…って感じだなぁ。
実際、正しいのはププルです。だから間違ってません。でも、それを神視点のプレイヤーは知っていても、この場の三人組には判らないはず。ププルの言うことが正しいって確証が得られる要素が、ここにはないのだもの。なのに鵜呑みにしちゃう。危なっかしいなぁ。
結局は、食べ物への思いが全てを凌駕したって感じですね。(^_^;)
美味しいものをくれないゴルダールは悪。くれるププル(スマイルカレー)は善。
単純ながら生命の真理なんでしょう。

魔導カレーを食べると呪われることを説得材料にした件は、ププルが内心密かに(まぁ、ボクもつい最近知ったんだけど……)と自己突っ込みする形で処理してありましたけど、三人組側から「お前だってスマイルカレーの看板メニューにしようとしてただろ!」と突っ込ませる形の方がスッキリできたかもですね。


カルト宗教から脱退した元信者のように、ゴルダールへの盲従から解き放たれた三人組。間髪入れずププル教に入信してました。

ナーン
悪かった!
なんの罪もねぇ人を
悪人呼ばわりしちまった!
オレ達は勇者失格だ……!

パンナ
ごめんなさいです……。
アタシ達が浅はかでした

ウードン
本当にごめん。
でも、良かったら……
今度から仲良くさせてください

ププル
どうして?
今度なんて言わないで、
今から仲良くしようよ!

ナーン
# 満面笑顔
お……おう!

ププル
# 満面笑顔
じゃあ、ボクは行くね。
じゃあね!
# 駆け去る

ナーン
な、なんかムズかゆいな!

ウードン
リーダー、嬉しそう

パンナ
良い人とお知り合いになれたです

ププル教に入信した彼らは、今後、彼女がピンチ(?)になると現れて助けてくれるようになります。
ププルが軽やかに駆け去った後、残って、ピタゴルァ・トラップの後片付けに励んだのは偉いと思いました。


イナホーヤ荒野25層、最深部。
ぴょんぴょん飛び跳ね続けるミイラ男・イナホテップ出現。
勿論、ププルは怯みません。亀だろうが海老だろうがミイラ男だろうが、野獣のように猛襲し、蹂躙するのみッ!

エターニャのためにも
ボクを助けてくれたみんなのためにも、
絶対に黄金ルナヒカリを持って帰るよ!
# キリッとして
見ててね、カレー精霊さん!
そして大カレー神サマ!
『伝説の魔導カレー』まであと一歩だ!

凛々しいですね。

でも真面目に考えたら、ミイラに触れた食材食べたらコレラになりそう。(史実ネタ)


戦闘終了後、例によって空腹を訴えるくぅちゃんを宥めつつ、まずはエターニャに報告に行こうと言いながら帰還、街へ。
今回は街メニューが出ず、間髪入れずにイベント開始でした。

# 街の広場

ププル
エターニャいるかな〜?
あれ?

# ゼオがプニィに迫っている

ゼオ
お前こそ俺が求めていたものだ。
お前の全てを知りたい。
お前の全てを見せろ!

プニィ
そんなの知らない。
ヘンタイには教えない

ゼオ
知らないだと?
とぼけるな!
俺はお前が――

ププル
キャーーーーー!!

# ププル、突進してゼオを突き飛ばす

ゼオ
おふぉっ!?
# 盛大に突き転ばされるゼオ

ププル
# 怒って
な、なにしてんの、キミ!?
# 心配げにプニィを見やり
プニィ、大丈夫だった!?
ヘンなことされてない?

プニィ
# 目を丸くして
う、うん、大丈夫。
おちついてほしいかも……

ゼオ
# 起き上がって
そうだ! 落ち着け!
俺は何もしてないぞ!
まだ!

ププル
# 怒って
まだってなんだよ!?

#ププルと怒鳴り合うゼオの一枚絵
画像引用:『〜聖魔導物語〜』(PSVita) 
(C)2013 COMPILE HEART / Zerodiv 
(C) D4Enterprise Co.,Ltd.

どーでもいいけど、ゼオって意外とチビ…? ププルと身長あまり変わんない感じに見えますね。
更にどーでもいいけど、ここの一枚絵はゼオ関連で唯一、私がいいなと思えた絵でした。

ゼオ
こいつが大人しく
俺の質問に答えたら何もせんわ!
だが、素直に答えなければ……

ププル
見損なったよ、ヘンタイ!
言ってることはおかしいけど、
結構いい人かと思ったら、
やっぱりキミはただのヘンタイなんだね!

くぅちゃん
ぐー! ぐー!

ゼオ
いつも言っているが、俺は変態じゃない!

ププル
じゃあ、なに!?

ゼオ
だから、闇の魔導師だ!
俺は闇の魔導師として、
それに相応しい立ち居振る舞いを
常に心がけている

ププル
…………

ゼオ
だから言動も意識しているだけだ!
けして変態だからではない!
少しは察しろ!

ププル
# 不本意そうに
……最近なんとなくわかってきたよ、
キミのこと。
わかりたくもなかったけど
そうやってわざわざ演技過剰にするから
抜けちゃいけない言葉が抜けるんでしょ
そーゆーのが誤解される原因だって
いい加減気付きなよ……

ププルは、ゼオを ひとつ りかいした。

続いて、硬めの何かを叩く感じの効果音が二回して、クリオラが出てきます。
この効果音、何を意図した音なのか不明です。
ハイヒールで床を鳴らす音とか、そういうつもりなのかなぁ? それとも、フラメンコみたく顔の横で手を打ち鳴らして登場とか。まさか心霊現象的にラップ音と共に登場ってコトなのか。

クリオラ
# 笑顔
あら、ちんちくりんに女の敵じゃない
ご機嫌よう。
なに真昼間からこんな人目につくところで
変態活動に勤しんでいるの?
少しは自重出来ないの?
この変態
あ、別に人目につかないところでなら
自重しなくていいって
言ってるわけじゃないから
都合よく解釈しないでちょうだいね?
この変態

ゼオ
# 汗タラ
またややこしいのが来た……
クリオラ、お前に用はない。
外野は引っ込んでいろ

クリオラ
# ムッとして
ちょっと、変態が気安く呼ばないでよ。
お父様とお母様の愛に包まれた
わたくしの名前がけがれるじゃないの

ゼオ
# 表情だけで笑う
…………

ププル
# げんなり顔
(うわぁ……きっつー)

クリオラの口撃が苛烈すぎる…(-_-;)。
シェゾだったら切れてたと思うんですが、怒りを呑み込んで、丁寧に説明を始めたゼオは忍耐強い人ですね。

ゼオ
……前にこいつから
強大な魔力を感じたからな

プニィ
…………

ゼオ
こいつが究極の魔力について
何か知っているのではないかと
聞こうとしていただけだ
あの時はすぐに見失ってしまって、
後を追えなかったが、
今日こうして見かけたんでな
お前達が考えているような
ゲスな用では断じてない

プニィ
# ムッとした様子で
だから、知らないって言ってる

ププル
(ああ、カレー精霊さんに
 プニィが憑依されてた時かな?)
(あれに気付いちゃうなんて、
 ただのヘンタイさんじゃなくて
 やっぱりスゴいヘンタイさんなんだ)

ゼオ
(こいつ……。
 今凄ーく失礼な事を
 考えていそうな顔してやがる……)

ププル
(あの時のことはプニィ本人も
 あんまり覚えてないって言ってたし、)
(プニィのこととか
 カレー精霊さんのこととか
 説明しなくちゃいけないよね……)
# 厭そうに
(メンドクサイなー)
# 満面笑顔
(ま、いっか。
 黙っておこっと♪)

クリオラ
ふーん……
あなた達、心当たりはないの?

プニィ
知らない

ププル
# シレっと
ううん?

クリオラ
だ、そうだけど?

ゼオ
だが、あの魔力は――

クリオラ
見苦しいわね、あなた。
本人が知らないって言ってるじゃない
こんな小さい子をつけ狙って……。
あなた、前にこの子にも迫ってたでしょ?

ププル
あ、ボク?

クリオラ
そう、このちんちくりん

ププル
# 不満げ
…………

クリオラ
小さい子を狙うなんて
本当に悪質な変態ね、
恥を知りなさい!

ゼオ
勝手に決めるな!
俺は変態ではないと
何度言わせるつもりだ!

プニィ
たじたじ電波……

くぅちゃん
#ほくそ笑む
くーっくっくっくっくっくっ!

ププル
# げんなり
ねぇ、ヘンタイじゃないなら帰ってよ。
プニィは知らないって言ってるし、
キミの欲しい情報なんて出てこないよ

ゼオ
しかし、あの魔力――

クリオラ
# 剣呑な声音で
役人呼ばれたいの?

ゼオ
……チッ
# 駆け去る

ププルは、ゼオを さらに ふかく りかいした。
しかし、りかいできない ふりをして おとしいれた!


口下手なゼオが精一杯 説明したのに、ププルは面倒くさいという理由で嘘をつき、彼の風評が地に落ちるのを、強いて助長しました。
えええー。
そりゃ、《説明して下手にプニィに興味持たれても困るから》とかの理屈をひねり出すこともできるけど、この場面は素直に読む限り、マジに説明が面倒だって理由だけだよね。(^_^;)

男性が世間に変質者として見られるって、真面目な話、かなりシャレにならないダメージですよ。でもププル、街なかだろうと大声で「ヘンタイさん」呼ばわりして、決して名前で呼びません。意図的にやってるなら相当な悪意です。

しまいにはサフラン先生までもが、『キャラ劇 オールオッケー草』にて、たぶん初対面のゼオ(誤解されるような発言は一切していない)について「きっと彼はわかっていたのですよ。自分の変態行動が病気ではなく、性分なのだと」と素でププルに語るほどになっちゃってましたよ…(汗)。ププル、ゼオが変態だって知り合いじゅうに言いふらして回ってますよね。

本心から変態だと思い込んでいるクリオラは仕方ないとして、言葉が足りないだけ、プニィに声をかけたのにも真面目な理由があると理解したププルが、態度をまるで改めないのは不思議ではあります。だって《お人好しなくらい優しい》って設定なんでしょう? ププルって。

ちなみにセガぷよのアルルは、シェゾが第三者に変なことを言うと「ごめんね りんご シェゾは コーフンすると ことばを せいだいに まちがえるんだ 」などとフォロー役に回るくらいには、長年の慣れ合いと理解からの〜変化を見せていましたよ(笑)。

ププルのゼオへの態度は、くぅちゃん、プニィ、エターニャや、勇者三人組らへの対応とは明らかに違う。ギガディスはもっとしつこくププルに絡んでるけど、ひどいあだ名で呼んだり、クリオラ含む周囲に強いて悪評を広めるようなことはしていない。

でも、ゼオに対しては。
例えば『キャラ劇 リンリン鈴』では、助けた女の子モンスターに惚れられてゼオが困っているのを見て、彼は性犯罪の前科持ちだから離れなさいと、根も葉もない悪評を吹き込んで、ゼオが嫌われたのを見て笑っていましたし、『キャラ劇 コウモリ傘』では、ゴロツキに絡まれたリーリカを助けたゼオを問答無用で突き飛ばして、誤解だと知っても「ゼオ、ごめんね。ヘンタイなのにリーリカを助けてくれたんだね」と、余計な一言付きの謝罪しかしませんでした。
(流石に、自分自身がゼオに助けてもらった時には(『キャラ劇 魔導金剛石』)「ゼオ、ありがとう!」「今日のゼオ、かっこよかったなぁ」「ボク、ゼオのこと見直しちゃったかも!」と素直に感謝していましたけども。そこまで人でなしではない模様。)

よく言えば、ゼオいじりが好き? …悪く言えば、苛めと紙一重だよね、これ(苦笑)。
ゼオに対してはいじめっ子になりがちなププルさんなのであった。


ゼオが去った後は、クリオラの株上げターンでした。

クリオラ
ふぅ……まったく……
# 微笑んで
あなた、大丈夫だった?

プニィ
うん

ププル
# 笑顔
あ、ありがとう

クリオラ
別に?
私は女の敵を撃退しただけよ?
温かくなると(※原文ママ)ああいうヘンなのが
多くなるから気をつけなさいね。
それじゃあね

ププル
おー、かっこいい!

プニィ
めろめろ電波出してない時は
かっこいい、かも?

これ以降、クリオラに《ギガディス絡み以外のことでは、頼りになるお姉さん》という、比較的味方寄りの評価が付与されます。

…今回のは、ププルのゼオ苛めに知らずに利用されただけなんだけどねー。



四章はここで終わりです。
上記のイベントが終わると、やっと街メニューが出ます。エターニャに報告に行かなきゃとか言ってましたがまだ会えてませんし、それじゃってんで「カレー屋」に入りますと、何故か五章が始まり、次の迷宮への出立イベントが強制開始されてしまいます。忙しないです。

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