製作・発売/セガ(2006/12/14〜)
NDS/PS2/PSP/Wii/i-mode/Y!ケータイ/EZweb
『ぷよぷよフィーバー2』が'05年の末に発売されて後、'06年の春に、セガは「ぷよぷよ15周年カーニバル」と銘打ってWEB上で様々な企画を開始した。まず行ったのが旧ぷよシリーズに関するアンケートで、中でも好きな旧キャラクターを答える質問項目があったことが、個人的に強い期待感を抱かせたものだった。
もしかしたら、旧ぷよキャラの登場する新作ゲームを作ってくれるのではないか……?
しかし、実際に開始されたのはWIN版『ぷよフィ』のシステムを使ったWEB対戦大会で、アルルとカーバンクル以外の旧キャラは登場せず、私自身の環境では参加できないこともあって、遠くからぼんやり眺めるだけになっていたのだが……。
セガはやってくれた。15周年の終わり際ギリギリの発売で、旧ぷよキャラの登場する完全新作を製作してくれたのだ。
『ぷよフィ1』の時はCMに松浦亜弥を起用するなど大掛かりだったが、『ぷよフィ2』のプロモーションは地味な印象で、WEB上を飛び交う「『ぷよフィ2』は売れていない」という噂と相まって(次作はもう出ないのでは?)と暗い気分にさせられたものだったが、今回はプロモーションキャラクターに蛯原友里を起用。力を入れている様子が伺えて、なんだかホッとした。
プリンプ魔導学校主催のぷよぷよバトル大会が開かれました。優勝者は「何でも一つだけ願いがかなう」メダルがもらえるんだとか。
すがすがしい朝の光の中で開会式が終わった時、シグは「何かが空から降ってきた」のを見ました……が、別に気にしませんでした。
ぷよ勝負で八回戦まで勝ち抜けば優勝です。ところが、参加者の中に、今までプリンプタウンでは見たことのない、おかしな人たちが混じっています。彼らは、どうやらアルルの知り合いらしいのですが……。
使用可能キャラは、ぷよフィキャラに旧ぷよキャラを加えて総勢22名。『ぷよフィ2』よりも一人多い。そして、この22キャラクター一人一人が主人公として扱われている。つまり、ストーリーモードが22ルートも存在するのだ。
いまだかつて、ここまでシナリオにボリュームのあるパズルゲームがあっただろうか。物語の内容も充分楽しかったし、ストーリー重視派としては感激しきりだった。
ただ贅沢を言えば、物語のビジュアル的な演出が弱かったのが残念である。開会式の「何かが落ちてきた」シーンを、シグのセリフだけでなく絵でも表現してほしかったし、各エピローグには一枚絵で華やかさや充足感が欲しかった。『ぷよフィ2』は演出がかなり繊細で、特にエンディングは美しいイラストが豊富で華やかだっただけに、この点では見劣りする。
システム面では、ぷよ対戦に十二種類のルールが用意されている。
ストーリーモードでは、各対戦ごとにルーレットでルールが選択される。フリー対戦では自由に選ぶことが可能だ。このように、「15周年カーニバル」に相応しい、賑やかで盛り沢山の内容になっている。また、初心者も入り込み易いように、チュートリアルモード「じゅぎょう」にも力が入れられている。
『ぷよフィ2』は(アイテム使用以外)前作から目覚しいルール変更や新モードがなかったため、そこを批判する声もあったように思われる。しかし今回は、これでもかと言うほどの新ルール・モードの大盤ふるまい、大投入だ。一方で、旧ルールもちゃんと遊べる。ついでにぷよの形も色々に変更できる。サービスも遊び心も満点だ。ここまでやってまだ苦情が出たら、「もー知らん」と言うしかなさそうである。製作スタッフの皆さん、お疲れ様です。
PS2版をプレイして、この他の感想を挙げていくと、まず目を引いたのは画面の美しさだった。前作までに比べてキャラ絵が大きく表示され、フィールドのデザインも複数あって、しかも背景もキャラクターもそれぞれ うるさくない程度に動いている。明るく楽しく、素晴らしいデザインだったと思う。音楽も、登場全キャラに専用曲が用意されており、豪華だった。
また、ぷよの操作感も優れていたと思う。あまり ぷよをやりこまない私は、今まで操作感の話をされてもピンときたことがなかったのだが、今回のぷよを積む時の軽さはハッキリ感じることができた。例えば『ぷよフィ』はぷよが重く感じられ、「よっこいしょ」と気合を入れながら積む感覚だったが、今回はサクサク動かせたし回せて、全くストレスを感じなかった。
ただ、前作まであったリプレイ機能が消滅したのは少し残念。オートセーブは便利だが、オプションに入って何も変更せずに抜けただけでセーブが行われるのは不要。また、NDS版では選べるぷよの種類が21種類もあったのが、PS2/PSP版では8種類と大幅に減少してしまっている。NDS版にはなかった「クリア」が追加されてはいるものの、これは本当に残念無念だった…。ヒューマンぷよやMSXぷよで遊ぶのを、とても楽しみにしていたので。
NDS版はWi-Fi対戦が出来るのが売りで、実際発売直後から盛況だったが、その為か接続しづらい状況が続き、プレイヤーの不満を呼ぶ事態にもなった。また、Wi-Fi対戦中に接続が切れると双方のレーティングが変動する仕様があって不評だった。ただし、これは08年に廉価版が発売された際に改善され、意図的に接続した方のみのレーティングが変動するようになった。
なお、255回以上オートセーブされると、以降はセーブできなくなるという重大なバグが発覚。初回生産分を回収、無償交換するという騒ぎになってしまった。
『ぷよフィ』の時も『ぷよフィ2』の時も、私の関心といえばアルル以外の旧ぷよキャラは登場するのか? ということだった。今回、それが叶えられた事は素直に嬉しい。そしてまた、一つの区切りが付いたように感じている。もしも登場しないままだったら、私は今後もずっと、新作が出る度にそればかりを気にしていただろうから。
今回はあくまで「お祭り」として新旧キャラが揃い踏みしたわけだから、次作以降どうなるのかは分からないが、どうなるにしても満足は出来たように思っている。
>>『ぷよぷよ!』連鎖他ボイス一覧
>>『ぷよぷよ!』デモログ
>>『ぷよぷよ!』ストーリーかんそうぶん
>>『ぷよぷよ!』感想アンケート
>>キャラクター設定
キャラクター名 | 声優名 | キャラクター名 | 声優名 |
---|---|---|---|
アミティ | 菊池志穂 | アルル | 園崎未恵 |
ラフィーナ | 並木のり子 | ルルー | 近藤佳奈子 |
シグ | 渕崎ゆり子 | シェゾ | 森田成一 |
クルーク | 園崎未恵 | サタン | 逢坂 力 |
リデル | 並木のり子 | ナスグレイブ | 阪口大助 |
アコール先生&ポポイ | 倖月美和 | すけとうだら | 菅沼久義 |
レムレス | 山崎たくみ | ぞう大魔王 | 安元洋貴 |
フェーリ | 前田ゆきえ | さかな王子 | 仲西環 |
おしゃれコウベ | 保村真 | ユウちゃん&レイくん | 仲西環 |
どんぐりガエル | 若林直美 | バルトアンデルス | 菅沼久義? |
おにおん | 並木のり子 | あくま | 山崎たくみ |
'08年の11月以降、ドコモの携帯電話用ウィジェットとして『ぷよぷよ! ウィジェット』がサービス開始されている。('09年末現在、プリインストールのみ。)これはデモの無い とことんぷよぷよだが、'09年11月30日からは完全な携帯電話用移植版が配信された。追加配信でルールやキャラが増える。
'09年4月23日にはアミューズセンター設置のメダルゲーム『ぷよぷよ! The Medal Edition』が稼働。独自のデモがあるので、実質の外伝と見るべきかもしれない。
また、'08年の12月10〜25日の期間限定で、★ぷよぷよ!セガの会員以外にもi-mode携帯画面用の「ぷよぷよ! きせかえツール」を無料配信。'09年2月19日からは、★ぷよぷよ!セガ初のガジェット『ぷよ! 占いガジェット』が配信開始されている。'09年末時点ではEZwebのみ対応。『ぷよ!』キャラのイラスト共に、運勢や星座ランキングが表示される。
>>公式サイト(セガ)
製作/セガ(2006/11/09〜)
Flash
『ぷよぷよ!』の公式サイトでもミニゲームが公開され始めたので記録しておく。
なぞぷよの亜種で、既に積まれているぷよのどれか一つを消して、条件通りの連鎖を起こさせる。全10ステージ。
何がどう「スナイパー」なのかは不明だが、とりあえずどれか一個ぷよを消す時、スナイパースコープのようなものが出る。
追加問題の『ぷよぷよ! スナイパー Part2』が06/11/17、『ぷよぷよ! スナイパー Part3』が06/12/8、『ぷよぷよ! スナイパー Part4』が07/08/23、『ぷよぷよ! スナイパー Part5』が07/09/13に公開。
ジャンプし続けているぷよをテンキーで少しずつ導いて足場から落とさないようにする。どこまで上り続けられたかをランキング登録して競う。
Wii版『ぷよぷよ!』にも収録されており、じゅぎょうのドリルを三百問クリアし、全てのキャラをSランククリアすると出現する。コントローラーの傾き機能を使ってプレイするゲームに進化しているそうだ。
マウスで大砲の角度と強さを調節し、発射したぷよを壁やバネなどに当てつつ、カーバンクルの構えた籠の中に入れていく。
これと『ぷよぷよ! ノボランカー』には、往年の「Disc Station」のゲームを思い出させられた。なんだか雰囲気が懐かしくて良い。
ただ、ゲームをスタートする時必ず説明が出るのは閉口。また、ゲームオーバーすると、一番最初のステージからやり直しになるのもシンドイ。
…下手なので「ゲームオーバー → 頭からやり直し」の地獄の反復運動に陥った。MSX-2のDSゲームを思い出させられた。『カーバンクルぴ』とか。
2012年8/6〜20の期間限定で、「ぷよぷよ!!キャラクターコンテンスト2012 Summer」として各種ケータイ用に無料配信。ステージクリアで獲得したコインで人気投票に参加できた。上位三位までのキャラの描き下ろしイラストのデジコンが全参加者配布、QUOカードが抽選で当たる。
画面上のぷよを動かすと、もう一匹のぷよが鏡に映ったように反対に動く。鏡合わせのぷよを操作してくっつけて消すとクリア。
頭悪いので全然クリアできません…。「???」状態。
マウスを使ってマップを回転させ、ぷよを落下させてゴールまで導く。短気な私には辛いゲームだった…。
傾き機能のあるゲーム機で遊ぶと楽しそう。
製作・発売/セガ(2009/04/23)
AM
アミューズメントセンターに設置されている、メダルを投入して遊ぶゲーム。複数のメダルを使用するのでマスメダルゲーム、投入したメダルで操作することからプッシャーゲーム。併せてマスメダルプッシャーゲームと呼ばれる。
このゲームはメダリンクシリーズに属し、『UNO the madal』『お茶犬「ほっ」とメダル』『ウエスタンドリーム -ゴールド-』『マジカルポピンズ』に続く第五弾となる。
メダリンクシリーズは筐体を繋げて設置することが出来るのが特徴で、その中の一機で《ジャックポット》状態になると上部赤ランプが点灯、繋がっている全機で共通イベント《メダリンクゲーム》が高確率発生する。メダリンクゲームの種類は四つ以上あり、UFOキャッチャーを模した画面で選択される。プレイヤー同士で競ったり協力したり出来る。
ぷよ系のメダリンクゲームとして『なぞぷよビーム!』がある。絵と文字で問題が出されるので、ばらばら降ってくる沢山のぷよの中から消すべきぷよを判断し、カーバンクルビームで消す。制限時間一分の間に三問出される。
キャラは『ぷよぷよ!』の流用。自キャラとして使用できるのはアミティ、ラフィーナ、シグ、クルーク、アルル、ルルー、シェゾ、サタン、すけとうだらの九名。
電源を入れた直後の使用キャラはアルルで固定されている。その台で先に遊んでいた者がいた場合、そのプレイヤーが最後に使用したキャラを引き続き使用することになる。いずれにせよ、ゲームが進めば定期的にキャラクター選択画面になり、九名の中から四名をコンピューターが提示、その中から一人をプレイヤーがルーレット的に選択することになる。
基本画面は《ぷよスロット》。画面下部で動いている《ぷよターゲット》を狙い、メダルを投入する。命中するとぷよが《二匹繋がり》《三匹繋がり》《びっぐぷよ(四匹繋がり)》と成長していき、四匹繋がりで消える。すると画面中央の4×6のフィールドに積まれたぷよが縦列回転。同色が四つ繋がると連鎖する。
※『ぷよ!』の連鎖ボイスとカットイン流用。3、5、7、10連鎖のみボイスとカットインが入り、一拍遅れて「3連鎖!」「5連鎖!」「7連鎖!」とアナウンスボイスが入る。最高が10連鎖。
スロットでの連鎖数をステップ数とし、《抽選ストック》欄上部の《ジャックポットステップ》ゲージがその分だけ減っていく。連鎖が終わる、または不発だとフィールド内のぷよは廃棄され、新しいぷよが降ってフィールドを埋める。
※なお、通常《ジャックポットステップ》は100あるが、アルルとすけとうだらのみ60で、他キャラのおよそ半分になっている。
※メダルの当たった《ぷよターゲット》が十匹分になると、フィールド上部の《抽選ストック》欄(STOCKゲージ)の玉アイコン(ストック)が輝く。最大十個まで同時に輝かせることができる。色はキャラクターカラー、シルバー、ゴールドのどれかが選ばれる。
スロット内のぷよが廃棄・新投入される際、左端のストックが一つ消費される。ストックの色がシルバーまたはゴールドだった場合、応じてスロット枠の色も同じになり、新投入されたぷよの色数が変化する。通常は5色だが、シルバー時は4色、ゴールド時は3色。より連鎖し易くなる。
消費されると右隣のストックが左に一つずつスライドする。
※ぷよスロット中、《ぷよターゲット》位置に卵が降ってくることがある。条件不明だがシルバー時に多い。メダルを当てることで割ることが可能。中身は大きなぷよメダルで、それにメダルを当てると細かいぷよメダルがまき散らされ、最終的にはぷよターゲットと同じように消える。
《ジャックポットステップ》ゲージの20と60の位置に「?」アイコンが表示されており(アルルとすけとうだらは20、40の位置)、それぞれにゲージが達することでサブゲームに突入する。
赤い「?」アイコンの位置で発生する《ルーレットチャンス》では、ルーレットによって特定キャラのミニゲーム(フェーリ…ダブルアップ/ユウちゃん&レイくん…ぷよセレクト/おしゃれコウベ…ステップアップ)、もしくはゲームに有利なアイテム(ほそいつのぶえ…全《ぷよターゲット》が停止する/ちいさなタネパック…全《ぷよターゲット》に1ヒット/おおきなたねパック…全《ぷよターゲット》がストックになる)を選択することになる。
時に、お助けキャラ(どんぐりガエル/ナスグレイブ/さかな王子)を選べることもある。お助けキャラは《ぷよターゲット》の位置をうろつき、メダルを当てると激しく動いて周囲の《ぷよターゲット》にヒット、成長させて消してしまう。
※お助けキャラはルーレットで引き当てずとも登場することがある。条件不明。
同じく赤い「?」アイコンで起きる《BIGルーレットチャンス》では、アイテムやお助けキャラの選択肢は無くなり、ミニゲームが一つ増えて四種類からの選択になる。追加の あくまのミニゲーム(BIGチャンス)では《BIG FEVER》ゲージを増やすことができる。
青い「?」アイコンの位置では《ミニゲームチャレンジ》が発生。ナスグレイブ、さかな王子、どんぐりガエルのミニゲームのいずれかが自動的に選ばれる。メダルをこれらのキャラに当てることで、キャラが跳ね回って画面内に配置されたメダルにぶつかり、その分のメダルを獲得することができる。
※基本画面の《ぷよスロット》で10連鎖すると、一気に《ジャックポットステップ》ゲージがゼロになる。その場合サブゲームは発生させられない。10連鎖で《ジャックポットチャンス》を発生させた際は、花火風紙吹雪→スロットフィールド中にぷよで「JP」の文字→それが光を放って一気にゲージを進めるといった特別な演出がある。
《ジャックポットステップ》ゲージがゼロになると《ジャックポットチャンス》が発生。《ジャックポットチャレンジ》として《ジャックポットゲーム》を遊ぶことができる。
ジャックポットゲームはルール選択ルーレット付きのぷよ勝負で、ルールはぷよぷよ、ぷよぷよ通、ぷよぷよフィーバー、ばくだん、大回転、すいちゅう、こおりづけの九種類。CPU同士の対戦となる。対戦前には漫才デモあり。連鎖ボイスと法則は完全に『ぷよ!』と同じ。
勝利の条件は二つあり、どちらかを満たせばよい。
自キャラのHPが満タンの状態で勝利するとパーフェクトボーナス獲得。(ライフの二倍のメダル)
ジャックポットゲーム後、キャラクター選択画面に戻る。キャラはそれぞれ、0〜6(非常に稀に7)の《BIG FEVER》ゲージを貯めており、それまでプレイヤーが使っていたキャラの分に加算される。
これを繰り返して、《BIG FEVER》ゲージが七つ全て貯まると、連チャンモード《BIG FEVER!》に突入。ぷよスロットのぷよの配列が、横に同色ぷよが二つずつ繋がった三リールとなり、連鎖し易くなって、すぐにジャックポットゲームに突入できる。しかも、ここでのジャックポットゲームにはダメージマークが発生しないため勝利し易い。
《BIG FEVER!》時ジャックポットゲーム終了後、再びアコール先生が出現して、連チャン出来るか否かの判定を、複数の玉の回転するルーレットで行う。特定キャラ(リデル/レムレス)が手助けに現れることあり。連チャン玉を当てると連チャン続行。再びジャックポットゲームに突入し、繰り返される。対戦キャラはその都度替わるが、5連チャン目のみアコール先生になる。
最高は10連チャンで、大連チャンと呼ばれる。大連チャン達成するとエンディングデモが見られる。『ぷよ!』のエンディングに近い感じのアコール先生との会話で、各使用キャラごとにあるようだ。
連チャンが終了するとキャラクター選択画面に戻る。
なお、基本ゲーム画面(スロット)の背景画像は、ステップゲージ20ごとに「昼」→「夕方」→「夜」→「昼」→「夕方」と変化が繰り返されていく。
ジャックポットゲームやミニゲームの前にデモがある。
ジャックポットゲーム前のデモは、『ぷよ!』からの完全流用、または一部改変、そして完全オリジナルの三パターン見られる。
「願いを叶えてもらう」ためにぷよ勝負をしており、『ぷよ!』の微パラレル・リメイク版と言うべきもの。
>>『ぷよぷよ! The Medal Edition』漫才デモ(寄稿)
>>公式サイト(セガ)
///この項目を仕上げるにあたり、ロードさんに多大なご厚意・ご協力をいただきました。有り難うございました。///
製作・発売/セガ(2009/07/30〜)
NDS/Wii/PSP/Y!ケータイ/EZweb
Windows
今回は新主人公が登場、舞台も一新された。新しい舞台は、なんと現代日本(っぽい世界)。新主人公は女子中学生のあんどう りんご。異世界から大量のぷよと共に、旧ぷよ・ぷよフィシリーズキャラ達が転移してきたという筋立てである。
今作の新ルールは《だいへんしん》。従来通りぷよを消してゲージを七つ貯めれば一定時間そのモードになる。へんしん中は×地点にぷよを置いてもゲームオーバーにならない。(ただし、《へんしんタイム》が大幅に減る。)
へんしんは、《でかぷよラッシュ》と《ちびぷよフィーバー》の二種から選択できる。《でか》では落ちてくるぷよが大きくなって、三つ繋げれば消せる。一連鎖ずつでも一定時間内に連続して消していけば連鎖数上乗せで計算される《うわのせれんさ》機能付き。最大99連鎖。《ちび》は落ちてくるぷよが小さくなり、最大47連鎖が可能。フィーバーモードのように、最初から連鎖しやすい形に組まれた連鎖のタネが降ってくる。
システム上はこうだが、それだけに終わらない。このモード中はキャラクターの画像も変化するのだ。《でか》ではキャラクターが大人に、《ちび》では子供になる。つまり、登場キャラクター全員に三パターンずつの連鎖カットが用意されている。そのうえ、一部の左右非対称デザインのキャラには1P用(左向き)と2P用(右向き)の絵も用意されている。
ただ、連鎖カットそのものは使い回しが多く、デモイラストのバリエーションも豊富ではない。
《でかぷよ/ちびぷよ》の選択は対戦開始前に行い、《おまかせ》もあり。その場合は最後に消したぷよの色でどちらのモードになるか選択される。
システム面の新要素にはもう一つ、クイックドロップがある。《だいへんしん》ルール中に↑ボタンを押しっぱなしにすると、ぷよが急速落下する。新しい駆け引きが可能になった。
その他、チュートリアルモード《がっこう》が充実していて、初心者でも《あんしん》。ルール選択で「ぷよぷよ」「ぷよ通」「ぷよフィ」「なぞぷよ」が遊べるので熟練ファンも《あんしん》なのが特長とのこと。(「なぞぷよ」で対戦できる。)
通信対戦機能は健在で、NDS版ではWiFiコネクションで全国のプレイヤーと対戦できる。また、人数分のNDSがあれば、一つのカートリッジで最大八人まで対戦可能。Wii版もWiFiコネクションで最大四人とまで対戦可能。PSP版はアドホックモードで全国のプレイヤーと通信対戦、ゲームシェアリングモードで、一つのソフトで最大四人まで対戦可能。
宣伝イメージキャラクターに女優の戸田恵梨香を起用。また、漫才コンビU字工事がゲームに挑戦するストーリー仕立ての動画を公式サイトで更新。更に、女性アイドルユニット アイドリング!!!から、ぷよぷよアイドリング!!!をチーム分けして、TV番組、CM、ゲームイベント等で宣伝活動。その他、様々な芸能人・一般人が『ぷよ7』をプレイしている様子を撮影し、「みんなのぷよ顔」と題して公式サイトから動画配信。芸能人のものはTVCMとして放送された。
今回、新たな取り組みとしてオリジナルソング『ぷよぷよのうた』が制作され、ゲームエンディングで流れ、シングルCD化もされた。りんご役の声優 今井麻美が歌うものだが、後にCM用として歌手のコトリンゴによるカバーバージョンも作られた。加えて、この歌に合わせて集団でダンスをする様子を複数動画化し、「ダンスでぷよぷよ」と題して公式サイトから配信。
このように、ゲーマー以外の層へのアピールを非常に盛んに行ったのが今回の広報の特徴である。
『ぷよフィ』以降、ゲーム発売に合わせて、セガ社内でデザインしたTシャツやクッション、PCグッズ等をセガストアから限定販売するのが恒例だったが、『ぷよ!』の発売後以降から外部会社に委託してデザイン的に尖ったものを制作するようになり、今回はとうとうWii/PSP版発売に合わせて、百貨店パルコで限定デザインTシャツを期間限定販売。女性タレント・鈴木 凛 による紹介記事を、無料配布誌『パルコシティフライヤー』に掲載するまでになった。
反面で、ゲーム専門各誌での扱いは、以前に比べるとそう大きくはない。オタク(ゲーマー)層以外への拡大を狙っているようだが、オタク無用のオサレゲームブランドになるのだろうか。実際、今やぷよぷよシリーズの本流は携帯電話アプリに移っているようだし、出先でササッとプレイできるマスコットキャラもの、として認知されていくようになるのかもしれない。
あんどう りんごは物理部という名の《なんでも部》に所属する女子中学生。
ある日、空が光り、学校の上空に時空の歪み的なものが発生して、大量のぷよぷよが降ってきた。このままでは世界がぷよで埋まってしまうかも。
アルルという謎の少女が現れ、今の光を浴びたキミはぷよが消せるようになったと教えてくれたが、急に頭を押さえ怪しいことを口走りながら立ち去ってしまった。
りんごは学校や商店街をうろつく奇妙な連中とぷよ勝負をしながら、半ばなりゆき任せに、電車で世界七不思議スポットを巡って七人のぷよつかいと戦うことになる。果たして、本当に時空の歪み的なものを消せるのか……?
ストーリーは『ぷよぷよ〜ん』の焼き直し、オマージュであるように感じた。『ぷよよん』では、ピエロの姿で暗躍するドッペルアルルにサタンが操られ、アルルが仲間たちを率いて(結果的に)サタンを救いに行く。今作はサタンとアルルの立ち位置を入れ替え、ドッペルアルル(ピエロ)をダークアルルとエコロに分割し、夢主人公的な あんどうりんごを加味したかのようである。
実際のところは知れないが、通常対戦音楽の中に『ぷよよん』遺跡ステージの曲が入れられており、全く意識していないとは思われない。
物語は六幕全22話。一幕に二名まで同行者が付き、対戦で好きなキャラを選択できる。ストーリーモードを一度クリアすると、同行キャラ視点の漫才デモ(サブシナリオ)を見ることもできるようになる。
前作の『ぷよぷよ!』と同じく、インターネットでアンケートを行って開発の参考にしている。ただし、今回は携帯電話ユーザーのみが対象。前作は登場させて欲しいキャラを尋ねる程度だったが、今作はキャラクターの《へんしん》内容等も尋ねていたという。それによれば、別のキャラに変身、というアイディアもあったようだ。エコロが連鎖時に他のキャラの姿になるのは、その名残なのだろうか。
プロデューサーの細山田氏が新作発表会で語ったところによれば、これまで、旧シリーズからのファンには相当に厳しい意見を寄せられていたという。それをも呑み込んで製作したということらしい。
公式サイト掲示のキャッチコピーは
「ずっとあそんでる人も
ひさびさの人も
はじめての人も
おこっている人も…
なにはともあれレッツぷよ勝負!」
カーバンクルのデザインが旧魔導ぷよシリーズに近いものに戻っている。絵柄全体から、初代『ぷよフィ』のバタ臭さが抜けて大人しくなった。
キャラクターデザイナー(アートディレクター)は初代『フィーバー』とも『チュー』『ぷよ!』とも違う方である。
当初は魔導やフィーバーとは無関係(?)の、日本を舞台にした変身魔法少女三人組ものとして企画されたそうだが、紆余曲折を経て今の形になった。
新主人公のりんごは、プレイヤーが真似して描き易いように、記号的なアホ毛やロールおさげ、赤いキャラクターカラーをデザインしたという。
>>『ぷよぷよ7』連鎖他ボイス一覧/『ぷよぷよ7』漫才デモ(寄稿)/『ぷよぷよ7』感想文/『ぷよぷよ7』アンケート
>>キャラクター設定
キャラクター名 | 声優名 | キャラクター名 | 声優名 |
---|---|---|---|
あんどう りんご | 今井麻美 | アルル | 園崎未恵 |
アミティ | 菊池志穂 | カーバンクル | 仲西環 |
ラフィーナ | 並木のり子 | ルルー | 近藤佳奈子 |
シグ | 渕崎ゆり子 | シェゾ | 森田成一 |
クルーク | 園崎未恵 | サタン | 逢坂 力 |
ドラコケンタウロス | 名塚佳織 | すけとうだら | 菅沼久義 |
スケルトンT | ? 他の男性声優さんの兼役のはず |
ささき まぐろ | 石狩勇気 |
レムレス | 山崎たくみ | りすくま先輩 | 小野健一 |
フェーリ | 前田ゆきえ | ダークアルル | 園崎未恵 |
エコロ | 石田 彰 |
09/09/16に、がっこうモードだけを独立させたYahoo!ケータイ用アプリが配信開始。以降、EZweb版も配信。また、NDS版、Wii/PSP版それぞれの発売日から二ヶ月間ほど、Flashゲームの無料配信(次項で紹介)やアバター、デコメール、携帯画面のきせかえツール(EZweb/Yahoo!ケータイ)、『ぷよぷよのうた』カラオケや着メロの配信など、携帯電話用のキャンペーンが大規模に行われた。
>>公式サイト(セガ)
ぷよフィ公式サイトにはぷよフィキャラを使用したPC用Flashミニゲームが公開されているが、それと同系統の携帯電話用アプリゲーム。ストーリーはない。
NDS版『ぷよぷよ7』発売、またPSP/Wii版発売にも合わせ、それぞれの発売日から二ヶ月ほどの期間限定で、ヒトカラ(株式会社セガ)やモバゲータウン(株式会社DeNA)などの携帯電話コミュニティサービスにて無料配信。携帯電話用Flashゲーム。
『ぷよ7』となっているものの、基本的なゲーム内容は『ぷよフィ』公式サイトの同名のFlashゲームと変わらないとのこと。ただし、『スロット』は(『ぷよ7』には登場しない)おにおんの顔イラストがアルルの顔に変更、『ハコつめ』には時間制限が設けられるなど、微細な修正が施されている。
ランキング上位になると、(本来なら有料の)アルル、アミティ、りんごらのアバターが無料で貰えた。
こちらも上記と同じく『ぷよぷよ7』発売に合わせ配信開始されたもの。間違い探しゲーム『アハ体験!』を『ぷよ7』の絵で行うもの。NDS版発売時は「アハムービー」(絵が次第に変化する)のみで、Wii/PSP版発売時に「アハチェンジ」(二枚の絵を交互に表示)が追加された。
その他の携帯アプリ版ぷよフィ系ミニゲームに関しては、「魔導物語・ぷよぷよ発売順一覧」を参照願いたい。
製作・発売/セガ(2011/07/14〜)
NDS/3DS/Wii/PSP
シリーズ20周年を記念したお祭りゲーム。旧シリーズ、ぷよフィシリーズ、『ぷよ7』のキャラクターたちが入り乱れて対戦する。基本登場キャラは「ぷよ」の語呂合わせか24名。
20周年企画は2011年の元旦、まずは開始告知から始まった。同年の2月4日(ぷよの日)に、ニコニコ静画とコラボしたイラストコンテストを開催(入賞者にはプレゼント)。以降、主にWEBを用いた怒涛の企画ラッシュが続いた。
これ以外も大小プラットフォーム様々な企画が無数に行われ続けていて、とても追い切れない。
『ぷよ!』以降、芸能人を起用したプロモーションでライトユーザー獲得・裾野の拡大を目論んできたセガぷよだが、今作はWEBを多用し、従来のシリーズファン(ヘビーユーザー)を頼んだ《草の根・口コミ宣伝》に重心を置いた印象だ。
なお今回は、3,000円以上分もする高価なグッズ(キャラキーホルダー30種セット)を同梱した初回限定版を発売。後に発売された3DS版にはキャラピンバッジセット同梱の初回限定版が用意されていた。
セガぷよ公式がオリジナルグッズ同梱の限定版を出すのは伝統だが、セガダイレクト限定でないのは初めて。各所で大きく扱われて目立っていた。
今までの同梱グッズはぷよをデザインしたTシャツやクッションなど、どこか「大人向け」の地味さだったが、今回はアミティらキャラクターのイラストを使用したカラフルなキャラグッズで、若年層、または「キャラオタ」を強く意識したように思える。
なお、セガダイレクト購入以外で予約特典が付いたのも初めて。(『ぷよフィ1』に初回特典が付いていたことはあるが。)NDS版は「ぷよぷよ!! アニバーサリーキーチェーン」、3DS/Wii/PSP版は「ぷよぷよ!! アニバーサリーサウンドコレクション」(サウンドトラックCD)であった。
キャラクターデザインが前作までと明らかに異なる傾向になった。全体に頭身が低く、より丸くなり、ハイライトと影、グラデーションが入るように。ぷよフィシリーズ当初の独特なバタ臭さやデザイン性は殆ど抜け、日本オタク絵にいよいよ回帰してきた感じだ。
いつものように物理部の部室にたむろしていた りんごたちは、りすくまの実験失敗による大爆発で、プリンプタウンに転移してしまう。そこにはエコロまでいたが、彼は記憶を失っていた。
一方サタンは、アルルとの新婚生活のためにステキな城を建てて周囲にカッコよく嵐を吹き荒れさせてみたが、彼女の反応は芳しくない。
強大な力が欲しいエコロと、アルルを手に入れる決め手が欲しいサタン。二人が手を組んだ時、全ての並行世界を巻き込んだ大ピンチが訪れる!?
ストーリーは『ぷよSUN』+『ぷよ7』のオマージュと言えるもので、初代『ぷよ』や『ぷよよん』からのパロディも見える。24人分+特別編のシナリオが用意されてあり、ボリュームたっぷりでバラエティも豊か。現時点でスタンダードな「ぷよぷよ」としては最大規模のシナリオ量と言えるだろう。
今回は基本15+隠し5の20種類のルールが用意されており、『ぷよ!』より8種多い。20周年にちなんで20種なのだろうか。
その他、新モードとして「ペアでぷよぷよ」が登場。味方(友人、またはCPU)とペアを組んで協力。ペアでおじゃまぷよを共有した二対二の対戦をする。仲間のフィールドがぷよで埋まってしまっても、ライフが残っている限りはフィールドがクリアされて復活できる。ライフもペアで共有する。
このモードでは独自ルール「うわのせれんさ」「シンクロれんさ」が適用される。
うわのせれんさ…味方の連鎖中〜直後に自分も連鎖すると連鎖数が上乗せされ(一連鎖ずつでも二連鎖扱いになる)、通常より多くのおじゃまぷよを敵に送れる
シンクロれんさ…三連鎖以上をペアで同時に開始させると発生。互いのフィールドが寄り添ってくっつく演出あり
その他、チュートリアルモード「がっこう」や無料通信対戦「Wi-Fiぷよぷよ」も健在。ゲーム内で貯めたポイントに応じてぷよの種類や特殊な連鎖ボイス、姿違いキャラ等を購入できる「ショップ」モードも搭載された。
>>『ぷよぷよ!!』連鎖他ボイス一覧
>>『ぷよぷよ!!』漫才デモ
>>その他媒体での『ぷよ!!』漫才デモ
>>キャラクター設定
>>『ぷよぷよ!!』感想文
キャラクター名 | 声優名 | キャラクター名 | 声優名 |
---|---|---|---|
あんどうりんご | 今井麻美 | ささきまぐろ | 石狩勇気 |
りすくませんぱい | 小野健一 | エコロ | 石田 彰 |
アミティ | 菊池志穂 | アルル | 園崎未恵 |
ラフィーナ | 並木のり子 | ルルー | 近藤佳奈子 |
シグ | 渕崎ゆり子 | シェゾ | 森田成一 |
クルーク | 園崎未恵 | サタン | 逢坂 力 |
リデル | 並木のり子 | ドラコケンタウロス | 名塚佳織 |
アコール先生&ポポイ | 倖月美和 | すけとうだら | 菅沼久義 |
レムレス | 山崎たくみ | ウィッチ | 佐倉薫 |
フェーリ | 前田ゆきえ | カーバンクル | 仲西環 |
おにおん | 並木のり子 | ユウちゃん&レイくん | 仲西環 |
どんぐりガエル | 若林直美 | さかな王子 | 仲西環 |
例によって、発売記念と称してクリプトンの『ケータイ★キャラミックス!』より携帯電話用きせかえコンテンツが配信された。
>>公式サイト(セガ)
ぷよフィ系公式サイトで無料配信されたPC用Flashミニゲームを携帯電話用アプリにしたもの。ストーリーはない。
「みんなでぷよぷよ!!スロットキャンペーンGW」として期間限定で無料配信。
新要素として「おうえんシステム」「フィーバーモード」あり。
クリアして得たコインでプレゼントキャンペーンに応募できた。
賞品は「ぷよぷよソフビフィギュア」「ぷよぷよエコカイロ」「ぷよぷよ!! オリジナルサウンドトラック」など。
「ぷよぷよ!!キャラクターコンテンスト2012 Summer」として期間限定で無料配信。
2006年に『ぷよ!』公式サイトから無料配信された『ぷよぷよ! キャノン』の移植版。
クリアして得たコインを投票権として、人気投票に参加できる。上位三位までのキャラの描き下ろしデジコンが参加者全員配布、QUOカードが抽選でもらえる。
「ぷよぷよ!!タタキ 都道府県たいこうせん」キャンペーンとして期間限定で無料配信。
2004年に『ぷよフィ』公式サイトで無料配信されていた『ぷよぷよタタキ』の移植版。
都道府県別に全参加者の成績を総合し、対抗する。
参加者は「ぷよぷよソフビフィギュア」「ぷよぷよエコカイロ」などのグッズプレゼントに応募できる。
その他の携帯アプリ版ぷよフィ系ミニゲームに関しては、「魔導物語・ぷよぷよ発売順一覧」を参照。
製作・発売/タイヨーエレック(2011/12/05)
パチスロ五号機
タイトル判断では『ぷよ!』を元にしたと思えるパチンコ式スロットゲーム。パチンコチェーン店マルハン専用機で、そのせいか型式名は「ぷよぷよ!M」になっている。
主人公はアミティで、新規グラフィック多数。可愛いアミティを堪能できる。
どうも、ストーリーは『ぷよフィ1』のアレンジ、舞台は『ぷよフィ2』の天空の階段(未完の塔)、敵キャラは『ぷよ!』出演キャラのようで、『ぷよ!』を元にしたと言うより、ぷよフィシリーズ初期三作を元にしたと言うのが正確であるようだ。
アミティが、ご褒美をもらうためにアコール先生の飛翔の杖を探す。途中で出会ったキャラとはぷよ勝負。森を抜け、ついに天空の階段(ほほうどりの建てた未完の塔の螺旋階段)に到着して上っていく。
上りきったところでポポイもしくはカーバンクルと対決、勝利するも、アコール先生についつい謙遜したらご褒美がもらえなかった、という『ぷよフィ1』に沿った内容??
メダルを投入して筐体中部の三つのリールを回転させ、任意で止めて絵柄を揃えていく。揃い具合(役)によって筐体上部の液晶画面でイベントが進行。獲得メダル数と継続ゲーム数を増やしていく。
特定の絵柄(役)を揃えることでボーナス状態に。発生したイベントを高成績でクリアすると、天空の階段を上るモードに以降。獲得できるメダル数が上乗せされるようになる。
アルルボーナス、アミティボーナス
《7》の絵を三つ揃えると発生。《7》の絵にはアミティの描かれた赤いもの、アルル&カーバンクルの描かれた青いものがある。「ねらってね!」というアミティの攻撃カットインが発生した時に再び《7》の絵柄を狙う。成功すると天空の階段モードに移行。
チャレンジボーナス
《白絵(アルル&カーバンクル&アミティ)》を揃えると発生。アミティが魔法で足もとのぷよを消すイベント。全消しできると天空の階段モードに移行。
バトルボーナス
《7か白絵》と《緑VS(鏡?)》二つなどを揃えると発生。敵キャラとのぷよ勝負になる。ぷよ勝負といっても普通にぷよぷよができるのではなく、フィーバー状態を模した画面での連鎖数勝負というバトル演出。二本先取できると天空の階段モードに移行。
天空の階段モードでは、《RE(棒キャンディー)》三つなど、特定の役で画面左端のフィーバーゲージが溜まっていく。条件により、画面上部にカーバンクルが現れて「しこみ中」と表示され、一気にゲージが上がることもあるらしい。七つの玉全てが輝くと「ぷよぷよフィーバー」モードに突入。(アミティ自身は塔を上り続けており、画面に「ぷよぷよ!FEVER!」と表示)天空の階段モード継続ゲーム数が上乗せ可能になる。ただし、特定の役を引くと塔から転落する演出になるらしい。フィーバーモードは毎ゲームごとに継続/終了の抽選が行われ、終わると天空の階段モードに戻る。
天空の階段モード終了時は、三つの扉のどれかをプレイヤーが選ぶゲームが発生。成功すれば再び天空の階段モードに戻ることができる。
その他、様々な小イベント(小役)があるようだ。
製作・発売/セガ(2012/09/10)
Andoroid端末
携帯端末向けのミニゲームだが、比較的規模が大きく完全新作なので別項に記す。
登場キャラから量るに『ぷよぷよフィーバー2』のミニゲームのようだ。ストーリーはない。
正方形のフィールドにぎっしり、五色とおじゃまのぷよが並んでいる。一匹を指でタッチして上下左右にずらすことで連鎖を起こし、消していく。消す際には振動あり。制限時間内にノルマ数のぷよを消すとステージクリア。
フィールド内には《ばくだん》や《スターボックス》(氷漬けの星)も埋まっている。《ばくだん》に触れると爆発して周囲のぷよを一気に消す。《スターボックス》は周囲で連鎖を起こすことで少しずつひび割れて破壊でき、星を五つ集めると《ぷよコイン》を一枚入手できる。時間切れになった時、一枚で一回コンティニューできる。
おじゃまぷよを一定数消すと《ルーレット》が回るイベントが発生。タッチした時に選ばれた色ぷよが沢山消える。
ぷよを一度に大量に消す、一定以上の最大連鎖数を達成、短時間でステージクリアなどの条件をクリアすると、《ボーナスチャンス!》イベントが発生。三つの中身不明のプレゼント箱の中から一つを選ぶ。
ステージ開始時にカードセレクトで、例えば「みどりぷよB」などの《ぷよカード》を選ぶと、カードの種類に応じてぷよを消した際のスコアに変化が起きる。ぷよを一定数以上消すことでレベルが上がり、使用できる《ぷよカード》の種類が増えていく。また、カード同士を合成することで新たなカードを作ることができる。
ゲーム開始時に使用キャラを選ぶ。ゲーム中の連鎖ボイスやイラストがそのキャラのものになる。最初はアミティ、ラフィーナ、シグしか使えないが、キャラの《ぷよカード》を何度か使用する、もしくはSSランクのカードを使用することで、そのキャラの選択が解禁になる。
使用可能なのは『ぷよフィ2』からの21キャラ。
アミティ、シグ、ラフィーナ、アルル&カーバンクル、どんぐりガエル、さかな王子、バルトアンデルス、おにおん、タルタル、あくま、おしゃれコウベ、ゴゴット、ユウちゃん&レイくん、フェーリ、リデル、ほほうどり、クルーク、レムレス、こづれフランケン、アコール先生&ポポイ、あやしいクルーク