〜聖魔導物語〜

製作/コンパイルハート、ゼロディブ 発売/コンパイルハート(13/03/28)
PSV

 コンパイルハートが『魔導物語』を含むコンパイルのコンシューマーゲームソフトの営業権を取得して三年。「あの『魔導物語』が、見た目も新たに超新生!」と称して登場した、世界観やキャラクターを一新しての『魔導物語』。《魔導》を冠する新作ゲームは、G-mode配信のケータイ版『魔導物語』から数えれば、実に八年ぶりとなる。

 予約特典は「ビキニ」衣装のダウンロードコード。また、スペシャルシチュエーションCDと設定原画集の付属した限定版も同時発売。

 

 ゲーム紹介記事やショップのポスター、ゲームパッケージにも「あの「魔導物語」が〜」と書かれていて、怪訝なようなくすぐったいような不思議な気分だった。『魔導物語』って「あの」と言われるほど有名なゲームだったのだろうかと。思っていたよりもメジャーなゲームだったのなら、長年のファンとしては嬉しい。

◆ストーリー

 ププルは魔導学園に通う、元気いっぱいの女の子。中等部の卒業試験で《魔導の塔》に挑戦して《魔導球》を手に入れるはずが、何故か《伝説の魔導カレー》について書かれた古文書と、不思議な生き物《くぅちゃん》をゲット。大目玉をくらって、卒業どころか停学になってしまいます。

 めげないププルは、近所の潰れかけたカレー屋さんのために《伝説の魔導カレー》を作ろうと、四つの《究極食材》を探す旅に出ることに。新たに友達になった不思議電波少女プニィや、自称美少女占い師エターニャも応援してくれます。

 しかしその道中では、女たらしの魔王ギガディスに求婚されたり、ギガディスに恋する魔女クリオラにライバル視されたり、「お前がほしい」とのたまう変態……もとい、闇の魔導師ゼオ・ウィグルゥにつけ狙われたり、ナーン、ウードン、パンナのズッコケ勇者三人組に邪魔されたりと、もう大変なのでした。
 果たして、ププルは《伝説の魔導カレー》を作ることができるのでしょうか?

 キャラクターと世界観を一新した『魔導物語』……というと、コンパイル時代の『ぷよウォーズ』から始まって、『ポチッとにゃ〜』や、コンパイルステーション連載のWEB漫画など、これまでにも何作も発表されてきた。セガの『ぷよぷよフィーバー』も、その一種と見ていいだろう。

『ぷよウォーズ』はラグナスの故郷である異世界を舞台にし、ぷよぷよ以外の全キャラ全システムを一新した異色作。ただし主人公の相棒《ぷよりん》は魔導世界から来たという設定で、名前を出さない後ろ姿のワンシーンだけながら、アルルとカーバンクルも登場した。

『ポチッとにゃ〜』は、アルル魔導の一千年後かつ隣の大陸という設定で、旧作とのつながりとして、闇の剣と闇の魔導師の謎が用意されていた。

 WEB漫画『魔導物語』では、サタンの名と存在が示され、すけとうだらやうろこさかなびとを思わせる、いくささかなびと族が登場した。

『ぷよぷよフィーバー』は、当初、新主人公アミティがパラレルワールドにおける《もう一人のアルル》(前世が同じ女神)であるとの裏設定があったようだ。

 では、この『〜聖魔導物語〜』はどうなのだろうと思われたが、卒業試験・魔導球・伝説のカレー・求婚魔王・嫉妬お姉さん・変態魔導師といった記号を踏襲しただけの完全新作であった。

 ゲームシステム的には『わくわくぷよぷよダンジョン』の踏襲を目指したものと言える。過去の魔導シリーズでそれのみが今作と同系システム、いわゆる《ローグ風ゲーム》であった。

 

>>『〜聖魔導物語〜』感想文
>>『〜聖魔導物語〜』登場魔物一覧
>>『〜聖魔導物語〜』アイテム一覧(IE4以上のみ)

 

>>公式サイト(コンパイルハート)



魔導物語4(仮)

製作/スティング 発売/コンパイルハート(24/夏予定)
PS4/PS5/Nintendo Switch

 コンパイルハートによる新作『魔導物語』。しかも『魔導物語1-2-3』の続編らしく、発表時仮タイトルながら『魔導物語4』とナンバリングされていた。つまり、『はちゃめちゃ期末試験』(当時は、実質『魔導4』の位置づけだった)から始まる真魔導系の流れとはパラレル的な、また新しい(もしくは。より原点回帰した)世界観なのだろうか。

《魔導》を冠した、リメイクではない新作であり、しかもアルルが主人公(だと思われる)RPGは、2005年のi-modeケータイアプリ版『魔導物語』以来、19年ぶりとなる。

◆ストーリー

 不明

 

 

 

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